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80年代イタリアを舞台にした、コメディタッチの、
でも、内容は重〜い映画でした。
映画でイタリア語を聞くのは、久しぶりのような。。。
何がテーマかというと、精神科医療なんです。
イタリアでは80年代に、バザリア法というのが制定されて、
精神科病院が全廃されてしまうんです。
入院患者は全員、開放されます。
え、じゃあ、治療はどうするの?と思われがちですが、
それぞれ地域に帰って、精神障害者ばかりの労働組合が組織され
みんな、仕事をしてちゃんと報酬ももらえます。
そして、精神保健施設というのが、それを補完するためにあって
24時間体制で、救急対応をしているのだそうです。
精神病患者は、入院させない、というのが基本のようです。
へぇ、進んでいるんですね。イタリアって。
日本だtったら、精神分裂病を統合失調症と、名前だけ変えただけで
相変わらず、閉鎖病棟があったり、患者がベッドに括りつけられていたり。。。
私は、個人的にですが、いつも思っていたことでした。
気持ちが落ち込んでいる人を、閉じ込めて薬漬けにしたら
余計、落ち込むだろう
人間はみんなどこかオカシイところがあって、
正気と狂気の間の、どこに線をひくのか、だれにもわかりません。
80年代にそれを実行したイタリアはエライ
イタリアというのは、もともと労働組合ががんばっていて、
このお話では、あまりに急進的すぎて左遷されたネッロが担当させられたのが「協同組合180」。
これが、精神障害者の組合だったわけです。
さて、みんなで何の仕事をしようか、ということになって、始めたのが、床張り
廃材の木を利用して、フローリングを張るんです。
こんな感じです。
これが、なんとヒットして、どんどん受注がきます。
そこで、ここにエピソードが入るのですが、作業をしていたジージョという、マンマの呪縛から離れられない
なんとピュアな青年!
ここの俳優さんたちはみんな、精神保健施設で、障害者とともに暮らして演技を身につけたそうですが、
ジージョ役のこの青年の透明感のある笑顔に、私はすっかり心を射抜かれてしまいました
統合失調症のジージョは、生まれて初めて、一目ぼれをし、哀しい結末に終わります。
ネタばれになるので、避けますが、観ていて、堪りませんでした。
まぁ、一朝一夕にはいかないでしょうが、
臭いものにフタをする、のではなく、日本の精神科医療制度は今のままではいけない
と思いました。
それぞれの役者さんが、いい味してました。
書き出すと枚挙がありませんが、DVDが出たらご覧になって下さい。
ちなみに、実話だそうですが、ネッロ役のクラウディオ・ビジオさんは、ご本人にそっくりです。
監督:ジュリオ・マンフレドニア
2008年イタイア映画
上映時間:111分
(こういういい映画はもっと早く公開しなさい。。。)
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この作品は情報だけ入ってきてて観たかったんです。
公開が始まったんですね!
調べてみたらこちらでは12月中頃からの予定でした。
>正気と狂気の間の、どこに線をひくのか、だれにもわかりません。
確かにその通りですね!どういう表現で作っているか今から楽しみです。
2011/9/20(火) 午前 11:22
制作が2008年ですから、もっと早く配給してほしいですね。
イタリアでもロングランでヒットしたそうです。
重いテーマなのに、笑ってしまうコメディになっています。
是非ごらんになって下さいね。
2011/9/20(火) 午前 11:48
このバザリア法が良いものか悪いものか・・それは誰にも分からないですが、少なくとも精神病って呼ばれてる人たちを外に出して・・っていう所にはなにか目からウロコ的なものを感じました。涙アリ笑いアリ・・重くなりがちなテーマをこういう風に作った作品って素敵やな〜って思いましたね。TBお返しさせてくださいね〜
2011/9/20(火) 午後 0:33
そうですね。確かに目からウロコでした。
他人に危害を与えるような患者さん以外は、やっぱり健常者と同じ社会で生きがいを持つべきだと思いました。
さすがイタリア映画。ほのぼの〜でしたね。
TB有難うございます。
2011/9/20(火) 午後 0:58
そうそう。人間ってそれぞれみんな少々おかしいところが
あるのですから、閉じ込めてしまうことがいいことか?
私もずっと考えていました。
でもイタリアってすごいですよね。
心温まる素敵な作品でした。
TBさせてくださいね。
2011/9/22(木) 午後 2:01
TB有難うございます。
カルさんの仰るように、映像についてはあまり意識していませんでした。監督さんは、舞台がトリエステであることをあまり重要視していなかったのかもしれませんね。
イタリア、行ってみたいです〜
そうそう。私も十分にオカシイですから^^
2011/9/22(木) 午後 2:47