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映画と文芸のスクランブル
このところ更新してなくてすみません。気力挽回までちょっと待って下さい。

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エレニの旅

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画面がもう綺麗で綺麗で・・・ 
さすが2時間50分、途中でうっかり眠くなったときもありましたが、 
最後には、この雰囲気なら半日くらい続いてもいいか、と思いました。 
 
ギリシアといえば、暑くて太陽の降り注ぐ青空など思い浮かべますが、 
北の方は、川と霧と悪天候ばかり。道はどこもかしこも水びたし。画面は終始、灰色と薄青に覆われていました。気温も低そうで、みんなコートを着ています。 
ストーリーは、よくもこんなに悲惨な話があるものだ、というくらい悲しい。それが現代の悲劇とは違って(舞台は1910〜1940年代にまたがる)、もーどーしようもなく救い難いのである。ほのかな希望の光さえ無い。見終わった後も、ただ茫然とするばかり。 
いったい、どれくらいどーしよーもないか、と喩えると、『ソフィーの選択』と同じくらい、と言えばいいでしょうか。先の見えない悲惨さなのです。監督テオ・アンゲロプロスは、この作品を第一作とした三部作を完成させるそうですので、そのうちきっと希望の光が見えてくることに期待します。 
作品の質としては、上の上ですが、3時間「CGもアクションもスプラッターも無し」で我慢できる人にだけお勧めします。 
パンフにあった監督の言・・・ 
 
「家」とは建物のことではなく、「自分が均衡のとれた状態」のこと。外の世界に対して均衡がとれている居場所にいるという感情のこと・・・ 
 
だそうだ。英語では"Home"という単語があるが、果たして日本語にこれに相当する語があるかどうか、考えてみた。 
日本語で「家」などというと、「個人が自由に生きることを阻害する装置」ともとれる。このような場所はどこにあるのか・・・ 

  • 深い!
    まだ観ていないですが

    [ dalichoko ]

    2012/1/28(土) 午前 9:32

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    まだ未見なので、飛ばし読みさせてもらいました。自分にとっていい映画は、このまま永久に終わらなくてもいいと思ってしまいますよね。贅沢ですが、映画館で観たいな(DVDだと絶対寝てしまう自信があるから)。

    シーラカンス

    2012/1/28(土) 午後 10:55

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    chokoboさん、コメント有難うございます。(*'‐'*)
    ちょっと長いんですが、機会がありましたらご覧になって下さいませ。

    usako

    2012/1/30(月) 午前 8:42

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    シーラカンスさん、DVDだと寝てしまいますか。(=^_^=)
    上映すればいいですね。ギリシアの内戦についての映画です。
    エレニってギリシアで一番多い女性の名前だそうですよ。

    usako

    2012/1/30(月) 午前 8:45

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