腹立ち紛れ(笑)

随想録。思ったことをいろいろと。なお、記事と関連の無いコメントなどは削除します。あしからず。

絶滅危惧種保護

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<京都水族館(京都市下京区)はこのほど、絶滅の恐れがある京都府丹後地域の淡水魚タンゴスジシマドジョウの繁殖に国内で初めて成功した。発見から間もない種で詳しい生態が分かっていないため、飼育担当者は「個体数を増やし、解明に役立てたい」としている。>

 タンゴスジシマドジョウ。タンゴは勿論、丹後だが、片仮名で書くと音楽のタンゴかと思ってしまう。タンゴを踊るダンサーを思わせる縞模様のドジョウなのかなと想像して可笑しくなってしまう。
 子供の頃、フナやメダカ、モロコ、アメリカザリガニ、タウナギなど、さまざまな淡水性の生き物を見たが、何故かドジョウは見なかった。だから、私にとっては、ドジョウは少し珍しい生き物だ。しかし、どじょっこふなっこの童謡や安来節の踊りなどにも出てくるドジョウは、日本人にとってもっとも親しみのある魚の一つだろう。今、日本の自然界でドジョウはどうなっているのか知らないが、このタンゴスジシマドジョウは、絶滅が危惧されているらしい。その繁殖に成功したというのは、嬉しいニュースだ。
 この水族館は、他にも繁殖に関して国内で初めて成功の事例を持っており、優れた技術と職員を持っているようだ。絶滅危惧種の保護において、動植物園や水族館の働きが今後ますます重要になるだろう。この水族館には、これからも頑張ってもらいたい。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。

希少ドジョウの繁殖成功 京都水族館が国内初
京都新聞 6月5日(木)10時9分配信
 京都水族館(京都市下京区)はこのほど、絶滅の恐れがある京都府丹後地域の淡水魚タンゴスジシマドジョウの繁殖に国内で初めて成功した。発見から間もない種で詳しい生態が分かっていないため、飼育担当者は「個体数を増やし、解明に役立てたい」としている。
 タンゴスジシマドジョウは体長約10センチで、繁殖期のオスは体の模様が斑紋から帯状に変わる。これまでに1河川でしか確認されておらず、2010年11月に魚類学雑誌で初めて存在が報告された。生息環境の悪化で減少したとみられ、環境省の第4次レッドリストで、ごく近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧?A類」に指定された。
 自然界では川から水田や水路に移動して産卵するため、同水族館は水温を下げたり水槽に泥を入れたりして環境を整えながら、オスとメス3匹ずつを選び、4月15日に生殖腺刺激ホルモンを投与。翌日人工授精を行い、17日には卵のふ化を確認した。約160匹の稚魚を飼育しているという。
 また、同水族館ではヤツメウナギの仲間スナヤツメ南方種の自然産卵にも国内で初めて成功した。府登録天然記念物のオヤニラミや府指定希少野生生物のカスミサンショウウオも繁殖させている。
 同水族館は「京都の宝である希少生物を守るという意気込みで、今後も増殖活動に取り組んでいきたい」と話す。いずれも展示は未定。

<東京都とNPO法人小笠原自然文化研究所は12日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のアホウドリとみられるひなを小笠原諸島の媒島(なこうどじま)で確認したと発表した。小笠原諸島では1930年代に羽毛採取のために乱獲されて絶滅しており、ひなと確定されれば戦後初めてという。>

 現在国内では、アホウドリの繁殖地は2箇所だけらしい。その一つである鳥島は定期的に噴火を繰り返すらしく、そこから聟島という所へ繁殖地を移そうとしている。長年の努力の末に後一歩というところまでこぎつけたらしいが、それでもまだ繁殖にまでは至っていないらしい。ただ繁殖地を移すだけなのにこんなにも難しいのだ。ところが、一方では、外来種が国内に入り込み生息地を瞬く間に広げている。その駆除は不可能に近いというのだから、皮肉であり、生物というのは不思議なものである。
 今回ヒナが確認された島の名前が面白い。媒島(なこうどじま)。新繁殖地を作ろうとしている島が、聟島(むこじま)。聟島では、まだ繁殖までには至っていない。むこに頑張ってもらうためには、先ずなこうどから手本を示すということか。


