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『昼顔』
@午前十時の映画祭
ご存知、ルイス・ブニュエル作品(1967)です。
実は、この続編というか、2006年にポルトガルのオリヴェイラ監督により
『夜顔』という作品が作られています。
なんと40年ぶりの続編ということになりますが、
私は、この『夜顔』のほうを、先にテレビで観て、これはなんとしても
『昼顔』を観なくちゃいけない、と思いつつ
ようやくこの機会に劇場で鑑賞できた、というわけです。
あの頃の映画って、シンプルでストレートで分かりやすい。
この作品の要素のひとつである「人妻の売春」だって
今となっては、それほど仰天するほどのネタではないかもしれません。
でも、やぱりこの映画はすごい
何がすごいって、
昔の女優さんて、キレイだったのね〜〜
洋画にしろ邦画にしろ、よく感じることです。
ドヌーヴも、『シェルブール〜』や『ロシュフォール〜』のときような
アイドル的可愛さを超越して、
ちょっと硬質な美しさで輝いています。
上映中、映画の内容もさることながら
私はずっと、ドヌーヴ様の美貌について観察していたのでした。
まったく色味を使わないアイメイクとか、
前髪をサクッとポンパドールにしただけのヘアスタイルとか
もちろん、お洋服も素敵〜
映画論についてはあまり詳しくはないのですが、
こういう映画はあくまでも寓話なんですよね。
リアリズムではない。
ドヌーヴ演じるヒロインのセヴリーヌは、幼い頃受けた性的トラウマによって
結婚した今でも
心の深層で、被陵辱願望があり、夢の中でそれは現れます。
セヴリーヌの妄想と現実の境目は
まったくBGMのないこの作品の中で、
流れる鐘の音によって効果的に区別されています。
。。。とするなら、
チンピラに狙撃され、全身マヒのまま車椅子生活をするセヴリーヌの夫が
いきなり立って歩き始めるラストは
果たして、夢が現実か。。。。
ワタシ的には、
この作品はドヌーヴ様観賞用として、
映画としては、『インドシナ』が好きなんですが。。
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