[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 前のページ ]

絵と茶と歌舞伎

イメージ 1

今日から文月、上村松篁の「月夜」の兎 気品があってお気に入りです。
松篁は、明治から昭和にかけて活躍した日本で最初?の女性画家上村松園の子供で、孫は現在活躍している京都芸大教授の淳之さんです。
名古屋で今上村三代展をやっています。歌舞伎や能と違って、芸術で三代も続くのは希有のことではないでしょうか。多分松園がもっていた絵のDNAが強かったのでしょうね。
松篁さんはわたしの近くの丸太町に住んでおられ5年前にお亡くなりになられました。
淳之さんにはわたしのところの前のスタッフが習っていました。
さて文月なので、話は小説・・・
この松園をモデルとしたと思われる作品が、宮尾登美子の「序の舞」です。
苦労して一流の画家として成功していくまでを、母とともに歩んでいく姿が、京の町を通して描かれています。また女性が男の世界で成功するまでの苦労が、女性作家ならではの筆致で描かれています。松園の描いた「序の舞」の図録を見るたびに思い起こされます。
さて宮尾登美子はあと二つ伝統の世界を描いた作品があります。(もっとあるやもしれませんが読んでおりません)。
一つは同じ京を舞台にした「松風の家」です。これは裏千家を舞台にした話なんでしょうね。江戸から明治にかけて、落ち目であった茶道の家元の復興の話です。
家元の近くに住んでいたものにとっても興味深い小説です。
もう一つは「きのね」、これは梨園といわれる歌舞伎の世界のお話です。きのねは舞台が始まるときならされる拍子木の音です。この世界に飛び込んだ女性のこれも波瀾万丈の生涯を描いた物語です。祖母が歌舞伎界に少し関係していたのでとっても興味深く読んだ記憶があります。
そういえば最近宮尾登美子読んでませんね。NHKの大河ドラマ「義経」も見なかったし。
そうそう大好きな夏目雅子の出た「鬼龍院花子の生涯」は見ません。イメージが変わるのが恐ろしい・・・「なめたらいかんぜよ!」

信長の棺

イメージ 1

本の帯に「小泉首相も感銘」なんて書かれて売れた本ですが、内容はいたって地味で読み応えがありました。
記録、データをいかに保存して残したがメーンなので、帯はちょっとオーバーではなかったでしょうか。小泉首相は信長つながりで読んだのではなく、後世が自分をどう評価してくれるかに関心があったかもわかりません。
さて小説は本能寺の変の前に信長から蜜命をうけた記録係の物語です。彼は信長の言動を記録し、本として残す仕事をしています。いままで歴史小説は数多く出たけど、こういった記録係の話はまず無かったのではないでしょうか。その意味でもこの小説は特筆すべきものだと思います。信長の死後、秀吉の記録係となるわけですが、秀吉の望む太閤記を書かされます。歴史が時々の為政者の一言で都合よく歪められていくのは、いまでも中国や韓国と日本の関係でも起こっています。中国の隋書や漢書に見られる正史は隋や漢を滅ぼした征服者が敗者を書くわけですから随分ゆがめられたことでしょう。
私が興味深かったのは、記録データであった書籍をいかに保存したかの記述です。これが真実がどうかはわかりませんが、戦乱当時の記録者の気持ちが良くわかります。
小説は記録の話がメーンではありますが、それ以外にいろいろな話が付加されていきます。
たとえば「コンペイトウ」以前に京都の金平糖の話をしましたが、小説では信長が異人からもらって、美味しいので日本人に作らそうとするのだが出来ない・・それを知って日本を世界に向けさせようとする。
主人公は信長からもらった金平糖を後生大事に保管して1年に一回食べようとする。とっても面白い話です。
いまひとつ丹波焼、これが物語のキーワードになります。まだ読まれてない方のために説明はいたしませんが、これ本当?と思いました。
作家 加藤廣は京都で公庫の支店長をしていたというからあったかもわかりません。後は経済学者として活躍、本書は小説としては第一作です。

里見八犬伝

イメージ 1

「南総里見八犬伝」滝沢馬琴が書いた江戸時代の大長編伝奇小説ですが、小さいときからオヤジの本棚からそーっと出して、挿絵を眺めて育ってきました。これは明治時代の最初の活字本だと思われますが、難しくって読めませんでした。一巻は皮表紙も取れているので良く見たのでしょうね。2巻から4巻は表紙が残っていますので、多分難しすぎて挫折したようです。後年岩波文庫で10冊ででたり、新潮社から、我が家のと同じ原本から作ったものも出ています。最近階成社から児童用としてでたのはすぐに読めてアウトラインを掴むのにはとっても良い本です。
このロードオブザリングに匹敵するロマン歴史物語を題材に作品を作ろうと長年温めてきて、来年春の個展でその一端を出品する準備をしていました。まったく知らなかったのですが、この八犬伝流行り廃りの周期があって、来年は流行の季節に入ったみたいです。前のはやりは何十年かまえ、NHKの人形劇で大流行しました。来年正月TBSの特番でドラマ化し、タッキーが主役の犬塚信乃をやるそうです。また今夜は「世界不思議発見」で取り上げられます。
ただただ長年の構想を実現しようとしたとき、戌の年で、流行の年、伏姫の願いか玉梓の呪いか運命の糸を感じています(ちょっと大げさですが)。

エクスリブリス はラテン語で ex librisと書きます。蔵書票のことで、表紙の裏などに貼り、本の所有者を明示するものです。多くが版画(木版やエッチング)で、切手を少し大きくしたぐらいのサイズですから、紙の宝石とも言われ、日本書票協会をはじめ世界中に研究者やファン、コレクターがおられます。
前述の田中栞さんもここの会員です。
随分前私の大学のドイツ語の先生(今も交流させていただいています)が、「おい君、エクスリブリス作りたいので印刷所紹介してくれ」、「へ!そのエクス・・・なんですか」ということで当時はじめて知ったのですが、最近までこんなに大きく、多くの方が楽しんでおられるとは知りませんでした。これから私もつくるぞー、当然兎のエクスリブリス(乞うご期待)。

古本屋の女房

イメージ 1

イメージ 2

明日から師走、カウントダウンが始まりました。今日は早朝から仕事でやっと一息です。そこで思い出すのは去年の今ごろ、東京神田神保町の三省堂から出て、すずらん通を東京堂の前を通ったとき、ショウウインドウを何気なく見て、目に飛び込んできた本・それが「古本屋の女房」(田中栞著・平凡社刊)、時代屋の女房がインプットされている身としては見逃すはずも無く購入、一気に読破、上の子を連れて、下の子をおんぶして、古本屋を回って重たい本を仕入れる姿は神々しくさえありました。おまけに私のオヤジのだした本まで取り上げられていたとなってはお礼をということで、著者に会う事ができて、それいらいお付合いをさせてもらっています。田中さんは12月22日から28日まで銀座の松坂屋古本フェスタにおられます。イラストの「えくすりぶりす」は次に話します。

全7ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

[ 前のページ ]


.
京うさぎ
京うさぎ
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

標準グループ

京都

ラグビー

和・伝統

うさぎ・猫・犬

旅行・海外

過去の記事一覧

Yahoo!からのお知らせ

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事