丑の戯言 栗田英二

体調不良につき、プロク゜投稿も途絶えがち

音楽

[ リスト ]

 いつものようにNHK『ラジオ深夜便』を点けっぱなしにしていたら、
 なんとも懐かしい一曲が耳に忍びこんできた。

 かの「♪琵琶湖周航の歌」で、歌うは加藤登紀子。

 たちまち目が覚め、心が潤んでしまった。
 愛唱歌なんて数少ないが、なかでも気に入っている古い歌だから。

イメージ 1


 知る人ぞ知る旧制三校(現京都大学)の寮歌であり、
 同校ボート部が湖で練習中か、合宿かで放吟していたようである。

 歌詞の一部はこうだ。

    一、我は湖(みず)の子 放浪(さすらい)の
      旅にしあれば しみじみと
      昇るさ霧や さざなみの
      滋賀の都よ いざさらば

    二、松は緑に 砂白き
      雄松(おまつ)が里の 乙女子は
      赤い椿の 森陰に
      はかなき恋に 泣くとかや

 大正初期に作られたので、どんな時代だったか空想するしかないが、
 耳を傾けているだけで、その頃が瞼に浮かんでくるようだ。

 抒情的であり、青春の息吹きを感じさせるようでもあり、
 一度耳にしたら忘れられない歌と言えるだろう。

 それには訳(わけ)もある。

 
 この歌をぼくの耳に吹き込んだのは、中学時代からの友人で、
 彼は後に慶大に入るや、空手部に入り練習に励みだした。

 そこで「琵琶湖周航の歌」を憶えたらしく、
 彼の家に泊まりにいったとき、教わったのだ。

 もともとバンカラ男で、音楽なんて無縁と思えたが、
 この歌だけは正確に憶えたらしく、歌って聞かせてくれた。

 大学に入学して早々の頃で、お互い二十歳前後だったろうか。


 余談だが、その当時、彼は池端という級友の話もしていた。
 その豪快な遊びっぷりが主な話題だった。

 池端は本名で、後に加山雄三という芸名で映画界にデビューしている。

 それはともかく、当の友人は卒業後、米国留学〜就職し、
 久々に帰国してしばらくしてら、若死にしてしまった。

 
 そんな思い出もあってか、「琵琶湖周航の歌」には思い入れがあり、
 たまにラジオで耳にしたりすると、感情が揺れ動いてしまう。

 とりわけ、加藤登紀子が枯れたような、しかし艶のある声で歌うと、
 眼前に想像の世界が広がっていく。

 どこまでも広い琵琶湖の風景が蘇ってくるのも、この歌の効果だ。

閉じる コメント(2)

顔アイコン

琵琶湖=滋賀出身の私ですから、知ってますよぉ〜って感じで歌いだし家のですが・・・
途中から、音符が???
よく、昔、父が歌ってました。
ushさんのご友人は、パワフルな印象の方ばかりです!

2011/11/16(水) 午後 10:28 [ mari ]

顔アイコン

MARIさん この歌の音符は見たことがありませんが、すぐに頭に入りやすい旋律ですよ。
それにしましても、お父様が歌っていたなんて!
滋賀のご出身でしたら、当然のように愛唱歌でしょうね。

2011/11/17(木) 午前 10:35 [ くりたえいじ ]


.
eiji
eiji
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事