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<環境省は7日、国内の生態系に被害を及ぼす恐れのある動植物424種を「侵略的外来種」としてリストにし、被害防止に向けた行動計画を作る方針を明らかにした。法律で飼育や輸入が禁じられている特定外来生物112種に加え、国内在来種でも人為的に持ち込まれ特定地域の生態系を脅かしている種を「国内由来の外来種」と位置付けた。>
外来種による生態系の破壊は、深刻だ。破壊を止める方法として最も確実なのは、外来種を入れないことだ。我国でも、さまざまな理由で外来種の導入が行われてきた。しかし、生態系への影響という点では、そのほとんどが失敗している。ハブを駆除する目的で導入されたジャワマングースは、ハブを大して食わずに農産物を沢山食う、勿論生態系へも影響を与えるという結果になっている。ボウフラの駆除を目的に導入したカダヤシは、蚊を絶やさずにメダカを激減させてしまった。アカミミガメ、アライグマ、ウシガエル、等々、数え上げたら切りが無い。生態系へ悪影響を与えなかったことは、園芸植物を除いては、ほとんど無いのだ。その園芸植物でさえ、一部の物は、生態系に影響を与えている。いかなる理由があろうとも、外来種の導入は、基本的に禁止すべきだ。
意図的に導入するものを防ぐことは可能であっても、意図せずに入ってくるものを完全に防ぐことは、不可能だ。そこで、国民の一人ひとりが外来種の知識を持っていることが、外来種の繁殖を防ぐ上で、極めて重要になってくる。多くの人に知識があれば、外来種を早期に発見できるのだ。そのために「侵略的外来種」のリストは重要だ。
知識を持っていることが重要と言っても、詳しい知識が必要と言うわけではない。最も重要なのは、文字による知識ではなく、実物の姿形を知っているかどうかだ。それを広く知らせるのには、マスコミが重要な役割を果たすと思うのだが、マスコミに期待ができるだろうか?
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
<侵略的外来種>424種のリスト、初作成へ 環境省
毎日新聞 11月7日(金)20時29分配信
環境省は7日、国内の生態系に被害を及ぼす恐れのある動植物424種を「侵略的外来種」としてリストにし、被害防止に向けた行動計画を作る方針を明らかにした。法律で飼育や輸入が禁じられている特定外来生物112種に加え、国内在来種でも人為的に持ち込まれ特定地域の生態系を脅かしている種を「国内由来の外来種」と位置付けた。
同日開かれた専門家会議で案が示された。リストは国民の意見を聞いた上で来年2月にも正式に公表され、数年ごとに更新される。
リストは外来種を、▽国内への定着を予防すべき種▽国内に既に定着し、駆除などの緊急対策が必要な種▽産業で利用されているが拡散防止など適切な管理を必要とする種−−など六つに分類した。
例えば、ペットとして流通しているフェレットを定着予防種に指定。緊急対策が必要な種には、韓国経由で長崎県・対馬に定着したツマアカスズメバチや、現在35都府県に拡散した豪州原産のセアカゴケグモの他、本州から北海道などへ持ち込まれたニホンイタチなどの在来種も入った。また、遊漁や食用に導入されたニジマスや、河川敷ののり面緑化などに利用されるイネ科植物などが管理を必要とする種に分類された。
特定外来生物以外は法規制対象ではないが、リストには「交雑」「捕食」など想定される被害や、利用上の注意点を種ごとに明記した。環境省の担当者は「自治体や企業などの対策に役立ててほしい」と話す。【阿部周一】
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