結納=契り=日本人の心9月に入って、結納のことで店に来られる方が増えてきました。
こう言ったら、「嘘つけ」といわれるかもしれません。。
でもほんとうなんです。かつては、結婚が決まったらまず相手の家にお許しをいただきに行って結納の日取りを決める。そして、どなたかを頼んで結納をお相手の家に持参して契りを交わし、慶びの心を伝える、これが結納の真の姿です。
二人が結婚することにより、両家の親族同士も縁続きになるというのが日本古来の習慣でしたが、欧米から輸入された個人主義が日本の文化をまったく異質なものにしてしまい、個人情報保護法案がこれにさらに輪をかけました。
煩わしい人付き合いから解放されるということで楽になった反面、人の繋がり、いわゆる絆というものが希薄になったという声も聞こえてくるようになりました。
その煽りを受けて一時は消えてしまいそうになった結納ですが、かつての形状とはちがっているもののしっかりと生き残っております。
昨日も結納飾りをお納めしてきました。
むしろ、昨今は明白な意思でもってされる方がほとんどなので、される方は昔通りのきちっとした形をもとめられます。
いわゆる、結婚=嫁ぐ=両家が親戚となる=ひとつのけじめ、
ということでしょうか。
しかしながら、結婚とは、二人の問題であって、親も家も関係ない、親戚よりも自分のおつきあいの関係を大事にしたい、結婚はするが他家へ嫁ぐのではない、
そういう欧米流の考え方もかなり広がりをみせてきました。
結納をいただいたら対等の関係ではいられなくなるからいらないという声も聞いたことがありますし、結婚に必要なものは相手方と交渉して決めるという声も。。。
その反面、「そんな風潮があるからこそ、きちっとけじめをつけたいんだ」
という人もまだまだおられます。
価値観は様々であり、どれが正しいということはできませんが、
ルーツを大事にし、ご縁を大切に考えるのが日本人であり、縁結びの象徴である結納は契りを結ぶものとして、日本人の心がある限り、心のどこかにこれを大切にしたいという思いはあると確信しています。
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結納のお話
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結納時の服装は。。。結納をされる方が増えてきました。
店へ来られたお客様に一番よく聞かれるのは服装のこと。
とくにお母さんの服装をよく聞かれます。それと娘さんの服装でしょうか。
振袖を着せるかどうか等々。。
あまり聞かれませんが、むしろ大事なのはおとうさんの服装です。
それでは、結納の日の服装について述べていきます。
まず、おとうさん=所帯主ですが、本来はモーニング、紋付袴が正装で略礼服に白ネクタイ、靴下は黒系というのが略装でしたが、今では、略礼服が一般的になり、略装としてダークスーツという図式になってきました。ダークスーツでも礼服の白ネクタイをすると一格上ということに。。。
新郎側は、略礼服で行く場合は服装のことには触れなくていいですが、ダークスーツで行く場合には、ひとこと、平服でと伝えたほうがいいでしょう。
何も言わずにスーツで行った場合、相手さまが礼服で受けられたら失礼にあたりますし、自分も恥ずかしい思いをするかもしれませんので要注意です。
よく質問を受けるのは、「相手のお母さんが着物を着られるのですが、こちらも着物を着なければなりませんか」というものですが、結論から申し上げて、着物が服より格上ということはありません。普段着でなく、ちょっとよそ行きの服装であれば洋服でも差し支えありません。
むしろ、略式ということでお父さんがスーツなのにお相手のお母さんが着物を着るからと言ってお母さんが訪問着では、あまりにもお父さんがかわいそうですし、ひいては家としてどうかということになります。
新郎様の服装は、お父さんンと同じように略礼服がベターですが、
ダークスーツでもかまいません。
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結納とは。。。結納という言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
古臭い、無駄、堅苦しい、そういった言葉が却ってきそうです。
それでは、結納とはどういう意味なのでしょうか。
結納とは、新郎側(とくに新郎の親)から新婦家(新婦の親)に対して、自分の息子の一生の伴侶となる人を大切に立派に育ててくれた御礼という意味合いを持ちます。
昨今では、何でもお金でモノを買う、極論すればお金で買えないものはないという時代であり、結納金も嫁を買うものと思っておられるかたもおられるようですが、これはとんでもない勘違いであり誤解であると断言できます。
つまり、相手に対しての感謝とお礼の気持ちの象徴が結納であるということなのです。
よく、「結納はどうさせていただきましょうか」と聞く方がありますが、これは、「お礼はいりますか」と聞くのと同じで、相手には「する気がないのでは。。。」と思われてしまいます。
「いりますか」と聞かれたら「けっこうです」と言うのが普通ですね。
「結納はしようと思ったが、相手にきいたらいらないと言われた」という言葉をよくききますが、お相手より自分の気持ちはどうなんでしょうか。
また、お相手が結納をしますと言っているのに「絶対にお断りします」というのもせっかくのご縁なのに気に入らないのかと思われてしまいかねません。
お二人が結婚することによって双方の親同士も縁続きになりますが、逆に二人が結婚してなかったら親同士は他人のままということになります。
いわゆる、縁もゆかりもないわけなんです。
よく、自分たちの結婚なんだから、親は関係ない、立ち入ってほしくないということも聞きますが、前述のように親は関係ないことないんです。
まずはそれを理解していただいて、せっかくのご縁です。みんなに祝福していただいてご縁を大切にしては如何でしょうか。 よく、しるしだけですが、という言葉を使いますが、ご縁をいただいたしるしに自分の喜びを伝え、感謝の気持ちを伝える、これが日本の文化ではなかったかと思います。
