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ぼくが海外出張したなかでは、欧州ではロンドンが最も多かった。 そんな懐かしの地に先日、娘が小旅行をしてきた。 ローマで小さなビジネスをしながらも、少し足を伸ばしたわけだ。 彼女にとっても思い出の地で、以前、ロンドンでも暮らしていた。 そして、送信してくれた写真は、いかにも英国らしい点景。 その一枚が上の画像で、ロンドン郊外にある老夫婦の家の庭だ。 とくにお金持ちでも豪邸でもなさそうだが、 いかにも広そうで、木々が英国の秋を思わせる。 日本人のように器用に手入れしたり、何かを設けたりするわけでもなく、 自然のままといった感じがいい。 でも、その庭に置かれたガーデンチェアは愛らしい。 老夫婦が天気の良い日、そこで憩っているのかもしれない。 テーブルに載っているのは、後ろの木からもぎ採ったリンゴではないだろうか。 以前、娘がロンドンに移り住んだとき、ホームステイしたのがこの家だった。 以来、同地を離れても親しくしているそうで、泊めてもらうことも。 他方、老夫婦がローマに来れば、娘のアパートも訪ねてきて、 ブランチを共にするなどの友好関係が出来ているそうだ。 その一方、娘は小さな宿で暮らしたこともあるらしい。 日本流には民宿で、今回の小旅行でも一泊してきたそうだ。 そこのベッドルームを撮ったのが上の画像で、 いかにも女の子が暮らしやすそうな可愛い部屋ではないか。 宿のオーナー夫妻とも旧交を温めたようで、主人の母上の話が興味深い。 というのも先日、その母上の90歳の誕生日パーティを催されたとかで、 老いてカクシャクとしているそうである。 それで独り暮らしを続けているそうだが、 英国の高齢者慰安制度が良いのか、ボランティアで掃除など手伝ってもらっている。 そればかりでなく、近隣の人がおしゃべりをしに、やってくるいう。 老いて独居していても日々楽しく、安心して暮らしていけるなんて羨ましい。 さて、もう1枚は、有名なトラファルガー・スクェアの近影。 ロンドンの中心地にある憩いの広場で、かのネルソン提督の立像が中心にそびえている。 ぼくも仕事の行き帰りに何度、ここに寄ったことか。 その何十年か前と現在とでは、何が変わったか、 穴があくほどこの写真を眺めたが、変化はまったく見出せない。 ロンドンに限らず、欧州の都市は開発や建て替えなどで変貌することなく、 古き施設などをを大切に保存しているようである。 その点、わが国はどうか、という問題になると話がそれてしまうので、 娘の小旅行記はここまで。 なお、娘は公式ホームページ [Roma Travel Help]を開設したそうだ。
ローマでの音楽会やサッカー試合などの前売り券を扱っているとか。 |
イタリア便り
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当プログに〈クルマ〉なんて欄を設けておきながら、ネタがなかなか出てこない。 なので、休眠にしようかと思っていたところに助け舟が現れた。 ローマ在住の娘から「イタリアのクルマ事情」ともいえる写真が送られてきたのだ。 周知のようにイタリアは、"フィアット王国"だ。 しかも、かつての米国のように大型車に走らず、小型車を主に造り続けている。 その代表的な車種が〈フィアット500〉だ。 あちらでは〈チンクエチント=500〉と呼ばれているようで、 そのニューモデルは3年ほど前に売り出され、 ローマなどの大都市の道路を埋め尽くしているほど。 それ以前に製造・販売された旧型500も見かけるようだが、いかにも小さくて古そうだ。 しかし、新型であろうが旧型であろうが、排気量1000ccで経済的。 娘によると「すごく小さいけど、4人分のシートがしっかり付いているのはびっくりだね。 渋滞気味のローマでは、クルマは小さいほど人気があるようで、 縦列駐車の列のちょっとした隙間に、横向きに停められるから便利そう」とも。 そんなミニカーだけでなく、もっと小さいクルマもある。 いわばオート三輪で、むろん一人乗り。(一番上の画像) 例えば、広場などで似顔絵描きが商売道具を載せて走るには便利のようだ。 駐車も楽そうだし。 そこで余談だけど、そんな便りをもらい、 往年のイタリア車が思い出されてならない。 とりわけ度肝を抜かれたのは、通称〈太陽の道〉とされる高速道を ローマからナポリまで走ったときのことだ。 ぼくは大型の観光バスに乗っていたわけだが、 まぶしいほどの高速道を矢のように疾駆するスポーツカーが忘れられない。 フェラーリ、アバンティ、ランボルギーニ、アルファロメオなど イタリアが誇る大型のスポーツセダンが、いかにも颯爽と走っていたのだ。 そんな憧れが昂じてか後年、大きめの〈フィアット1900〉を所有できたときは、 悦びが大きかった。 この愛車の入手から売却までの経緯は、当プログに以前、投稿したので繰り返さないが、 その当時、産まれたのが上記ローマ在住の娘とは、なんたることだろうか。 |