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小笠原でアホウドリのヒナ確認か 確定すれば戦後初
産経新聞 5月12日(月)19時37分配信
 東京都とNPO法人小笠原自然文化研究所は12日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のアホウドリとみられるひなを小笠原諸島の媒島(なこうどじま)で確認したと発表した。小笠原諸島では1930年代に羽毛採取のために乱獲されて絶滅しており、ひなと確定されれば戦後初めてという。

 都環境局によると、今月7日に生息状況を調査したところ、アホウドリらしきひなを発見。クロアシアホウドリやコアホウドリなどと比べて、大きかったことなどから、アホウドリと推定している。近くで親鳥は見られなかったという。ひなの羽毛を採取しており、今後、DNA型鑑定で、アホウドリかどうかを判定する。

 都は小笠原諸島でアホウドリ類の生息地を荒らす野生のヤギを駆除しており、媒島では根絶に成功。「アホウドリ類の繁殖環境が改善したのではないか」と話している。

 国内のアホウドリの繁殖地は伊豆諸島の鳥島と沖縄県の尖閣諸島だけとされている。山階(やましな)鳥類研究所(千葉県)などは平成20年から、噴火の恐れがある鳥島から小笠原諸島の聟島(むこじま)にひなを移送して新繁殖地をつくろうとしているが、まだ繁殖には至っていない。

<生態系保全の象徴として「淀川のシンボルフィッシュ」とされながら、大阪府内の淀川で一度は姿を消した国の天然記念物の淡水魚、イタセンパラ。今年は、8年ぶりに野生の状態での繁殖が確認された「復活の年」となった。大阪府立環境農林水産総合研究所水生生物センター(同府寝屋川市)や沿岸の子供たちなど、官民が手を携えた地道な活動が着実に実を結びつつあり、関係者は「地域の宝」のさらなる繁殖に期待を寄せている。>

 イタセンパラは、その希少性や見た目の美しさから密漁されることがあるため放流場所は秘密にされてきたが、地域の人を始め多くの人に保護活動に参加してもらうため公開することにした。秘密にしても嗅ぎ付ける密猟者もいるだろうから、公開したのはかえっていい選択ではないかと思う。
 ちなみに、イタセンパラは日本固有の淡水魚なのに、何故外国語の名前が付いているのだろうと私は長年思っていた。しかし、イタセンパラは、「板鮮腹」と書くのだそうだ。日本語だったのである。


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よみがえったイタセンパラ、淀川で8年ぶり繁殖 府や住民の活動実る
産経新聞 12月27日(金)15時14分配信
 生態系保全の象徴として「淀川のシンボルフィッシュ」とされながら、大阪府内の淀川で一度は姿を消した国の天然記念物の淡水魚、イタセンパラ。今年は、8年ぶりに野生の状態での繁殖が確認された「復活の年」となった。大阪府立環境農林水産総合研究所水生生物センター(同府寝屋川市)や沿岸の子供たちなど、官民が手を携えた地道な活動が着実に実を結びつつあり、関係者は「地域の宝」のさらなる繁殖に期待を寄せている。

 イタセンパラは日本固有の淡水魚で、環境省のレッドリストで最も絶滅の危険性が高い希少野生生物に位置づけられている。流れがゆるやかな浅い水域を好み、かつては「わんど」と呼ばれる淀川の本流沿いに土砂がたまってできた池状のたまりに数多く生息。平成13年の調査では7839匹の稚魚が確認された。

 しかしその後、琵琶湖から下ったブラックバスやブルーギルなどの外来魚が繁殖し、生態系が変化。護岸工事によるわんどの減少が重なり、18年には大阪の淀川から完全に姿を消した。

 復活を目指し、同センターと淀川を管理する国土交通省淀川河川事務所は、21年と23年に稚魚を500匹ずつ淀川に放流。22年には133匹の生息が確認されたが、稚魚がすむ二枚貝が大雨による増水で流れ、繁殖に失敗した。