昨今では、「結納する、しないは本人に任せている」という親御さんが多くなりました。息子を信頼して任せる、それはとても素晴らしいことだと思います。 ただ、任されたお二人は、二人だけのことではなく、親戚も含めた家の代表として婚姻を考えてみてください。本来は、結婚=婚姻にはずですが、最近ではイコールではなくなってきているように思われます。
すなわち、彼と結婚はするが、彼の家の嫁にはならないという発想です。 これは、日本的文化ではなく、欧米的個人主義の考え方ではないかと私は思います。
結納はしないというのもこの辺りから出ているのではないかと思います。
でも、最近は、
行き過ぎた個人主義へのブレーキもあり、きちんとした日本文化がまた見直されてきているような気もしています。
「せっかくのご縁なんだから、けじめだけは。。。」という方も増えてきましたし、新婦側も「結納金はいらないが、形だけはつけてほしい。
けじめだけはつけてほしい」という方も年齢は関係なしに増えてきたように思います。
いわゆる、「しるし」=気持ちです。
喜びと感謝の気持ちと御礼を「しるし」としてお相手の家に伝えませんか。
その時にしないと、あとからはできません。
また、これからは縁続きになりますが、そこまではまだ知らない同士です。相手のことを知ってもらい、自分のことも相手に理解してもらう、 そのためにも結納は最適な日本古来のイベントだと思いますが、いかがでしょうか。
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結納=結納飾りではありません。「結納はしない。
その分を2人への御祝として。。。」
という家が増えてきましたが、
その反面、
「先方はいらないと言ったが、やはり形だけでもしないとけじめがつかない」
と言われる方もまだたくさんおられます。
また、最近、息子さんが結婚された家で、結納はしなかったという家でも
「結婚する2人が結納はしないと言うからしなかったが、なんやかんやで一般的な結納相当以上の費用がかかった。これなら、スッキリと結納という形の方がよかった」
という声も多く聞かれます。
「結婚式や新生活一式の費用をすべて負担したが、日が経てば忘れられてしまい、結納なしということだけが残った。本人のためにも結納はした方がよかった」
という声もありました。
ですから、昔ながらの豪華な飾りでなくとも、
形だけでも結納としてお慶びの心をお相手の親にお渡しして、両家の絆を築いたうえで、そこから結婚されるお二人が必要なものを揃えるというほうが、
スッキリとできるはずです。
タイトルにもありますが、結納をするということは結納飾りを持って行くということではありません。相手様のされることには干渉しないのが原則です。
結納飾りは、かつては結納包みお呼んでいましたが、あくまでも結納金を入れる包みなのです。また、あとで邪魔になるという声もありますが、門松や正月飾り、
それが勿体ないと思われる方は羽子板飾りとして祈念に残すことも。。。
とんどがない地域は神社などで供養するということもでき、当店でもお取次ぎを。。。
ですから、あとが邪魔にということはありえないのです。
また、かつてはありえなかったことですが、挙式まえにパスポートや会社へ出す書類のために入籍ということも普通になってきており、新婚さんはむしろ入籍の日のほうが挙式日よりも思い入れが強いようで、結婚式が形骸化しています。
私見ですが、現代では、入籍=かつての結婚式、挙式=披露宴というふうに考えたら親の世代はわかりやすいのではと思います。
結納をする時期としては、かつては挙式の6〜3ヶ月前といってましたが、
最近では入籍までにというのが基本です。
日がない場合には、顔合わせ時にお渡しするというのも増えてきています。
前述のように、こちらの気持ちとして結納をするわけですから、相手には負担を求めない、干渉しない、これを原則と思ってしていただければと思います。 |
ご使用済の結納飾り、御祝袋は。。。終わった後で置く場所がないとも言われます。
使用後の飾りで羽子板飾りに加工して正月ごとに飾る、またはケースに入れて家に飾るというのが
ここ20年流行りましたが、
それをしない場合は
20〜30年そのままあるということも、、、
御祝袋(最近は関東風に御祝儀袋という方が多いですが、敢えて関西式で御祝袋といいます)を買いに来られても
「どうせ棄ててしまうんやから」と言われる方も。。。
羽子板加工して正月ごとに床飾りにするか、
地神様や氏神様の「とんど」で焼納(焚き上げ)してください」とお答えしています。
そのために、結納は紙と木でできています。
「きれいなのに燃やすのは勿体無い」と言って置いている方が大多数ですが、そのうちに古くなって色が変わってから庭で燃やした、ゴミに出したという方もおられました。その場合は「塩を掛けて清めてから」とお願いしています。
「とんど」に出す場合のエチケットとして、燃え残る針金などの金属類は抜いて出すようにしましょう。
飾りの足元の裏側に釘が打ってありますが、それを抜くと水引が解けてバラバラになり、中の針金を抜くとカサがどんと低くなります。
そうして、他の段ボール箱などに入れ替えて結納とはわからないように出せば目立ちません。
但し、「とんど」で燃やすのは、飾りと台、紙類のみで高砂人形、福槌は新居に置いて下さい。
高砂、福槌も燃やすというふうに勘違いされている方もおられますが、これはNG.。
高砂人形=共に白髪が生えるまで添い遂げることを願うとともに家内安全の守護の意味も。。。
福槌=一寸法師の打ち出の小槌にちなんで家運隆盛を祈願して。。。
という意味合いがあります。
年に一度12月13日に大阪の神社で結納協会共催の結納焼納祭への取り次ぎを随時いたしております。
その場合は、終わってからお札とお下がりをお届けしております。
古来よりの日本文化に、昔はこう、今はこうというものはありません。
昔から一本筋が通ったものでなければならないと思っています。
家内安全、家運隆盛を願って、、、
昔から連綿と続いているものは次世代に伝えた方がよいと思いますが、いかがでしょうか。
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