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この表題を〈海浜〉ではなく〈海水浴場〉にしようかと思ったが、 送られた写真をよく見ると、海水浴客なんて見当たらない。 浜辺で憩いながら、夏を満喫しているといえばいいか。 この一連の画像は、ローマ在住の娘から送信されたもの。 現地事情を写真とともにたびたび伝えてくれるので、 〈イタリア通信員〉と命名してしまったが、 季節が移ろうごとにプログネタを提供してくれるのはありがたい。 さて、今回の撮影現場は、ローマ近郊のフォツェーネ(Focene)という海岸。 レオナルド・ダ・ヴィンチ空港の近くだそうだが、 夏に入ったとはいえ、さほど混雑していないのがうらやましい。 ただし、この浜辺でも、他の浜辺でも当局(?)の管理が行き届いているようだ。 頼りによると「イタリアの海岸では数十メートルごとに柵で区切られており、 〈海の家〉も管理されているよ。 7ユーロほど支払って浜辺に入るのが普通だけど、 フォツェーネ海岸は珍しく無料なの」とある。 とはいえ、憩うためのデッキチェアやパラソルは有料だそうだ。 しかし、これら用具を自ら持参してくる人も少なくないという。 この辺のことは、いずこも同じか。 また、週末にでもなると、小規模なバンドが音楽を奏でるという。 以上が〈通信員〉による報告だが、おやじとしては、 グーグルでこの界隈の地形などを地図で確かめてみた。 ぼくはローマには過去5、6回ほど行っているけれど、 近郊に海岸があるなんて知らなかったからだ。 市内見学ばかりに精を出していたため、足を伸ばせなかったのだ。 それで地図を眺めてあらためて驚いたのは、海岸線が果てしなく続いていること。 広義には地中海に面しているだろうが、その海岸線の長さを再認識した。 イタリア半島の、ローマと反対側はアドリア海に面しており、 そちら側では延々とドライブしたことがある。 でも、天候にもよるのだうが、アドリア海側は陰鬱で、 地中海側のような明るさがないような印象だった。 ともかく、このトシをして娘からいろいろと学ばせてもらえる。
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娘がローマから一時帰国した。 そして、酒飲みおやじへの土産物としてくれたのが上の画像の品。 近年、味をしめたイタリア特産の〈グラッパ(Grappa)〉と、 「お酒の肴にいいよ」というルピナスの豆だ。 2年余り前、ローマを尋ねたとき、初めて口にしたのがグラッパ。 出発前にイタリア通の知人から教えられたのがこのスピリッツで、 到着してホテルに入るなりバーで試飲したものだ。 喉に焼きつくようでありながら、余韻を残す美酒で、 すっかり気に入ったのだった。 娘はそれを憶えていて、おみやげの一品にしてくれた。 カットグラスに満たすと、琥珀色が魅力的で、食後酒にもってこい。 もう一品の豆類は初めて見た。 「日本語ではウチワマメかな。向こうではルピニ(Lupini)と言って 仔オオカミのことよ」と娘は言う。 つまり、地中海地方や南米で採れるマメ科のルピナスを食用にしたもののようだ。 平べったい豆で、厚い皮を剥がすと、プリッとした実が出てくる。 味は薄塩で、ほのかに豆の味わいがあり、酒のおつまみには好適。 話に尾ひれを付けると、グラッパに触発されて思い起こすのは、 この種のアルコール度数が50度を超す酒類のことだ。 最初に味をしめたのは、ブラジル産の〈ピンガ〉だっただろう。 南米旅行から帰ってきた父親がぶら下げてきたもので、 その強烈な味は忘れられない。 自分がノルウェーなど北欧へ行ったときは、 〈アクアビット〉に出合い、虜(とりこ)になってしまった。 透明な液体という感じだが、喉を通るときの焼けつくような味わいが好きだ。 この親戚筋みたいなのがドイツに多い〈キルシュバッサー〉で、 サクランボを原料にしているのか、香りが独特で魅力的。 メキシコ原産の〈テキーラ〉も思い出される。 龍舌蘭を原料としたもののようで、ドロリとした感じは、 いかにもメキシコの強い陽光をほうふつさせる。 この種の強い酒では、ほかに英国系〈ジン〉やロシア系〈ウォッカ〉も知られる。 いずれも、カクテルに用いることが多く、独特の強さがいい。 これらの酒類は50度を超えており、脂っこい料理の後でないと、 スコンとは飲めない代物だ。 そうそう、日本では〈琉球泡盛〉が同じ仲間に入るだろうか。 度数は最高で70度とも聞いており、それより低いのならよく飲むが、 いつかは地元で強いのを味わいと願っている。 そんなわけで、グラッパにことかけていろいろと思い出したが、
この種の強烈な酒を飲み続けられよう養生しなければとも思う。 |
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この画像をしげしげ眺めると、なんとまあ人が群がっているのかと。 そして、誰もが明るい南欧の春を謳歌しているように思える。 ただし、いわゆる西洋人ばかりではないか。 日本人を含む東洋人の顔は見られない。 これはローマ在住の娘から送信されてきた写真だ。 同地人気スポット〈スペイン階段〉の模様を伝えてくれたのは、 2回目か3回目になる。 どれも、その時々の風物や習慣などを伝えており楽しい。 ただ、こう度重なると、当方としては書くネタがなくなってくる。 そこで、今回は少し理屈っぽくなるが、そもそも〈スペイン階段〉とは? 正式名称は〈トリニタ・ディ・モンティ階段〉だ。 同名の教会が135段の階段の頂上に建っており、 それを含めこの一帯は〈スペイン広場〉と称されている。 ごく近くに〈スペイン大使館〉もある。 これらすべてが整ったのは1725年、つまり285年前。 ローマ最大級の人気スポットになったのは、 1953年製作の米国映画『ローマの休日』が大当たりしてからだろう。 某国の王女に扮したオードリー・ヘップバーンが普段着で、 記者役のグレゴリー・ペックと親密度を増す場面があり、 まさにここでロケ撮影されたのだ。 この映画ではほかに、ローマ各地の名所も出てきて、 結果としてローマ観光に特段の貢献をしたことになる。 さて、話は戻るが、娘からのEメールには 「春になると毎年、この階段にツツジの鉢植えが並べられ、 ただでさえ観光客でいっぱいの時期なのに、 足の踏み場もないほど混み合っているよ」とある。 まるで当プログの"イタリア通信員"のように伝えてくれるのだ。
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