丑の戯言 栗田英二

体調不良につき、プロク゜投稿も途絶えがち

自然と共に

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 先日、近くの園芸店に久しぶりに行った。

 女友達の誕生日祝いに花束でも贈ろうとして。

 それはそれですぐに決まったので、次なる目的へ。

 自分用に好きな花を求めようと。

 心に決めていたのは、ひと束のスターチスだ。

 この花は一年中、売られているし、長持ちする。

 赤や黄色もあるが、ぼくの好みは紫紺色。

 値段が比較的安いのもお気に入りだ。

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 家に持ち帰り、いつものとおり花瓶にさしたのが上の画像。

 左がスターチスで、右にある花はおまけとしてくれたもの。

 ともかく、このスターチスは長持ちするところも好きだ。

 色があせてきても、ドライフラワーとなって何ヵ月も飾れる。

 不精者にとってこんなにありがたいことはない。

 花瓶にいれるので水やりをする必要もなく、いつまでも愛らしい。

 ただし、鮮やかな色はあせてしまううが、そこがまたいい。
 河津桜がそろそろ開花しているのではと気になった。

 毎年、春が近くなると、近くの境川の川べりに植わっているので行ってみた。
 少しぬくもりが感じられる日だったからでもある。

 そして、そこに着いて仰ぎ見たら、ほんの少し咲いていた。

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 何か間違えたように開花してしまったとの観もある。

 「2週間ほど早かったかな」と戸惑っているようでもある。
 それでもしげしげ眺めると、なんと可愛らしいこと。

 本来、河津桜は染井吉野と姿がほとんど変わりないようでも、
 開花時期がひと月以上は早い。

 そこが特異なところで、元祖の伊豆河津では早春ともなると、
 観光客がどっと押し寄せることで知られる。

 ぼくも伊豆下田に通いつめていた頃、眺めに行ったものだ。
 当時、下田須崎に住んでいた老夫妻を伴って。

 以来、河津桜には言うに言われぬ愛着がある。

 そんな河津桜が我が家から近い境川河畔の小公園に数株、
 植わっているのを知ったときの嬉しさ。

 それで早めに見に行くのがしばしばだが、
 やはり最も感動させられるのは、満開のときだ。

 そうなると、近隣の人たちが集まってきたりもする。

 
 それはともかくとして、春遠からじとなると、律義に花を開かせる草花がある。

 代表的なのは、水仙のようで、鑑賞したければ、
 ちょっと足を伸ばし、三浦半島の観音崎が最適だろう。

 観音崎公園の崖沿いにその群落があり、潮風を浴びつつ盛大に群生し、
 淡い花の香りまで伝わってくるようである。

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 その一方、わりと海辺に近い所に多いキダチアロエも、
 早春を待つように大輪の真っ赤な花を咲かせる。

 この花はひと株に密集しているところが特異だろう。
 一見すると、その情熱的な咲き方に引き込まれそうな観も。

 ただし、上の画像は境川沿いに咲いていたもので、ひっそりとしている。

 ともあれ、ぼくもこのアロエの花と株が好きで、これまた下田に多い。
 とくに須崎半島の先端に群生しており、この花園に入ると、目もくらむ。

 その印象が強烈だったので、須崎でひと株買って帰ったものだ。

 現在、そのアロエが我が家の小さな庭にある池の横に植えてある。

 それも今ごろ、つぼみを膨らませている。

(追補*稿了後、ラジオを聴いていたら、河津町の関係者の話があり、
   「今年は平年よりも寒いことと降雪もあり、河津桜の開花が十日ほど遅れている」
   とのことでした。
 鎌倉市の大船に大きいフラワーセンターがあるのを知ったのは、つい最近だ。

 真冬ではあるけれど、こんな時期に咲いている花を見たくなり、初めて出掛けた。

 正式には「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」と長ったらしいが、
 それはともかく正面に辿り着いたら、かなり広そうだ。

 ぼくがよく行く藤沢市内の公園や植物園と違い、入場料を支払わなければならない。

 一般は350円だが、「高校生と65歳以上は100円」とあるので、
 百円玉を出して入ろうとしたら、窓口嬢「何か証明書がありますか」と。

 たまたま持っていた健康保険証を示したら、「どうぞ」とOKが出た。

 そうか、65歳以上に見られなかったとしたら、幸せだ。

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 入園するや案内係のようなおじさんが近付き、
 「そこの蝋梅(ろうばい)が見頃ですよ」と教えてくれた。

