丑の戯言 栗田英二

体調不良につき、プロク゜投稿も途絶えがち

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 以前から少し気に入っていたのがマツダの『MPV』だ。

 四輪駆動で車体の大きさは、前のパジェロと同じだが、何かしら気品を感じさせたから。

 そこで甲州街道にあるマツダ販売店へ行き、古いパジェロ下取りで交渉したところ、
 トントン拍子で商談がまとまった。

 つまり、よれよれのパジェロの代わりにピカピカの新車であるMPVを購入するには、
 月賦払いで400万円というわけ。

 車体の色は「ご希望どおり」と言うので、モスグリーン系にした。

 もちろん、オートマチックで、変速ギアはハンドルシフトだ。

 中年の域に達していたぼくに相応しい装備やカラーだった。


 しかし、どういうわけか、このクルマに関した思い出や逸話は、あまり蘇ってこない。

 女性4人を乗せて山梨の勝沼へドライブしたのは、楽しかったけれど、
 早々にUターンするという日帰りだったり。

 また、熱海市の赤根崎へ女友達と行ったことも思い出される。
 そこには友人のリゾートマンションがあり、日帰りでお邪魔しただけとか。

 そんなこともあったが、1年ほど使っただけなのに手放すことに心が傾いた。

 車体にいくつもの疵(きず)を付けたのが一因でもある。
 新車でも、運転が悪ければ、あっちこっち凹ましてしまうのだった。


 そして、お次はスバル製の『フォレスター』に取り替えた。

 MPVを買ったマツダのディーラーが「他社製ですが、出物があります」と伝えてきたので、
 素直に飛んでいったのだ。

 フォレスターなんて知らない車種だったものの、優雅なステーションワゴンではないか。
 しかも、車体は小ぶりで、色は個性的なダークグリーン。

 メーカーの富士重工のクルマを使うのは初めてだが、技術水準が高いとは、マツダ販売店の話。

 ただ、それまでパジェロとMPVと続けて新車を手に入れたこともあり、
 この1年落ちのフォレスターを買うには抵抗感があった。

 でも、売り値の190万円を捻出して手に入れた。

 その頃、流行り始めていたカーナビを装備しているのに惹かれたからでもある。

 ところが、それが甘かった。

 その当時、ぼくは神奈川の藤沢に家を建てたばかりで、見知らぬ所へ行くにはカーナビに頼るが、
 思うように目的地に誘導してくれなかったりで苦労させられた。

 操作が間違っていたのかもしれないが、命ずる目的地へ着かないのは腹立たしかった。

 そんなわけで、このフォレスターの寿命は短く、早くも買い替えを模索しだした。

                                       (つづく)

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