丑の戯言 栗田英二

体調不良につき、プロク゜投稿も途絶えがち

イタリア便り

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 テレビで海外の旅番組を観るのが楽しみだ。

 そのなかで昨今、面白いのがBS日テレの
 《小さな村の物語 イタリア》。

 今までに35回を重ねたようで、
 番組のホームページを開くと(上の画像)、
 長いイタリア半島の南端から北端へ撮影がまたがっている。

 離れ島のシシリアとサルディニヤの両島も含まれる。

 何がこんなに惹き付けられるか。

 まず、通り一遍の観光ものではなく、
 そこに住む人たちにスポットが当てられていることだ。

 それこそローマ時代以前から先人が住み着き、
 築き上げられてきた暮らしを重点的に描かれる。

 それぞれの村には独自の伝統や文化があり、
 それを引き継ごうとする村人の生き方が素晴らしい。

 それこそ人間本来の生き方だろう。
 しかし、日本はおろか、各国でそんな生き方や暮らし方が失われている。

 だからこそ胸を打つ場面がこの番組に多いのだ。

 例えば、最新版ではコーニエ村(ヴァッレ・ダオタス州)が取り上げられた。
 もちろん、いままで聞いたこともない地区だ。

 そこはスイスと国境を接するイタリア最北端の村で、
 モンブランなど高い山岳の麓にある。
 それだけに景色は素晴らしい。

 そんな寒い高地でも、村人は愉しそうに、
 しかし必死に暮らしているのだ。

 ここに限らず、名も知れない地へ旅した気分にさせられるのがいい。

 挿入される音楽は、すべてイタリア製なのもいい。
 クラシックではなく、どちらかというとカンツォーネのようで、
 画面と音楽が合っている。

 とりわけオープニングとクロージングに流れる曲か魅力的。
 情熱と悲しみとを合わせ孕んだ♪L'appuntamentoという歌で、
 オルネラ・ヴアノーニが唄う。(You Tubeで聴ける)

 この番組を観続けて、いっぱしのイタリア通になれた感じだ。


   (注; 上掲のHPでは放映が月曜と土曜(再)となっていますが、
    改めて最新の番組表を見たら「土曜9:00〜と月曜8:00〜となっております)

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 "島旅"なんて勝手な言葉を作って悦にいっているが、
 それで忘れていたことを思い出した。