 知っているような、知らないような植物だが、まずは眺めてみよう。

 それはほっそりとした樹木で、黄色い花がチラチラと咲いている。
 近付いてみると、ほんのりとした香りが漂っていたり。

 その蝋梅が冬空のもと、延々と立ち並んでいる。

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 次に気を惹いたのは、「森の小道」の看板だ。

 そこをくぐり抜けると、林の中に延々と細い道が続いている。
 都会の感じはなく、迷路に入ったようだ。

 両側には低木と思われる雑木が茂り、森閑とした雰囲気も。

 ぼくの好きな羊歯類も、足元に枯れたようにひっそりとしている。

 けっこう奥行きがあり、こんな雑木林を維持するのも大変だろう。

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 とはいえ、フラワーセンターに来たからには華やかな花も眺めたい。

 この植物園の外れに温室栽培の花があるので、そちらへ向かう。

 その途中、鮮やかな深紅の花が目に飛び込んできた。
 近付くと、「紅筋やまゆり」とのことで、初めて見る花だ。

 普通の山百合の変異種だそうで、幻の花といわれ、
 栽培しているのは「当植物園だけ」と強調されている。

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 温室内には水生植物もあり、まず目を惹いたのは、
 「ミセス・エドワード」と称するスイレンを思わせる花だ。

 なんとも優雅で、この変わった名前に何か謂れがあるに違いない。

 命名からして高貴な水草と言えるのだろう。

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 温室を出て目が釘付けになったのは、この不思議な枝ぶりの木。

 くねくねと絡み合っているようで、奇怪さもある。

 葉も花もないところが、いかにも異様だ。

 近付くと「枝垂れエンジュ」と記されており、原産は中国とか。

 枝ぶりの見事さからか、中国では縁起樹とされ、
 宮廷によく植えられているという。

 ただし、開花期は夏で、今は葉すらも付けていない。
 盛夏になったら再会してみたい珍樹だ。


 こうして2時間ほど園内をうろついたが、
 こんなに大規模な植物園が近くにあるのを知らなかったのは恥ずかしい。
 人様のプログを拝見すると、季節柄、紅葉の写真を眺められる。

 素晴らしい景色もあり、うらやましくなってしまう。

 そこで快晴の先日、「よっしゃぼくも」となり、紅葉を求めて出掛けた。
 と言っても、毎度のことながら近くの新林公園へ。

 だけど、目を見張るようなものではない。

 広くて田園的な公園でも、数株のモミジが赤くなっているだけだ。
 それでもモミジ=紅葉には違いないので、しばし呆然と眺めた。

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 そこで閃いたのは、背景として古風な茅葺き屋敷があること。
 
 紅葉と茅葺き屋敷、これなら絵になると思ったのだ。
 たとえ僅かなモミジが朱色に染まっているにしても。

 そんなわけで、その屋敷をバックにしてシャッターを切った。


 この近くでは、鎌倉までちょっと足を伸ばせば、
 八幡宮辺りで盛大な紅葉を眺めることは出来るはずだ。

 でも、遠来の人たちが多く、人混みのなかで眺めるのは性に合わない。

 その点、すぐ近くの公園なら混雑しておらず、静寂が保たれている。

 おまけに行きつけの新林公園には、ひっそりと田舎風屋敷がある。
 
 因みにその屋敷は近隣の名主が江戸時代に建てたもので、
 それを藤沢市が譲り受け、この公園内に移築した。

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 それも大きな母屋と玄関先の長屋門がそのまま保存されているのだ。
 
 看板にそのことが以下のとおり記されている。

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長久保植物園の樹林へ

 秋も深まってきたので、公園の樹木の具合が気になった。

 いつも行く長久保植物園ならば、その変化も分かろうというもの。

 当プログでたびたび取り上げた植物園=公園だが、
 今まで撮ったことのない樹木群を眺め、写そうとして。

 あらためて感心したのは、どんな木にも表札が掛かっており、
 その名称のほか由来や用途などの説明書きが付されていること。

 植物園とは名ばかりでなく、それぞれの樹木や花への思いやりが感じられる。

 以下、かねてから気に入ったり、初めて知った木々を並べてみよう。

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 いゆはや画像の並べ方が稚拙で、何がなんだか分かりにくくなってしまった。
 
 それぞれ看板も写っているものの、小さすぎて読解不能だろう。

 ただし、中央の大きめに表れているのは、ヤマモモだ。
 以前から好きな樹木だし、この実を焼酎に漬けて愛飲していることだし。

 それと心残りなのは、秋といえば紅葉を期待したものの、モミジは見付けられず。

 また、亡き友から教えられたナナカマドの赤い実も見られなかった。

 それはともかく、この植物園には「植木市」なるスペースがあり、
 そこで各種の花々を眺められるのはうれしい。

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 かくして秋の日の午後、自然の息吹きや表情を鑑賞し、
 充実した時を過ごすことが出来た。

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