 それでも、24年には放流魚から生まれた216匹の稚魚を確認。今年は966匹と大幅に増えた。イタセンパラは1年で寿命を終える魚が多く、今年の稚魚は、17年以来途絶えていた野生の状態での繁殖を裏付ける成果となった。

 復活の裏には、官民連携した保全への努力があった。10月には、大阪市旭区の淀川左岸に広がる「城北(しろきた)わんど」で、地元の小中学生約45人を招いた行政機関主催の放流会が行われた。

 イタセンパラは、希少性の高さや見た目の美しさからネットオークションなどでの売却目的に密漁する動きがあり、これまで放流場所は非公開だった。しかし「地域の人も参加できるような保全活動にしたい」と初めて公開に踏み切った。密漁防止のため、行政と地域住民が連携した巡視活動も始まった。

 シンボルフィッシュを守る動きは、ほかにも活発化している。同センターは、子供たちにイタセンパラについての知識を深めてもらおうと、淀川沿岸の小学校に職員が出向く「出前授業」を開催。市民団体「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク」(寝屋川市)と行政機関が連携し、外来魚駆除を目的とした釣り大会も開かれた。

 着実に成果が表れつつあるイタセンパラの保全活動。同センターの上原一彦主幹研究員は「長期的な生物の保全には地域ぐるみの協力が不可欠。『地域の宝』として地元住民が誇れる存在になれば」と話している。

【用語解説】イタセンパラ

 コイ科の淡水魚でタナゴの一種。国の天然記念物で、環境省のレッドリストで最も絶滅危険性の高い「絶滅危惧IA類」に指定されている。琵琶湖、淀川水系、濃尾平野、富山平野に生息し、大きさは約10センチ。秋の繁殖期に雄は薄い赤紫色に染まることから「板鮮腹」と呼ばれる。

<京都府が建設計画を進める京都スタジアム(仮称)をめぐり、建設予定地の亀岡市が揺れている。建設計画の見直しを求める市民らによる署名の提出を受け、市長は昭和30年の市制施行後初となる住民投票条例案を提案せざるを得なくなったのだ。また、建設予定地付近には国が絶滅危惧IA類に指定したアユモドキが生息しているとして、日本魚類学会なども建設計画の撤回を求めている。>

 この問題については、以前に取り上げたことがあると思う。

絶滅危惧種が生息できる環境を人工的に作ることは至難の業だ。
絶滅した種は、二度と甦らない。

一方、
スタジアムは、別の場所でも建設できる。
しかも、ここに建設した場合、黒字経営できるかどうかも不明だ。

どちらが優先されるべきかは、明らかだ。
スタジアムは、もし造るなら別の場所に造るべきだ。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。

「京都スタジアム」の成否、ドジョウが握る…環境省も懸念、揺れる亀岡市
産経新聞 12月6日(金)12時0分配信
 京都府が建設計画を進める京都スタジアム(仮称)をめぐり、建設予定地の亀岡市が揺れている。建設計画の見直しを求める市民らによる署名の提出を受け、市長は昭和30年の市制施行後初となる住民投票条例案を提案せざるを得なくなったのだ。また、建設予定地付近には国が絶滅危惧IA類に指定したアユモドキが生息しているとして、日本魚類学会なども建設計画の撤回を求めている。問題は山積しているが、市側は「5万人を超える署名という強い要望があって誘致した」と、一歩も引かない構えをみせる。京都府は、アユモドキとスタジアムの共存策を模索するが…。

 ■牧歌的?スタジアム

 川下りで有名な保津川沿いの水田に建設される計画のスタジアム。亀岡市提供の完成予想図を見る限り、亀岡駅直結とはいうものの、かなり牧歌的な雰囲気の施設になりそうだ。

 そもそも京都府のスタジアム建設は、2002年のサッカー日韓W杯などを踏まえ、府内にも大型スタジアムが必要、という経済界やスポーツ界に後押しされる形で検討を重ねてきた。

