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<京都市の鴨川水系に生息する国の特別天然記念物・オオサンショウウオが絶滅の危機を迎えている。市の捕獲調査で2013年以降、特別天然記念物の対象とならない外来種や交雑種しか見つかっていないのだ。都市近郊にすむ鴨川上流のオオサンショウウオは貴重とされる。市は期間を延長して調査を進める意向で、専門家は早急な在来種の保護を訴えている。>
昔、自分の周りの人たちが、一晩のうちに姿形がそっくりのまったくの別人に入れ替わってしまうという恐ろしいドラマを見たように思う。SFかファンタジーの類だったと思う。
勿論、現実にはありえないことだ。ところが、そのありえないことが自然界で今実際に起こっている。いつも見ている生き物が、いつの間にか、区別のつかないほど似ている別の生き物に入れ替わっているのだ。これは、身の毛もよだつ出来事である。
ましてやそれが、我国の特別天然記念物となれば、国は座して見ているだけでは良くないだろう。思い切った金額の資金を投入して十分な調査をし、対策を立てるべきだ。もはや猶予はない。
同じことが、ニホンウナギにも起こっていることについては、かつて書いたことがあると思う。他の生物についても、同様の事が起こっている可能性がある。在来種の保護に関しては、かなり思い切った対策を打たなければ、取り返しのつかないことになる。
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
<オオサンショウウオ>京都・鴨川 交雑進み在来種絶滅危機
毎日新聞 10月25日(日)11時40分配信
京都市の鴨川水系に生息する国の特別天然記念物・オオサンショウウオが絶滅の危機を迎えている。市の捕獲調査で2013年以降、特別天然記念物の対象とならない外来種や交雑種しか見つかっていないのだ。都市近郊にすむ鴨川上流のオオサンショウウオは貴重とされる。市は期間を延長して調査を進める意向で、専門家は早急な在来種の保護を訴えている。
オオサンショウウオは数千万年前から形を変えず生息しているとされる世界最大の両生類で、体長は最大で約150センチにもなる。鴨川水系では、近い場所で市中心部から約10キロの場所に生息している。しかし、近年は外来種チュウゴクオオサンショウウオとの交雑が進む。京都水族館(京都市下京区)などによると、1970年代に食用などとして持ち込まれたものが無断で放流され、交雑が進んだとみられる。両種の見た目は区別が難しいほど似ている。
市は11年から6年計画で実態調査をしてDNAによる分析を続けているが、15年1月までに鴨川水系で捕獲した計244匹のうち、在来種は11年度の3匹、12年度の1匹しかいなかった。外来種や交雑種は川に戻せないため、水族館に移すなどの措置をとっている。
交雑種の増加は全国的な傾向で、三重県名張市の赤目四十八滝周辺でも13年6月からの調査で5割以上が交雑種だった。【川瀬慎一朗】
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