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「夕凪の街 桜の国」 ★★★★★
この映画は昨年映画館で観たが、もう一度、夏の間に見たくてDVDレンタルしてきた。
主人公・皆実が原爆症で亡くなるときの、「なあ嬉しい?もう13年たったけれど、原爆を落とした人は私を見て、やった、またひとり殺せたってちゃんと思うてくれとる?」の言葉が重かった。
「原爆は落ちたんじゃなくて、落とされたんよ」
何の抗議もできず、一瞬のうちに死んでいった(殺されていった)人たちも悲惨だが、生き残った人たちも悲惨だったことを、戦後の被爆者の日常生活を通して伝えてくれている。
この物語は二部構成で、一部の「凪の街」が終わった後、「この話はまだ終わっていません」のテロップが出る。そして話は現代に移る。
原爆投下から60年以上もたっているというのに、原爆の被害は終わっていないというメッセージに思えた。
後半の「桜の国」の主人公、七波は明るく元気な女性。とても原爆の影響を受け継いでいるとは思えない。でもおばの皆実をはじめ、祖母も母も原爆症で亡くしている。弟も喘息で身体が弱い。
広島のある国に住む多くの若者に見てもらいたい映画だ。
ちなみに監督の佐々部清さんは、僕と同じ下関の出身。年も一緒。ということで彼の作品は欠かさず見ている。
解説: 第9回手塚治虫文化賞新生賞、平成16年度文化庁メディア芸術祭漫画部門大賞を受賞した、こうの史代の同名傑作コミックを、『出口のない海』の佐々部清監督が実写映画化したヒューマンドラマ。広島原爆投下から13年後と現代に生きる2人の女性を通して、現在までに至る原爆の悲劇を描く。主演は、若手実力派女優の田中麗奈と麻生久美子。共演には中越典子、藤村志保、堺正章ら多彩な顔ぶれが集結。登場人物たちの人生や何気ない日常生活を通し、命の尊さを語りかけてくる。(シネマトゥデイ)
あらすじ: 昭和33年広島、皆実(麻生久美子)は同僚の打越(吉沢悠)から求愛されるが、彼女は被爆した心の傷と、自分が生き残った罪悪感に苦しんでいた。やがて、皆実に原爆症の症状が現れ始める。半世紀後、皆実の弟の旭(堺正章)は家族に黙って広島へ向い、父を心配した七波(田中麗奈)は、後を追う内に家族のルーツを見つめ直す。(シネマトゥデイ) ヤフー映画より
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まだマンガでしか読んだ事がありません。
マンガも名作だと思いました。
今度映画も見てみます。
2008/8/26(火) 午前 8:10
うん、おススメです。昭和33年の広島の街には、原爆スラムが残っていたことをこの映画で知りました。
原爆で家を失った人たちは、そこを追い出されて、そこは平和祈念公園になったようですね。
2008/8/26(火) 午後 11:27 [ リョーカン ]