 府内には、サッカーJ2の京都サンガが本拠地としている西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(京都市右京区)があるが、陸上用のトラックがあり、球技専用スタジアムを求める声が高まっていた。

 府は平成23年11月、用地の無償提供を条件に誘致を希望する市町村を公募。5市町から提案があり、有識者などによる委員会で京都、城陽、亀岡の3市に絞り込んだ。

 京都府の山田啓二知事は24年12月、スタジアムの建設予定地を亀岡市に決めたことを正式に表明。その理由について「交通の利便性、初期投資などから亀岡市に決めた」と説明した。

 収容人員は、Jリーグの試合が開催可能な2万5千人規模、28〜29年の完成を目指す。京都サンガにホームグラウンドとして活用してもらう方向で交渉する方針も示した。

 専用スタジアムを切望してきた京都サンガ側も、建設を見据え、亀岡市でサッカーフェスティバルを開くなど準備を進めつつある。

 府によると、建設予定地はJR亀岡駅の北側にある約12・8ヘクタールの水田。建設費用は100億円程度を見込んでいる。

 27年度に着工し28年度に完成予定で、約100億円とされる総事業費も建設後の運営もすべて府が負担し、亀岡市は十数億円とされる土地の買い上げ費用のほか、周辺のインフラ整備に費用として約3億円を負担することになっている。

 ■反対ありきではないが…

 このスタジアム計画に異議を唱えたのが、亀岡市の市民団体「亀岡みらいつくり隊」のメンバーらだ。

 向井弓子共同代表は「建設反対ありきではないが、いきなりスタジアム建設を告げられた気がする。なぜ亀岡市にスタジアムが必要なのかの情報提供がされていない」として、予定地を市が府に無償提供することの是非を問う住民投票を求め、今年8月30日から署名活動を始めた。

 住所氏名などが必要な署名とあって、苦労はあったが、「賛成派の人からも『きちんと決めたほうがいい』と署名してもらった」と向井共同代表は話す。

 1カ月で集めた署名は3274人分。選管の審査を経て3073人分となったが、地方自治法に定める有効数(有権者の50分の1に当たる1485人)を上回る数となった。

 栗山正隆市長は、これを受け、11月25日開会の定例市議会に住民投票条例案を提案したが、市として同条例案の提案は初めてのことだった。

 ただし、スタジアム誘致を公約に掲げて3選を果たし、日頃から住民投票を求める動きについて「うれしいことではない」と明言していた栗山市長だけに、「容認できない」という意見をつけており、市議会でも賛成多数を得られる見通しは立っていない。

 住民団体側は「きちんと情報を提供し、市民全体の問題として議論したい」と訴えるが、条例案否決後の動きについてはまだ決めていないという。

 ■環境省の「懸念」

 一方、スタジアム計画の進展で、その存在を知られるようになったのが、絶滅の危険性が指摘されているドジョウ科の「アユモドキ」だ。泳ぐ姿がアユに似ていることから名付けられた。

 スタジアム建設予定地周辺の用水路などが貴重な生息地になっているとあって、山田知事が亀岡市でのスタジアム建設を表明した24年12月26日以降、環境省近畿地方環境事務所の動きははやかった。

 年末にもかかわらず同28日には京都府庁を訪問し、「アユモドキの生息の可能性があるのに、許可なく埋め立てたりすることは種の保存法に違反する恐れがある」と懸念を伝えた。


 府はこれを受け年明け早々の今年1月、亀岡市の担当者から事情聴取を行い、「全国的な反対運動に発展する可能性もある。市としても覚悟を持って対処してほしい」と要望した。

 要請からほぼ1年が経過するが、同事務所の担当者は「いまでも環境省としての考え方は変わっていない。スタジアムを建てるのなら将来にわたって存続できるよう十分な保全措置が必要だ」と話す。

 日本魚類学会からも「アユモドキとその生息環境が国民のかけがえのない財産であることを再認識してほしい」とゼロベースで建設計画を見直してほしいという要請が寄せられるなど関心は高まりつつある。

