【5月14日 AFP】中国陸上競技協会(CAA)は13日、同国で開催された青島マラソン(Qingdao Marathon)のフィニッシュライン付近で選手を間違った方向に誘導した大会職員に1年間の資格停止処分を科した。
 陸上長距離やマラソンがブームになっている中、参加者の不正行為や主催者の粗末な対応が多発している中国は、またしても今回の問題で世界に恥をさらすことになった。
 騰訊(テンセント、Tencent)のスポーツサイトによると、中国東部に位置する青島(Qingdao)で今月4日に開催されたマラソン大会では、レース残り300メートル付近でケニアのビーゴン・アンドリュー・キプランガト(Biegon Andrew Kiplangat)が先導車に間違った方向に導かれてしまうハプニングが発生した。このアクシデントにもかかわらず、同選手は2時間22分17秒で優勝している。
 CAAは、問題の職員に「職務怠慢」で1年間の資格停止処分を言い渡し、「彼は先導車を既定のルートに向かわせず、ランナーを正しく誘導しなかった。その結果、先頭の選手がスパートの際に間違った方向に走ってしまった」と述べた。
 これで処分期間中はどのマラソン大会でも監督業務ができなくなったこの職員について、CAAは同大会で具体的に何の役割を担っていたかは言及しなかった。
 中国では、2011年にわずか22件だったランニングイベントの数が、昨年は約1500件にまで急増した。そうした中で、先月の第123回ボストン・マラソン(2019 Boston Marathon)では同国のランナー3人が違反を犯して永久追放処分になるなど、不正行為が増加の一途をたどっている。
 3月の国内レースでは女性1人が途中で自転車に乗ったことが発覚したほか、昨年11月に深セン(Shenzhen)で開催されたハーフマラソンでは数十人が近道を使う違反が見つかった。(c)AFP