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(毎日新聞社刊『戦後50年』から借用)
またまたNHK《ラジオ深夜便》から引いた話題。
先週、この番組定番の〈にっぽんの歌 こころの歌〉が流れ、
胸が高鳴ったり詰まったりしたので。
題して〈昭和47年の流行歌〉で、懐かしい歌声が続々と深夜の枕元に届いた。
年表によると、この年1972年は、
1月 「元日本兵の横井庄一グアム島で発見」、
2月 「札幌で冬季オリンピック開催、鳥人笠谷選手大活躍」
同月 「浅間山荘事件、連合赤軍追われる」
4月 「川端康成ガス自殺、74歳」
5月 「沖縄施政権、米国から返還」
7月 「田中角栄内閣が成立」
9月 「日中国交正常化」
11月「中国からのパンダ、上野動物園で初公開」とある。
思い起こすと、いろんなことが起きた年だった。
終戦から27年ほど経て、経済も文化も熟し始めようとしていたわけだが、
激動の時代でもあった。
さて、そんな年、耳にタコが出来るほど聴かされた流行歌は、
NHKの同番組によると、以下のとおり。(名前は歌手、作詞家、作曲家の順)
●「旅の宿」 吉田拓郎 岡本おさみ/同
●「瀬戸の花嫁」 小柳ルミ子 山上路夫/平尾昌晃
●「どうにもとまらない」 山本リンダ 阿久悠/都倉俊一
●「雨のエアポート」 欧陽フィフィ 橋本淳/筒見京平
●「京都から博多まで」 藤圭子 阿久悠/猪俣公章
●「雨」 三善英史 千家和也/浜圭介
●「ハチのムサシは死んだのさ」 平田隆夫とセルスターズ 内田良平/平田隆夫
●「緑の季節」 山口いづみ 安井かずみ/鈴木邦彦
●「虹をわたって」 天地真理 山上路夫/森田公一
●「誰かが風の中で」 上條恒彦 和田夏十/小室等
●「喝采」 ちあきなおみ 吉田旺/中村泰士
ああ、思い出すなあ。
社員旅行や慰安会でよく歌われた歌も入っている。
(ただし、カラオケは未発達で、勝手に歌いまくるとはいかなかったが)
ともあれ、この年も流行歌=歌謡曲の花盛りだったように思われる。
つれて人々の暮らし向きは一種の安寧期にあったようだ。
ついでに記すと、当時ぼくは30代半ばで、
脂が乗り切ろうとしていた社会人ではあった。
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