|
<全身が青色のニホンアマガエルが8月以降、埼玉県内で相次いで見つかり、地元で話題になっている。色素の一部が欠け、本来の黄緑色にならなかった突然変異の個体とみられるが、通常は目立って外敵に襲われやすく、人目に触れることは珍しい。発見者たちはそれぞれカエルを持ち帰り、大切に育てている。>
青いアマガエルと言われても、ピンとこない。アマガエルは青いでしょうと思ってしまうからだ。青菜は勿論緑色だし、青信号も緑だ。実際、有名なモリアオガエルだって緑色である。シュレーゲルアオガエルも緑色。緑色のカエルをアオガエルと言うのだ。
この記事の青いアマガエルとは、ブルーのアマガエル、グリーンではなくブルーのアマガエルという意味だ。それは確かに珍しく興味があるが、私はむしろ、青いアマガエル自体より、なぜたくさん生き残ることが出来たのかということの方に興味がある。
緑の中に青がポツンとあれば、目立つ筈だ。天敵の鳥にすぐに見つけられて食べられてしまうだろう。どうしてたくさん生き残ることが出来たのだろうか。不思議なことだ。実際に人間に捕らえられているのだから、目立つことは間違いない。人間を天敵と考えると、やはり青いことは生き残るのに不利だ。ただし、人間が天敵ならばだが。
ところがその人間様は、青いカエルを殺さずに飼っている。そのうち、殖やそうとする者が現れるかもしれない。人間様は、青いアマガエルの天敵ではなく、守護者のようだ。自然界に不似合いなこの生き物を殖やすことが、果たして良いことなのか悪いことなのか。
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
<青いカエル>突然変異? 8月以降、埼玉県内で発見相次ぐ
毎日新聞 10月9日(日)13時58分配信
全身が青色のニホンアマガエルが8月以降、埼玉県内で相次いで見つかり、地元で話題になっている。色素の一部が欠け、本来の黄緑色にならなかった突然変異の個体とみられるが、通常は目立って外敵に襲われやすく、人目に触れることは珍しい。発見者たちはそれぞれカエルを持ち帰り、大切に育てている。
桶川市の岩崎康夫さん(67)は8月19日、自宅近くの田んぼの隣にある畑で草取りをしていたところ、葉っぱの上に乗った全身青色のカエルを見つけ、目を疑った。
自宅に持ち帰ってからは、コオロギなどの昆虫を餌として与えており、体長は当初の約1センチから約3センチまで成長した。岩崎さんは「ずっとここに住んでいるが、青いカエルを見たのは初めて。たくさんの人に見てもらいたい」と声を弾ませる。
今月4日には羽生市の県立特別支援学校「羽生ふじ高等学園」近くの実習田で、黄緑色のカエルの群れに交じって青いカエル(体長約2.5センチ)がいるのを同校教諭が発見し、学校で飼育を始めた。
できるだけ田んぼと同じ環境にしようと、水槽には石などを入れ、餌は小さな虫を与えている。時折、元気よく跳躍するため、水槽のふたは網などにして、体を傷つけないようにしている。
県生態系保護協会の串田宏人・専門調査員によると、ニホンアマガエルは通常いくつかの色素を持っているが、青いカエルは黄色の色素が先天的に欠けた突然変異の個体とみられる。串田さんは「黄緑色のアマガエルは草に隠れると見つけにくいが、青いアマガエルは目立つため、野鳥などの捕食者に食べられてしまい、生き残ることが難しい。私も実際には見たことがない」と話している。【中山信、大山知香】
|