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<IHIは7日、藻から燃料を作り出す「藻類バイオ燃料」の実験施設を報道陣に公開した。光と水、二酸化炭素があれば燃料が作れ、サトウキビなどから作るバイオエタノールのように食料と競合することもない。平成26年からジェット燃料向けなどにサンプル出荷を始め、28年以降の事業化を目指す。>
IHIというのは、旧石川島播磨重工業株式会社のこと。造船のほかに、航空・宇宙部門もありジェットエンジンなどを製造している。
記事に「藻」とあるが、我々に馴染みのある海藻ではなく、単細胞生物の藻であるらしい。従って、大きな水槽でなくても培養できるようだ。
しかし、出来上がった燃料の単価が石油の10倍以上では、実用化はまだ難しいのではないか。記事によると経費削減のため海外での生産を考えているようだが、国内で生産してこそ価値があると私は思う。
海に囲まれており、且つ雨の多い我国であるから、淡水海水を問わず水生生物の利用を研究するのは方向として間違っていないと思う。石油と同じくらいまで単価を下げ、且つ、国内で生産できるようになることを期待したい。
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
「藻」が燃料に 課題はコスト IHIが実験公開
産経新聞 11月8日(木)7時55分配信
IHIは7日、藻から燃料を作り出す「藻類バイオ燃料」の実験施設を報道陣に公開した。光と水、二酸化炭素があれば燃料が作れ、サトウキビなどから作るバイオエタノールのように食料と競合することもない。平成26年からジェット燃料向けなどにサンプル出荷を始め、28年以降の事業化を目指す。
公開したのは同社横浜事業所(横浜市磯子区)の屋内と屋外に設けられた藻の培養器。使われる藻は増殖が速い「榎本藻」。成長や細胞分裂の際に油を発生、作られる油の質は重油に相当するという。光合成だけで増殖し、通常の藻に比べ1カ月後の生産量は10万倍にもなる。
ただ、事業化に向けてはコストが課題となる。土地代、電気代、水処理費用などのコストを積み上げると、現段階の1リットル当たりの価格は1千円以上と、石油の10倍以上に及ぶ。今後、単位面積当たりの生産量を上げるための培養技術の開発に加え、土地代の安い海外での生産も検討する。こうした取り組みを通じて「32年までには価格を1リットル当たり100円以下まで引き下げたい」(成清勉・新事業推進部部長)としている。
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