 府はこれらの動きを受け、府と市は有識者からなる環境保全専門家会議を開き、アユモドキとの共存について協議しているが、結論はまだ出ていない。

 府スポーツ振興室は「アユモドキの保全の重要性は認識している。専門家会議の結論を待ってから、保全方法について協議したい」としている。

<世界自然遺産の東京・小笠原諸島で、絶滅が心配されている島の固有種に異変が起きている。
 これまで「食物連鎖」の頂点に君臨してきた、野生化したネコの捕獲が進み、アカガシラカラスバトの生息数が一気に回復。その一方で、シマホザキランの減少に歯止めがかからない。原因はネコと同じ外来種のネズミ。“天敵”が減ったことで生息地を広げる一方だが、有効な手立てもなく、専門家も頭を抱えている。>


 シマホザキランは、既にわずか6株になってしまった。まさに風前の灯だ。
 世界自然遺産になっている小笠原諸島だが、ここにも外来種の脅威は押し寄せている。島の固有種であるアカガシラカラスバトが野生化したネコによって絶滅の危機に瀕したのだ。一度入り込んだ野生動物を完全に排除することは不可能に近い。しかし、ネコは野生動物では無いため、排除しやすいと思われる。ネコの捕獲は進み、アカガシラカラスバトの数は劇的に回復した。やはり野生化したネコが減少の原因だったのだ。と、ここまでは良かったのだが、外来種はネコだけではなかった。ネズミもいたのである。
 外来種のネズミは、同じく外来種のネコによってその増加が抑えられていた。ところが、一方が排除されたため、もう一方のネズミが増えることになったのだ。その食害の影響を受けることになったのが、同じく島固有の植物であるシマホザキランなのだ。最初に書いたとおり、既に6株のみになってしまったという。絶滅寸前だ。現在、シマホザキランを守る有効な手段が無いのだそうだ。何とも困ったことだ。野性のまま保護することが出来ないのならば、人工の環境の中ででも保護することは出来ないのだろうか。


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小笠原で異変…外来ネコ捕獲、明暗分けた固有種
読売新聞 11月21日(木)15時0分配信
 世界自然遺産の東京・小笠原諸島で、絶滅が心配されている島の固有種に異変が起きている。

 これまで「食物連鎖」の頂点に君臨してきた、野生化したネコの捕獲が進み、アカガシラカラスバトの生息数が一気に回復。その一方で、シマホザキランの減少に歯止めがかからない。原因はネコと同じ外来種のネズミ。“天敵”が減ったことで生息地を広げる一方だが、有効な手立てもなく、専門家も頭を抱えている。

 ◆40羽→100羽

 カラスバトは2008年度に林野庁が行った調査では、小笠原諸島全体で40羽程度まで減少。一時はほとんど目にすることがなくなった。原因はカラスバトを捕食する野生のネコ。ペットとして持ち込まれた一部が野生化し、天敵がいないことから食物連鎖の頂点に立った。

 環境省や小笠原村などがネコの捕獲作戦を始めたのは05年から。山林にわなを仕掛け、捕獲したネコは船で都内に移送後、東京都獣医師会を通じて希望者に引き渡してきた。

 これまでの捕獲数は約300匹に上り、父島では野生のネコはほとんどいなくなったという。カラスバトの目撃例も増え始めており、同省関東地方環境事務所によると、街中での目撃はほとんどが幼鳥で、担当者は「父島だけで個体数は、100羽を優に超えたのでは」と推測する。

 ◆10株→6株

 ネコが減ったことで、生態系に思わぬ影響が出ている。外来種のネズミが生息域を拡大し、島固有の植物で食害が目立ち始めている。ネズミは船で運ばれる物資の中に紛れて上陸したとみられ、ネコと同様に島の生態系を脅かす存在だ。

 最も深刻なのが、絶滅危惧種のシマホザキラン。一度は絶滅したと考えられていたが、約10年前に父島中央部の山林内で10株が見つかった。環境省が網で覆って保護を続けているが、ネズミの食害などで現在は6株にまで減ってしまった。

 ネズミが入らないよう網の目を小さくしているが、そうすると今度はハチによる受粉の妨げになるという問題が生じるという。


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