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五年の梅

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普段、あまり読まないんですが時代小説を読んでみました。
けっこうわかりやすくおもしろかったです(^^)

[五年の梅] 著者 乙川優三郎 新潮文庫
〜内容+感想〜

大学受験時に、世界史を選んだからか、日本史がさっぱりわからず
そのため、時代小説は理解できないだろうと思い、手をだしません・・・

が、母が読んでたのをちょっと手にとってみたら、これはおもしろかった!!!
というか、こんな私でも読める!!つまりわかりやすかった!!!!!

え〜と、内容は5作の短編が入っており、表題にもなっている「五年の梅」は山本周五郎賞を
とった作品でもあります。

まず、読みやすいと思う要因は、おそらく町人とかおえらい方ではなく、
江戸をその日暮らしで必死に生きてきた一般庶民にスポットをあてているからだと思われます。

例えば、お役人とかの仕事とかの話しがひたすらとかだったら
もうさっぱりなんで、いやになりそうですけど、こういう普通の人たちの日常の生活や
色恋なんかが詳細に描かれているので、当時のことがちょっと想像できて楽しかったです☆


これをきっかけに、敬遠していた時代小説にも手をだしていこうかなぁと思いました(^^)


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死神

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あえてこの書庫に入れてみました。

[死神] 著者 清水義範 角川文庫
〜内容+感想〜

もうタイトルどおり、扱うテーマは「死」です。
でも、別に死神がでてくるファンタジックな話ではありません。

これは・・・・・

「死」を題材にしたブラックユーモアです!!!


しかし!!!決して「死者」の冒涜とかそういったイラッとする内容ではありませんのでご安心を。


ざっくり内容を説明すると・・・・
主人公は、二流の役者夫婦。なんというか顔はよく見るけど、2時間ドラマなんかの
悪役的存在の人とか、しょぼい役しかやってないような人です。

だんだん年とともに、そんな役も減ってきて徐々に夜の中から忘れられそうになっている矢先に
国民的スターの俳優さんが体調をくずして入院しているということを思い出し、
いわゆるゴマすり的な気分で夫婦そろって見舞いにいく。すると・・・・・

予想以上に容態は悪く、偶然にも臨終に立ち会う形となる。
いまいち、頼りなく取り乱しがちの息子と妻にたまたま居合わせたことにより
頼られる二人は、この大物スターの突然の死に立ち会った人間として世の中の脚光を浴びることとなる。


それからは、毎日大物スターについてのコメントを求められる日々。
実は、二人とも生前、仲がよかったかと聞かれればそうでもないというのが真実だが

ここは、チャンス!という思いと連日の報道の加熱ぶりに興奮してというのもあり、
すっかりこの大物スターとは同志だった!!くらいの気持ちになってきて実際、そう語るようにも
なった。

この突発的な事件に巻き込まれたことにより、この二流役者夫婦に仕事がガンガン舞い込んで
くるようになった!!!

そうこうしてるうちに、またお笑いの天才と言われた大物が不幸な境遇のまま
無念の死をとげる。

そして、いつしかこの夫婦はこのような有名人の死のさいに死者を語る者になっていた!?


といった話です。
死ぬことは、ネガティブなもののはずです。
でも、この話の中では「死」はもっと前向きにとらえられます。そこが一種のユーモアなんです。

主人公の役者夫婦は、相次ぐ死によって芸能人としてもう忘れ去られそうになっていたのが
一気に好転し、名俳優になるんです!
というか、死者について語るときにもう名演技が始まるんです。

ここが、もうひとつのポイント☆

人間生きてれば、恥ずかしいことやまずいことの一つや二つあるもんですけど、
死んでしまった人のことを語るときは、もうその人は「死んでしまった」のだから
尊いものであり、そこを汚すようなエピソードは語らないというのが日本の文化にはあると
いうものです。

そう!この夫婦の名演技は、生前の死者たちの素晴らしいところを列挙し、
惜しい人を亡くしたといい、その言葉で死者をいわば追悼する役割を持ったといってもいいでしょう。

ひとつ、印象に残った言葉をあげてみます。

死神とは、死んだ者を、なぐさめ、しずめて、あの世へと導くものなのではないか


つまり、死神は生きてる「私たち」なんです!!!


個人的には、とても印象深い作品でした。
喜劇として描かれているので、「死」を題材にしてるわりにはすんなり読めますし、
オススメしたい本です♪




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上り坂下り坂

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読後感が非常に爽やかです(^^)情景が思い描けるような生きた文体なんじゃないでしょうか。


[上り坂下り坂] 青木玉 講談社
〜内容+感想〜

幸田文の長女です。幸田文とは幸田露伴の娘です。
なので、作家家系と言ってしまえば終わりですが、文章がうまい!!!!

なんというか内容としては、普段の生活の中でのちょっと気になったことを見開き1〜2ページくらいで
書いてるまぁ、随筆といったかんじなんですが、ホント懐かしい日本の風景が
思い浮かべられる感じです☆


文章を書く才能なんてものも遺伝するんんですかね??


毎日、忙しく暮らしているとまったく気づかないんじゃないかと思う日本独特の
春夏秋冬の変化であったり、日本特有の文化や風習、考え方なんかが書かれているので
懐かしい人は死ぬほど懐かしいだろうし、こういうことをしてこなかった人(私もちょっと含まれるか・・)には、新鮮にすら感じます。


1個1個は短い文章ですが、そんなに適当に書かれたものでもないので
くだらないなんてことは絶対無いですし、読み物としてもそんな一瞬で読み終わってしまう
ような類のものではありません!!!

1個読み終わるたびに、なんというか爽やかな気分になります(^^)


個人的に、ものすごく読んでみてほしい作品です☆



読み終わった!!

 記念すべきこのブログを立ち上げたときに紹介した[憑神]だいぶ前ですが、
読み終わりました!!

当初、主人公がいろんな神につきまくられて不幸になる悲惨な話なのか?くらいに
思って読み始めたので予想外な展開で楽しかったです。

ラストが意外だったというか・・・でもなんか本当の武士だなと思わせる行動を
とったんですよね、彼は。

映画、本気で見たいです!各神様役の方も個人的にはピッタリなんじゃないかと
思っているので期待大です☆

あと最近、妻夫木さんにも若干はまってるので(いまさらですが・・・)

4TEEN(青春物語)

 予定が突然、なくなり暇をもてあそび、本屋に行って文庫を衝動買いしてしまった上
 その日のうちに読んでしまいました。
 最近、活字中毒がひどくなった気が致します。


[4TEEN] 著者 石田衣良 新潮文庫
〜感想〜

約3時間で読み終わりました。現代小説ってやっぱり読みやすいですね。

中学2年生の4人組。その人生の中で最も好奇心旺盛で成長期こその多くの悩みを
抱えた繊細な年頃のの少年達の青春物語。

直木賞受賞作品です。とても爽やかに少年たちが抱く悩みを細やかに綴っており
好感が持てる作品でした。8つの短編?のような感じになっていて、一人づつ主役になって
全体のお話が進んでいきます。

月島が舞台なので、行ったことある方、住んでいる方は状況をリアルに思い浮かべながら
読めるんじゃないかなと思います。

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