腹立ち紛れ(笑)

随想録。思ったことをいろいろと。なお、記事と関連の無いコメントなどは削除します。あしからず。

絶滅危惧種保護

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<国の特別天然記念物・ライチョウを研究している信州大名誉教授(鳥類生態学)の中村浩志さんが31日、長野県の北アルプスで実施した生息調査で、ニホンザルがライチョウのヒナを襲い、捕食していることを確認したと発表した。>

 これは難しい問題であり、厄介な問題でもある。
 何が難しいか。ライチョウは在来種だ。ニホンザルも在来種である。在来種同士の生存競争は自然な生態系だ。ライチョウを一方的に保護することは、自然な生態系に人口の手を加えることだ。果たしてそれは、正しいのだろうか? この疑問が付きまとう。
 そして、厄介な問題であるとは、ニホンザルは雷鳥を直接襲うだけに、その影響が劇的に速いことだ。同じような問題に、鹿の食害がある。鹿がさまざまな植物を食べ、それらを絶滅の危機に曝すものだ。こちらは、植物だけではなく、それを餌とする動物をも危機に陥れることになる。動物への影響は直接的ではないので、影響が現れるまで時間がかかるかもしれない。しかし、ニホンザルの場合は、直接ライチョウを襲うので影響が極めて短期間の内に現れる可能性がある。もし対策を講じるのであれば、早急に行う必要がある。
 ライチョウを保護することが正しいのかという問題には、鍵がある。ニホンザルによるライチョウの捕食が最近始まったものかどうかという点だ。もし最近始まったのであれば、人間が関係している可能性がある。もしそうなら、保護することに正当性を認めることが出来るだろう。また、対策の方法も変わってくるかもしれない。この点に関する調査は必要不可欠だと思うが、ライチョウの保護に関してはそういう時間的余裕は無いのかもしれない。


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ライチョウに新たな天敵…ニホンザルがヒナ捕食
読売新聞 9月1日(火)10時15分配信
 国の特別天然記念物・ライチョウを研究している信州大名誉教授(鳥類生態学)の中村浩志さんが31日、長野県の北アルプスで実施した生息調査で、ニホンザルがライチョウのヒナを襲い、捕食していることを確認したと発表した。

 中村さんは「ニホンザルによる捕食がライチョウの減少に拍車をかけている可能性がある。早急な対策が必要」と指摘している。

 中村さんによると、ニホンザルによる捕食の可能性は以前から指摘されていたが、研究者レベルで確認されたのは初めて。

 中村さんは8月25日、北アルプス・東天井岳の山頂付近(標高約2800メートル)でライチョウの生息数や巣の分布を調査中、20匹以上のニホンザルの群れを発見。そのうち1匹が、近くにいたライチョウのヒナを捕まえ、食べるのを目撃した。

<北海道釧路市教育委員会は15日、同市安原の釧路湿原内にある人工池で、市の天然記念物「キタサンショウウオ」の卵塊調査を実施した。今回確認された卵塊は3個にとどまり、91年の調査開始以来、最低だった。>

 94年の調査では41個の卵塊が確認されていた。それがたった3個とは。激減だ。これは人工池での調査だ。周りの湿原でも同様なのだろうか。この記事では分からないが気になるところだ。
 調査後、市立博物館の野本和宏学芸員は「特に環境の変化は見られず、減った理由は不明。今後も追跡を続けたい」と話している。原因が分からずに、どんどん減っていくのだ。希少動物の保護の難しさが良く分かる出来事だ。


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<キタサンショウウオ>卵塊減り最低の3個 釧路湿原人工池
毎日新聞 5月16日(土)10時24分配信
 北海道釧路市教育委員会は15日、同市安原の釧路湿原内にある人工池で、市の天然記念物「キタサンショウウオ」の卵塊調査を実施した。今回確認された卵塊は3個にとどまり、91年の調査開始以来、最低だった。

 キタサンショウウオは体長11センチ前後。国内では釧路湿原と北方領土で確認されており、環境省の準絶滅危惧種に指定されている。産卵期が4月下旬〜5月中旬で、毎年この時期に調査している。

