丑の戯言 栗田英二

体調不良につき、プロク゜投稿も途絶えがち

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 ローマ在住の娘から新年のカレンダーが送られてきた。

 「うわーっ、これは凄い!」と親父はたちまち溜め息。

 その昔、実物や写真で見て感嘆したヴィンテージ・カーのオンパレードではないか!

 イタリアはクルマの最先進国であるだけに、どれほど感動的な名車を生み出してきたことか。

 それら名車群が1年12ヵ月の暦を飾っているなんて!

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 まず1月は、伝説的なブガッティで、ボディカラーは名車にふさわしく鮮やかな黄色。
 こんな乗用車がイタリアの街々をゆったりと走っていたなんて夢のようだ。

 3月の暦をめくると、イソルタ・フラッシーニだ。
 あいにくこの名称には覚えがないけれど、その長い車体の優雅なこと。

 4月のОMというクルマにも記憶はないが、
 レイアウトから察してレーシング・カーとして名を成したのだろうか。

 6月は古都ボローニャでのカーレースを描いたもののようで、
 百年近くも昔、イタリアではこんな競技が展開されていたことを知る。

 飛んで7月はシトローエンの登場だ。
 この車種は確かフランス製だと思うが、古城を背にしたレイアウトは、
 いかにもその当時のイタリアの古城を連想させる。

 おやっ、8月は米国製の大型車ビュィックの登場だ。
 何やら貴族がドライブを楽しんでいる図のようで、古き良き時代を偲ばせる。

 と思うと、9月はドイツ車の登場だ。
 同国の名車、メルセデス(ベンツ)の、しかも相当古いタイプが描かれている。

 10月になると、イタリアの名車、ランチアがが顔を出す。
 装備したタイヤも強調されているようで、タイヤ製造では最大手のミシェランも浮かび上がる。

 11月はイタリアに戻り、名門のイソルタ・フラッシーニの名が強調されている。

 そして、12月はこの暦の表紙を飾るモナコでのカーレースが描かれており、
 その熱狂ぶりがうかがえる。


 とかなんとかで、乗用車やスポーツカーの歴史の一端を楽しめるようなカレンダーで、
 ぼくのような老青年の夢をかきたてるに充分だ。

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