|
若葉が萌え出るころになると、美しい絵画を鑑賞したくもなる。 そこへ折よくフランス人画家の絵画展が近くで催されるのを知った。 地元紙に紹介されていたもので、 曰く「イルド・フランスの光と影、ジャン・フェルナンド絵画展」。 この画家の名前は初めて知ったが、 伝統的なフランス印象派を学び、幻想主義ロマン絵画の中心的存在という。 さっそく、さいか屋藤沢店の会場に入ったら、 目もくらむようで、夢のようにロマンチックな油彩画が待っていた。 展示された約30点のうち、多くがイルド・フランス地方の風景画。 この地方はパリに連なる盆地にあって、なだらかな丘が広がり、 風も穏やかなように感じられる。 ベルサイユ宮殿やフォンテンブローの森があることでも知られる。 そんな土地を題材に描かれたものと思うが、 そこに画家の優しい心情が滲み出ているようである。 大地を覆う草や作物は、時に非現実的な深紅で描かれ、 木々は深みのある青色で描かれているところから、 幻想的な印象を与えずにおかない。 その一方、大作ではないけれど、花を中心とした静物画も展示されている。 こちらは風景画よりも色調の濃いのが多く、 しかし、可憐な花々が笑顔で迎えてくれているようだ。 当のジャン・フェルナンドは1948年生まれなので、 まだまだ現役で画業を続けられることだろう。 なお、この絵画展ではほかに、 ベルナール・ガントナーと女流モニーク・ジュルノーの作品も展示されている。 いずれもフランスの印象派画家で、
この日はすっかりこれらの作品で洗脳されてしまったようだ。 |
全体表示
[ リスト ]