 94年には41個の卵塊を確認したが、ここ数年は減少傾向が続いており、昨年は8個だった。調査後、市立博物館の野本和宏学芸員は「特に環境の変化は見られず、減った理由は不明。今後も追跡を続けたい」と話した。【近藤卓資】

<「環境保護団体や野生生物に関心の高い人からは『希少種の指定を急いでくれ』という声もあるが、それぞれの立場で生活があり、すべてを希少種に指定することは難しい。生息する個体数や地域の人たちの生活への影響などをきちんと調べ、バランスを見ながら指定しないといけないんです」>

 希少種の指定が難しいのは理解できる。なんでも希少種に指定したら、農業はほとんどできなくなってしまうだろう。害虫の駆除も出来ないだろうし、地表や土中の希少種を考えると農地を耕すことも出来ないだろう。
 しかし、外来種を特定外来生物に指定することは、もっと広範囲にもっと素早く行ってもいいのではないか。これは、絶滅危惧種を保護するための方法として、希少種の指定と同等もしくは、より効果的だと思われるからだ。外来種による生態系への影響は、しばしば劇的なほど急速に、そして破壊的に行われる。少しでも懸念があるものは、すぐに特定外来生物に指定すべきだ。
 特定外来生物の指定が広範囲に行われると、動植物を売り買いしている業者には、影響が出るかもしれない。しかしそれは、辛抱してもらわなければなるまい。例えば、ある画期的な新商品が売り出されることになった場合、それによりある業界が影響を受けることがわかっていても、その商品を出さないでくれとは言えないだろう。商売にそういうことは、付き物だ。今、多くの野生の動植物が絶滅の危機に瀕しているのだ。外来生物を厳しく規制するのは、やむをえないことである。


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外来種の急増、悪質業者による乱獲…希少種「300種追加指定」の難しい現場
産経新聞 4月29日(水)15時35分配信
 環境省が平成32年までに、捕獲や譲渡が禁じられる国内希少野生動植物種(希少種)として300種を追加指定する。現時点で指定されているのはヤンバルクイナやイヌワシなど89種だが、あと5年で現在の4倍以上に増えることになる。地球温暖化による環境破壊など、地球は大きな問題を抱えている。国内の自然界では今、何が起きているのか。壮大な目標の背景には、希少種指定をめぐるさまざまな事情があるようだ。

 ■指定は年間50種に急増

 「希少種を指定するのも大変なんですよ」

 環境省の担当者は、こんな本音を漏らした。これまで指定してきたのは89種で、年間では多くても3種程度。中には指定をしていない年もあるという。それが、今後は毎年、50種ほども指定を進めていくことになる。

 そもそも希少種とは、絶滅の恐れのある3597の野生生物種を掲載した「レッドリスト」のうち、近い将来に絶滅の危険性が高いものや外来生物などを駆除しない限り野生での存続が困難な「絶滅危惧I類」に属するものの中で、絶滅の恐れが極めて高いとして環境省が指定した野生の動植物のことをいう。平成5年に施行された希少種保護のための法律「種の保存法」のもとに指定する。

 それほどまでに指定を急ぐ理由として、温暖化や物流の国際化が進んだことにより外来生物の生息域が拡大したり山間部の乱開発が各地で行われたりしたことにより、もともとそこにいた固有種が急激に減ったことが挙げられる。

 そうした背景から、希少種の追加指定を求める動きは国会でも起こっていた。26年4月から省内に新たに希少種の保全を担当する「推進室」が立ち上がり、26年度には希少種の調査やデータ管理などに約1億円の予算がついたほどだ。だが、新たな組織ができたとはいえ、指定がとんとん拍子に進むかといえば、どうもそうではないらしい。

 環境省の調べでは、今や日本の野生動植物の約3割が絶滅に向かう可能性が高いという。ただ、絶滅危惧種はその保護が法律で決められているわけではなく、保護の対象として定めるには希少種指定が必要になる。