 ナポリ(イタリア)の沖合に浮かぶ観光名所カプリ島、
 そこにも渡ったことがあるのだ。

 東京オリンピックの年だから、はるか以前だし、
 自分も若かった。

 その年の10月、まさにオリンピックが盛大に始まったころ、
 「欧州経済調査団」なる大仰な団体に加わり、
 ヨーロッパ各地を観て回ったのだ。

 イタリアでは最初、フィレンツェに入り、ローマで遊び、
 そこから観光バスでポンペイとナポリに寄った。

 さらに、ナポリから小さなフェリーに乗り、
 カプリ島に渡ったんだっけ。

 「経済調査団」なんて名ばかりで、何も調べたりはしていない。

 その"エセ調査団"には当時、人気デザイナーの故・長沢節さんや、
 イラストレーターの穂積和夫さんなど、
 時代の先端を行くグループも加わっていた。

 勝海舟のお孫さんもいたりで、総勢30人余りだろうか。

 それで、どやどやとカプリ島に上陸した。
 日は落ちかかっており、ホテルに行くにはバスを使う。

 最初の衝撃は、このバスにあった。

 島は傾斜が多く、つまり岩山のような島で、
 バスは断崖すれすれの道を走らねばならない。

 普通なら慎重に登っていくべきところだが、それが大違い。
 危険な道をびゅんびゅん飛ばすのだ。
 陽気そうなイタリア人の運ちゃん、鼻唄まじりで。

 乗客のぼくらは次第に悲鳴をあげ始めた。
 隣の人にしがみついたり、慰め合ったりもして。

 当然のことながら、山頂のホテルには無事、辿り着けたが。

 夕食後、街に出てみた。
 街と言ったって狭い1区画だ。

 それでも地元の人や旅行者など人出はある。

 そのなかの一団にぼくは目を惹かれた。
 何人かの真ん中には、車椅子に乗った人に。

 その男の容貌が一見していかにも高貴なのだ。
 体格もしっかりしている。
 しかし、脚が使えないのか、車椅子をあてがわれている。

 わりと近くからその男を眺めていたら、
 かの歴史的な美男俳優、ルドルフ・ヴァレンチノを想起させる。

 空想したのは、カプリ島における名門の貴公子で、
 彼の周りにいるのは従者ではないかなどと。

 そのときの、一種のショックは忘れられない。

 翌朝は天候が荒れていた。
 だから「青の洞窟」をはじめ同島の名所に寄ることが出来ず。

 雨降るなか、またもあのバスに乗り、帰途に着いた。

 ただし、ナポリからバスでソレントの断崖に達したときには、
 みるみる空が晴れ上がり、
 優しく広がる地中海を一望できたのが幸せだった。

バルセロナからの慰め

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 上の画像は、いずれもバルセロナ(スペイン)の点景である。

 ローマ(イタリア)在住の娘が送信してきたもので、
 ちょっと前、初めてバルセロナに旅したとき撮ったという。

 同地はスペイン最大の港湾都市でもあるので、
 上の写真は、その港を見渡せる高台から撮ったのだろう。

 おやじとしては行ったことのない地だが、
 遙か見渡せる地中海とその後方のアフリカ大陸を空想させる。

 下のは、かの有名なガウデイの代表的な建築物である教会で、
 見慣れた写真ではあるが、わが娘が写したと思うと感慨一入だ。

 ちゃんとしたカメラを持っていないはずなので、
 これらはケータイでパチリと写したものにちがいない。

 それが遙かなる海を越え、おやじのパソコンに送信されたのだから、
 古い人間にとっては、なんとも不思議な世界になったものだ。

 一時は行きたくてならなかったスペインという国だが、
 とうとう行けず仕舞い。
 そのおやじを慰めるような画像ではないか。

 それと先日、別の不思議なこともあった。

 娘から電話がかかってきたのだが、
 電話機から電話機への国際電話ではなくて、
 パソコンから電話機を通して会話したのだった。

 つまり、向こうはパソコンのスピーカーからおやじの話が聴けた、
 というわけ。
 こちらは普通の受話器で普通に話していたのだが……。

 そんなこともあるので、まだまだ長生きしていたいと思ってしまう。
 これからも、どんなハイテクが飛び出すか楽しみだから。

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 この画像は、わが娘からEメールで送信されてきたものだ。

 ローマに長期滞在中の彼女が同地の近郊に行ったとき、
 撮影したそうである。
 そこはとくに観光名所などというものではない。

 これに限らず、娘は以前、ロンドンに留学していたときも、
 さらに最近ではバルセロナに旅したときも、
 ごく気軽に写真をEメールで送ってきていた。

 そのたびに年老いたおやじにとっては、
 隔世の感を覚えざるを得なかった。

 なんて便利な世の中になったものかと、あらためて感心し、
 目をさまされるようであった。

 当然のように娘は携帯電話を持っていて、
 それには撮影機能が付いている。

 その"ケータイ"で行く先々、あるいは人と会うたび、パチリと写し、
 下宿に戻ったら、その映像をパソコンに移し、
 遠く離れたおやじの元、いや、おやじのパソコンに送信する。

 たぶん、それだけのことだろう。

 ほんの十数年前までなら、そんなことってありはしなかっただろう。
 普通の人なら、撮ったフィルムを現像・焼付をしなければならない。

 その写真を海外に居る人に渡そうとするなら、
 エアメールか何かで送ったはずだ。
 相手に届くまで何日を要したことだろうか。

 その行程が一挙に省略され、
 いとも簡単に海を越えて一瞬にして相手先に送られる。

 そんなことに感嘆したり驚いたりしているから、
 「おやじは古い」となる。

 しかし(と言い訳がましくなるけど)、
 世の中、便利すぎて、この先、人類はどうなってしまうの?
 という疑問や不安がなくはないのも事実だ。
 

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