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ぼくペンちゃん。
ペンギンのペンちゃん。
アメリカのシカゴに住んでるんだ。
シカゴはとっても寒いんだよ。
ペンギンのぼくには大好きなところだよ。
ぼくのご主人様はクリス。
5歳の男の子。
いつもベッドで一緒に寝るんだ。
ベッドはとても暖かくて、気持ちがいいんだ。
今日も一緒にクリスとおねんね。
夜中にね、「ぺんちゃん、ペンちゃん起きてって」 声がする。
ぼく、マダ眠いんだけど。
「私と一緒に来てちょうだい」
だあれ? ぼくのこと起こすのは?
わあ、オーロラさんだ。
ふわふわゆれて、虹色に輝いて、きれいだなぁ。
「オーロラさん、どこに行くの?」
「クリスも一緒じゃないと、ぼくどこへも行けないや」
「ふふふ、とってもいいところよ」
オーロラさんのふわっとしたカーテンにくるまれたペンちゃんとクリス
やってきたのは南極。
「クリス、クリスおきてよ〜」
ぼくは一生懸命クリスを起こした。
クリス寒くないのかなぁ?
ぼくには丁度いいけど。
「クリス、これ着て」
「え?だあれ??」
「わぁ、ペンちゃんと良く似ている。ペンちゃんのお友達?」
太ったペンギンが毛皮のコートを持ってきてくれました。
「これでクリスはモウ寒くないよ。大丈夫。」
周りを見るとぺんちゃんのお友達が一杯。
一列に並んでいます。
「クリス、なんだろうね? ぼくたちも行ってみよう」
「うん 行こう」
こうして、ぺんちゃんとクリスは並んだ列に近づいていきました。
そこには、白熊のカキ氷やさん。
白熊さんが一生懸命カキ氷を作っています。
シロップをかけるのはオーロラさんの仕事。
虹色のオーロラさんのシロップ、
いちご、レモン、オレンジ、メロン、ブル−ハワイ、ブルーベリー、グレープ。
7色の味
「うわぁ、おいしそう。 ぼくたちも食べようよ。」
「食べよう、食べよう」
「ぼく、イチゴにする。クリスは?」
「ぼく、メロン。 大好きなんだ。」
オーロラさんから、カキ氷を貰った二人は幸せ一杯。
「クリス、ぼくに一口メロンちょうだい」
「ぺんちゃん、ぼくもイチゴ食べさせて。」
食べた後は二人で舌を見せあいっこ。
「舌が赤いよ〜。」
「クリスだって、緑だよ〜」
二人を見ていたオーロラさん、星の降るようなきらきら声で笑っていました。
「ぺんちゃん、 ぼくお腹が痛い。」
「クリス、どうしたの? 大丈夫?」
カキ氷を食べて、お腹が痛くなったクリス。
「ママの所に帰りたいよ〜」
とうとう泣き出してしまいました。
ペンちゃんはクリスのことが心配。
オーロラさんにお願いしました。
「オーロラさん、ぼくたちをシカゴのおうちに帰して。」
「暖かいベッドに返して。」
オーロラさんはちょっと寂しそう。
でも にっこり微笑んで二人を無事に届けてくれました。
「クリス、お腹大丈夫?」
「うん、モウ大丈夫、今日は楽しかったね。」
「また、行こうね。」
「うん、デモお家が一番いいや。暖かくて。」
「そうだね、今日はくたびれたね。」
「うん、お休み。」
「ゆっくりお休み、また明日遊ぼう。」
こうしてクリスが眠りについた頃、ペンちゃんをじっと見ている子供が。
クリスの妹のアリス。
「ペンちゃん、おにーちゃんと一緒にどこに行ってたの?」
「アリスちゃん、起きてたの?」
「目を覚ましたら、二人がいないから心配しちゃったの。
今度は私も一緒に連れて行ってね。」
こうして、にんまりと笑うアリスちゃんだった。
おしまい。
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