 「それほど絶滅危惧種が多いのなら、すべて指定してしまえばいいのでは?」

 そんな疑問をぶつけたら、担当者から苦笑とも失笑ともとれる反応が返ってきた。それが冒頭の言葉だ。

 ■動植物と人間の共存前提

 すべてを希少種に指定できるなら話は早い。だが、そうすることで少なからず弊害も生じる。影響を受ける代表格が「農家」だという。自然界に生息する野生動植物が希少種に指定されると、意図的な捕獲や譲渡はもちろん、生息地が保護区として指定されることもあるため、農業も規制の対象となる。

 保護区はすでに、全国で9地区(885ヘクタール)が指定されている。保護区指定が加速度的に進めば、農家はそれまでのように自由に農業を行うことができなくなってしまう。


 「環境保護団体や野生生物に関心の高い人からは『希少種の指定を急いでくれ』という声もあるが、それぞれの立場で生活があり、すべてを希少種に指定することは難しい。生息する個体数や地域の人たちの生活への影響などをきちんと調べ、バランスを見ながら指定しないといけないんです」

 担当者は、一気に指定を進められない理由をこう説明した。やはり、自然の動植物と人間との共存が前提で、この見極めが大事なようだ。

 ■外来生物の急増も背景に

 環境省は3月、政府が世界自然遺産登録を目指している「奄美・琉球」(鹿児島、沖縄)に分布するトカゲモドキ属の5種と植物6種をはじめ、小笠原諸島(東京)に分布する固有種のカミキリやタマムシなどの昆虫類16種、陸産貝類14種の動植物計41種を希少種に指定した。同省によると、原始的なヤモリの仲間であるトカゲモドキは、手足に吸盤がなく地上で生活するという特徴がある。外来種のマングースが捕食したり、ペットにしたりするための違法採取が問題となっていた。

 小笠原諸島などは、「ダーウィンの進化論」で知られる東太平洋上の赤道下にあるガラパゴス諸島のように本土にはいない、まさに希少種が存在する。だが、近年は温暖化による環境の変化などによって、駆除の対象となる外来生物の生息域が急速に広がり、その個体数が減っていた。

 環境省は今後、国内で絶滅危惧種の半数を占める植物を中心に指定を進めていくという。

 ■池の水吸い取るケースも

 法律で希少種と定められると保護のための予算が措置されるため、環境省は指定した保護区に電気線を張り巡らすなどして、敵となる外来生物の侵入を防いでいる。ただ、こうした保護対策には税金が投じられており、離島などではさらにその経費が膨らむため、どこまで費用をかけるかが難しいところだという。

 希少種に指定してしまえば法律で取り締まることができるようになるのだが、実はそれまでが大変という。

 「希少種指定は情報の管理に、特に神経を使うんです」と担当者は強調する。希少種の指定前に情報が漏れると、捕獲して高値で売ろうとする業者などが訪れ、乱獲や密漁により、一気に個体数が減ってしまうケースもあるからだ。実際に、希少種が海外のインターネットサイトで売られていたり、希少種のいる池の水をバキュームカーで吸い取っていったこともあったりしたという。

 ひと言で「希少種保護」といっても、その裏にはさまざまな問題が複雑に絡み合っている。

<環境省は23日、種の保存法に基づいて捕獲や売買が禁止される「国内希少野生動植物種」に、小笠原諸島(東京都)のカタツムリなど南方の離島に生息する動植物41種を加えると発表した。
 これまでイヌワシやイリオモテヤマネコなど89種が指定されていたが、一気に1・5倍近い130種に増える。>


 指定される41種のうち6種が植物。残りの35種は動物。そしてその35種が全て島の固有種だ。そんなにも沢山固有種がいるのかと驚いてしまう。固有種と言うのはそこだけにしか生息していないということだから、当然希少種だ。今まで何の保護もされていなかったことに衝撃を感じる。もともと何処にでも普通にいた動植物でさえ絶滅が心配される昨今だ。もともと数の少ない種ならなおさらだ。
 記事によると5月上旬までに正式に指定するそうだ。この発表の方法は、まずかったのではないか。一部の愛好家や金銭目的の不届き者が、正式指定の前にと採取してしまうのではないだろうか。正式に指定して後に発表するのが、良かったのではないだろうか。


