丑の戯言 栗田英二

体調不良につき、プロク゜投稿も途絶えがち

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 なんとしたことだろうか !

 60年以上もの昔、アメリカに登場した豪華なキャディラックが今、路上に出現。

 長大な車体はピンク色に彩られ、かつての自動車王国を誇るかのように。

 「未だに健在だったのか !」との溜め息も出る。

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 この画像はサンフランシスコ近郊在住の友から送信されてきたもの。

 受信して咄嗟に思ったのは、「こんなクルマがまだ健在だったのか!」だった。

 そして、空想が宙を舞う。

 明るいカリフォルニアの空の下、陽気なアメリカ人たちを乗せたピンク・キャディラックが
 低音のエンジン・ノイズを轟かせつつ疾駆する。

 しかも、トップ(天井)を付けずに青天井のままだ。

 それで何かの用足しのためか、商店街に入ってきて駐車中。

 そうなると、見物人が集まってきそうなものだが、そこはアメリカ、
 じろじろ眺める野次馬たちは見当たらない。

 さらに空想は広がる。

 いくら雨の少ない地方とは言え、それに酷暑とは縁遠いとは言え、
 こうもトップを空けたままとは、うらやましい。

 あの真っ青の空の下で、天井は無用なのだろうか?


 そこで話は手前勝手のことになるが、そんなクルマに当方でも思い当たる節がある。

 その昔、伊豆下田や三浦葉山の海で、潜りに熱中していた頃のことだ。

 同好の士がいて、彼はある日、派手な米車で約束の場に乗り付けてきた。

 驚いたのは、車体の大きさだけでなく、運転席のボタンを押しただけで、
 トップが自動的に開閉することだった。

 そんなクルマに便乗させてもらい、あっちこっちの磯へ足を延ばしたっけ。

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 その後、近年のことだが、そんなクルマの模型に出くわした。

 雑多な骨董品などを売っている店で発見したのだ。
 それが色と言い、スタイルと言い、かの潜り友達が乗っていたのとそっくり。

 車種はフォード・フェアレーンで、ピンクの車体が同じだった。

 思わずその模型を買ってしまったが、上の画像は最近、我が家の近くの磯で撮ったもの。

 動くわけではないが、今でも大切に保存し、時折り眺めては往時を偲んでいる。

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