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秋も佳境になると、頭に浮かんでくるのは、彼岸花だ。 この花には何かと思いを寄せる節があり、出合うのを楽しみにしている。 だけど、出不精の昨今、なかなか容易ではない。 ところが先日、我が家からすぐ近くの他人様の家の庭に、ひっそりと咲いているところを発見! 思わず近付いて、しげしげと眺めたわけで、たったの2株に過ぎないが、胸に迫るものがあった。 彼岸花には赤色と白色の2種があり、強く惹き付けられるのは無論、真っ赤なほうだ。 他人様の庭で見つけたのは、たまたまその両方で、赤いほうがあまりに強烈だから、 思わず゛不法侵入゛し、カメラにも収めた。 時は11月に入っていたので、この花期が9月下旬から10月上旬であることを考えると、 よくぞ咲き続けてくれたと感謝せずにおれない。 そうそう、若い頃、しばしば伊豆半島の爪木崎辺りに出掛け、 青い海を一望できる丘に彼岸花が一斉に咲き誇っていたのを思い出す。 眼がくらむほどの真紅の集団で、やたらに情熱的だった。 それが心の奥底に残っているため、湘南地方に住み着いた今も、秋季には彼岸花の群舞に接したいと念じていた。 ところが、秋に入っても、なかなか出合うことが出来ずにいた。 それだけに、たった2株か3株のことでも、愛らしく感じられるのであった。 蛇足だが、この花はアジアの南方では曼珠沙華(まんじゅしゃげ)と称されることで知られる。 何か宗教的な感じの命名だが、日本と同様、赤い花だけでなく、真っ白いのも咲かせるのだろう。 純白の彼岸花=曼珠沙華の群舞も眺めたいものだ。
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2013年11月09日
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