お話

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もうちょっとぼくの脳みそを捜してみよう。

図書館にいないかな?

誰もいない図書館はちょっと怖い。
本の匂いがする。

窓から差し込む光が、机を椅子を優しく照らす。

本を一冊とってみた。
ぼくの好きな恐竜の本。

ダメだ、字が多くて、読めないや。
脳みそがないって不便だな。

あ、この本。
小さい頃お母さんが寝る前にいつも読んでくれてた本だ。
うわ〜、まだあったんだ。
この本なら、絵がたくさんあるこの本なら、ぼくにも読めるかもしれない。

ページを開いてみた。

字は全然読めなかったけど、
お母さんの声が、お話が聞こえてきた。
ぼくの心に聞こえてきた。

   −−−− チカ チカ チカ −−−−

頭の中に光が満ちていく。

   −−−− チカ チカ チカ ーーーー

どんどん光が溢れてくる。



あ、おかあさん、
ぼくの脳みそが帰ってきたよ。


帰ったら、またこの本を読んでね。
そうしたら、ぼくの脳みそは、もうどこにも行かないよ。
ぼくの脳みその元は、お母さんのお話だったんだ。

ありがとう、おかあさん。

おしまい。
こうして、学校へ出かけたぼく。

教室に行ってみた。
ぼくの机はあるけれど、脳みそは見つからない。
机の中をのぞいてみた。
やりかけの算数のプリント。

やってみようかな?
でも脳みそがないから出来ないな。
このプリント宿題だったなぁ。


  −−−− チカ ーーーー

頭の中で何かが光った。

教室から出て、今度は運動場に。
さすがに今は誰もいない。
鉄棒も寂しく立っている。

広い運動場、風が吹いて、土煙が舞った。

ここで皆とドッジボールして、遊んだなぁ。
最後にやったのはいつだったんだろう。


   ーーーー チカ −−−−

あ、また何か光った。


つづく
朝起きると、脳みそがなくなっていた。

ぼくの脳みそどこへ行ったんだろう?

お兄ちゃんに聞いてみた。 「知らない」って。
妹にも聞いてみた。 「見てないよ。」

あーあ、一体どこへ行ったんだろう?

脳みそがないと、何も考えられない。
みんなの言ってることが良くわからない。

しょうがないから、お母さんに聞いてみた。
「お母さん、ぼくの脳みそがどっか行っちゃった。」

お母さん、ちょっと小首を傾げて、
「最近、ずーっとゲームばっかりやってたしね。」
「TVも良く見てたしね、考えないから脳みそがいなくなったんじゃないの?」

ぼくだって、ゲームやりながら、ちゃんと考えてるし、TV見ながら、いろいろなこと思っているのに。
ちょっと腹がたった。

「どうしたらいいの?」

「そうねぇ、学校に行って探してみたら?見つかるかもしれないよ。」

「そうか、学校か!」
「おかあさん、ありがとう。ぼくちょっと行ってみるよ。」

こうしてぼくは学校に出かけた。

つづく

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