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小笠原のカタツムリなど希少野生動植物41種増
読売新聞 3月23日(月)18時12分配信
 環境省は23日、種の保存法に基づいて捕獲や売買が禁止される「国内希少野生動植物種」に、小笠原諸島(東京都)のカタツムリなど南方の離島に生息する動植物41種を加えると発表した。

 これまでイヌワシやイリオモテヤマネコなど89種が指定されていたが、一気に1・5倍近い130種に増える。

 新たに指定されるのは、小笠原諸島ではヒメカタマイマイなどカタツムリ14種、オガサワラトビイロカミキリなど昆虫16種、奄美群島(鹿児島県)と琉球諸島(沖縄県)ではヤモリの仲間であるクメトカゲモドキなど爬虫(はちゅう)類5種。琉球諸島のランやシダなど植物6種も追加指定される。

 同省は、絶滅する恐れの高い種を中心に300種を、2020年までに追加指定する方針を決めていた。今回指定される41種のうち動物35種はすべて、島にしか生息しない固有種。外来種による捕食や愛好家による捕獲などで生息数が減っており、同省は優先的な指定が必要と判断した。意見公募を経て5月上旬までに正式に指定する。

アカハネバッタ

<長野県は18日、環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧IA類」に分類される「アカハネバッタ」が、国内で約30年ぶりに確認されたと発表した。同日、公表した県版レッドリスト改訂版で分類を「絶滅」から「絶滅危惧1類」に変更し、成虫が姿を見せる6月ごろまでに県条例で捕獲・流通を規制する。>

 昆虫というのは、不思議なものだ。子供の蝶はいないし、子供のカブトムシもいないのだ。蝶の子供は芋虫だし、カブトムシの子供も芋虫みたいなヤツだ。私たちの見ている蝶やカブトムシは、皆大人なのだ。蚊もハエもテントウムシも皆同じだ。どれも皆成虫であり、子供は別の姿をしている。
 しかし、昆虫には変わり者も居る。バッタもその一つだ。バッタには子供のバッタがいる。バッタの子供は、大人とほぼ同じ姿をしているのだ。バッタは親とほぼ同じ姿で大きくなっていく。素人でも分かる違いは、子供のバッタは、羽根が短い。多分空は飛べない筈だ。
 昆虫はそんなにも奇妙で面白いものだ。そして何処にでもいる。私たちに最もなじみのある生き物だ。「アカハネバッタ」も、昔は本州の広い範囲で見られたものらしい。それがいつの間にか、絶滅したのではないかと疑われるようになっていた。身近で馴染みのある生き物がいなくなってしまうのは、まことに残念なことだ。
 逆に、絶滅したと思われていた生物が、再び発見されるというのは、嬉しいニュースだ。せっかく再発見されたのだから、なんとか保護されて絶滅しないことを祈るばかりだ。


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<絶滅種>アカハネバッタ 長野県内で半世紀ぶり確認
毎日新聞 3月18日(水)20時25分配信
 長野県は18日、環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧IA類」に分類される「アカハネバッタ」が、国内で約30年ぶりに確認されたと発表した。同日、公表した県版レッドリスト改訂版で分類を「絶滅」から「絶滅危惧1類」に変更し、成虫が姿を見せる6月ごろまでに県条例で捕獲・流通を規制する。

 アカハネバッタは体長約3〜3.5センチで、後ろ羽の付け根部分が赤いのが特徴。かつては本州の広範囲で見られたが、里山の荒廃、道路の舗装が進むなどして姿が見られなくなり、1986年に新潟県で確認されたのを最後に生息の報告はなかった。

 長野県によると、神戸大大学院の研究グループが2013年に県内の里山で複数の成虫を見つけたとの報告があり、県が14年夏に同じ場所で生息を確認した。同県では約50年前に見つかったのが最後で、04年の県版レッドリストで「絶滅」とされた。同県で生息が確認されたことについて、藤山静雄・信州大名誉教授(動物生態学)は「信州は、草原などの生息環境が比較的保たれているからではないか」と話している。【稲垣衆史】


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