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BS日本テレビ系『小さな村の物語 イタリア』が必見の番組になっている。 イタリア人の生き様や各地の風土・歴史が 興味深く描き出されているからだ。 もう2年前になろうか、初めてこの番組に出合ったとき、 まず、巻頭のテーマ曲に惚れてしまった。 いかにもイタリアの風を感じさせてくれるのだ。 この歌は「アプンタメント」で、英語でアポイントメントに相当する。 唄っているのは、オルネラ・ヴァノーニで、 イタリアの歌謡界では三大女性歌手の一人だという。 曲調は繰り返しがほとんどでありながら、熱烈な恋を彷彿させるように情熱的だ。 番組の始めと終わりに、この歌を聴くのが楽しみになってしまった。 それもさることながら、番組制作のポリシーというか、内容そのものが魅力的。 タイトルに「小さな村」とあるように、 観光的には無名の村が週替わりで次々と取り上げられている。 イタリア半島の南から北まで50を超す村が、これまでに取り上げられている。 そして、どんな村も歴史は古い。 前世紀からそのままの町並みや建物が映し出され、その古さに惚れぼれする。 旅をしている気分にもさせてくれる。 そこの風景や風物ばかりが映像の対象になっているわけではなく、 テーマはあくまでもそこで暮らす人々である。 1番組に2人か3人が集中的に取り上げられ、 その生き様や人生を中心に、こまやかに映し出される。 しかも、それら登場人物は老人がほとんどであるところに、 「物語」の深みが出ている。 過疎とも思える田舎で、長い人生を紡いでいるのであろう。 その人物を描きだすためにカメラは日常生活や家の中まで写しだす。 観ていてその人々に言い知れぬ尊敬の念や愛着を覚えてしまう。 他人事ではなく、自分の老後へも想いをいたしてしまうのだ。 場面が展開するごとに、各種のカンツォーネが挿入されるのもいい。 俳優の三上博史がナレーターとして温かく説いており、 その村や人を巧みに浮き上がらせている。 こんなに真摯で求心力のある番組のスポンサーは毎回、東芝1社だ。 それがまた、ご立派と言わざるを得ない。 なお、放送日は毎週月曜夜と、その再放送は土曜夜。
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イタリア便り
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