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<安住淳財務相は10日午前の衆議院予算委員会で、昨年10月末に行った介入について「1ドル75.63円の時点で、介入を指示した」と語った。>
どうして介入水準に言及したのだろうか。投機筋に影響を与えてしまうではないか。介入の水準を言ったわけではないと後から言い訳したところで、具体的な数字を出して介入を指示したと発言すれば、介入の水準を言ったと見るのが当然だろう。民主党政権においては、以前も介入水準に言及して批判されたのではなかったか(仙谷氏が官房長官の時に発言したのではなかったか?)。何故同じことを繰り返すのか。言うべきことを言わず、言うべからざることを言うのが民主党の政策なのだろうか。
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
大臣の介入指示発言、財務省は水準を言ったわけではないと説明
ロイター 2月10日(金)15時24分配信
[東京 10日 ロイター] 安住淳財務相は10日午前の衆議院予算委員会で、昨年10月末に行った介入について「1ドル75.63円の時点で、介入を指示した」と語った。為替政策の責任者である財務相が為替介入の水準に触れることは異例で、財務省では「介入の水準を言ったわけではない」と説明している。
<異例の言及、介入水準ではなくボードの数字>
安住財務相は10月末からの介入を5日間で終えて納得しているのかとの西村康稔委員(自民)質問に「(1ドル)75.63円の時点で、介入しないと日本経済に危機的な状況が及ぶということで介入を指示した。78.20円でやめたので、そこの時点で納得したかという話だが、私としては3円近く値を戻し、年末まで2か月、77、78円台で推移したので、一定の効果はあったと思っている」と評価した。
この発言に関して為替市場で大きな反応は見られなかったが、介入水準に言及すれば、投機筋などに手の内を見せることになり、今後の為替政策に影響を及ぼす可能性が出てくる。
これに対して財務省では、75.63円は西村氏が示したボードにあった介入前日の終値であり、介入水準を言ったものではないと説明する。78.20円という水準も西村氏が示したボードにあった数字だ。
共同通信によると、安住財務相も10日昼、財務省内で記者団に対し「水準を言ったわけではない」と自身の発言についてあらためて説明している。
<「単独介入は辞さない」、市場で評価の声>
安住財務相はこの日の予算委員会で、介入について「協調してできれば、世界経済の中で日本の立場をしっかり説明して、協調して介入してもらう努力をやらないといけない」と発言する一方、「それでもすぐにそうはならない。その場合は私の判断で断固たる措置をとらせてもらう」と明言した。
さらに、「為替レートはわが国経済の実態を反映してないと申し上げている。水準もさることながら、投機筋が思惑的な動きで変動させているときは、躊躇(ちゅうちょ)なくやると言っている。今後もその姿勢でやる。単独介入はまったく辞さずにやる」と強調した。
協調介入の理解を得るのは難しいとの認識の下、必要であれば単独で介入する意思を示したものだ。
これに対して市場では「ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が日本の為替介入に批判的な見解を示したにもかかわらず、自国通貨のために介入姿勢を崩さなかったことは評価に値する」(外銀)とする見方も出ていた。
(ロイターニュース 石田仁志、梶本哲史、山口貴也;編集 山川薫)
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