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油脂を分解する微生物を発見。
飲食店や食品加工場の廃水は、浮いた油脂を取り除き河川に流される。集めた油脂は焼却されるのだそうだ。この現在の方法では、油脂を完全に除去するのが難しいのだそうだ。
しかし、この微生物を使えば、人手を使わず、ほぼ完全に油脂を取り除くことが出来、油の臭いも消えるという。
近く特許を出願し、実用化を目指すという。
素晴らしいことである。知的財産管理にだけは、十分注意を払ってもらいたい。
私は、微生物研究には、大いに期待を持っている。研究の余地は、まだいくらでもあると思われる。これからどんな微生物が発見されるか想像もつかないほどである。
日本人は、醤油、味噌、酒、鰹節など、微生物を操ってさまざまな食品を作ってきた。麹屋という微生物を扱う商売を始めたのは、たぶん日本が世界で最初だと思われる。微生物を扱うのは、日本がもっとも得意とする分野のひとつである。
この分野での日本の活躍を期待したいと思う。
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
<微生物>油を分解 福島大準教授の研究室発見 飲食店や工場の排水浄化に期待
8月9日16時3分配信 毎日新聞
福島大(福島市)は、飲食店などの廃水に含まれる油脂を分解し、浄化する微生物を発見、培養に成功したと発表した。これまで国内外で見つかった同様の微生物で最高の能力を持つといい、近く特許を出願し、実用化を目指す。
共生システム理工学類の杉森大助准教授(生物工学)の研究室が発見した。2年間にわたり、土壌や植物の葉など数百のサンプルを収集・分析し、県内の公園の土から油脂を栄養源にして生きる珍しい微生物を見つけた。0・3グラムの油脂を含む水100ミリリットルに対し、微生物の培養液1ミリリットルを入れると、24時間で60%を分解する。植物性と動物性の両方の分解が可能という。
飲食店や食品加工場などの廃水は通常、タンクなどに集めて浮いた油脂を取り除き、河川に流される。集めた油脂は産廃として焼却される。この方法では完全に油脂を除去することが難しいうえ、二酸化炭素も排出される。発見した微生物をタンクにすまわせれば、人手を使わないでほぼ完全に取り除け、油のにおいも消えるという。
杉森准教授は「非常に能力が高い微生物で、水環境の改善に向け幅広い利用が期待できる。まだ誰もやっていない研究」と話している。【関雄輔】
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