腹立ち紛れ(笑)

随想録。思ったことをいろいろと。なお、記事と関連の無いコメントなどは削除します。あしからず。

絶滅危惧種保護

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<国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)が両生類としては初めて「絶滅」を宣言したカエルが、実はイスラエル北部でまだ生存しており、「生きた化石」と呼ぶべき種族だったという論文が4日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。>

 絶滅と存続。どんなに保護してもあっけなく滅びてしまうもの、滅びたと思っても生き残るもの、“種”というものの不思議さ。
 このカエルが、これまで考えられていたものとはまったく別の種類であり、生きた化石と呼ぶべき種類だったということは、遺伝子解析により新たに分かった。
 この遺伝子解析による発見は、これからも続くのではないか。現在我々が普通に知っている動植物も、遺伝子解析で調べれば、ひとつの種だと思っていたものが実は2種類、或いは3種類だったり、逆に別の種類だと思っていたものが同じ種類だったりということがあるかもしれない。
 実際、1種類だと思われていたアフリカゾウが、実は2種類だったことが遺伝子の研究で明らかになっている。最近では、琵琶湖の野ゴイが他のコイとは別種であることが分かっているそうだ。
 遺伝子解析による新発見には、これからも期待したいと思う。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。

再発見の絶滅カエル、実は「生きた化石」だった 論文
AFP=時事 6月5日(水)10時28分配信
【AFP=時事】国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)が両生類としては初めて「絶滅」を宣言したカエルが、実はイスラエル北部でまだ生存しており、「生きた化石」と呼ぶべき種族だったという論文が4日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。

 IUCNは1996年、パレスチナイロワケガエル(学名:Discoglossus nigriventer)の唯一の生息地として知られていたイスラエル北部のフーラ湖(Hula Lake)が干上がった後、このカエルを、無念の運命をたどった巨鳥ドードーと同じ「絶滅種」として分類した。

 だが、イスラエル、ドイツ、フランスの研究者からなる共同チームの論文によると、白斑のある茶色がかった体色のパレスチナイロワケガエルは、今でも生存しているばかりか、かなり珍しい「生きた化石」に分類できるという。

 論文によると、2011年10月、自然保護区の監視員が成体のパレスチナイロワケガエル1匹を小さな池の近くで発見した。「それ以降、さらに10匹(雄5匹、雌1匹、幼生4匹)の標本を、約1.25ヘクタールの保護区域内で採集した」という

 研究チームは、DNA検査などを用いて、アフリカ北部と西部に生息するイロワケガエルと、ゲノム、体形、骨格の比較を行った。その結果、驚くべきことに、パレスチナイロワケガエルは、他のイロワケガエルとは全く異なる種であった上に、「Latonia」と呼ばれるカエルの種群の唯一の現存種だったことが分かったという。この種族は、欧州では約100万年前にすべて絶滅しており、そのうちのわずかが化石になって残っている。

 パレスチナイロワケガエルは、1940年代初めに最初に発見された。この時はフーラ峡谷東部で、成体2匹とオタマジャクシ2匹が見つかった。次に目撃されたのは1955年、峡谷の水が干上がっていた時だったが、それ以降は二度と目撃されることはなかった。

「この生きた化石の生存は、過去1世紀にわたる生息環境の深刻な悪化に対して、1種の両生類が示した回復力の特筆すべき一例だ」と論文は述べている。フーラ峡谷の一部を再び冠水させ、本来の沼地の生息環境を取り戻せば、パレスチナイロワケガエルの生存確率は上昇すると考えられている。

 全カエル種の約3分の1が、IUCNの「レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)」に絶滅危惧種として記載されている。生息地の喪失、地球温暖化と貿易のグローバル化による病原菌の拡散、環境汚染などが、個体数減少の主な原因となっている。【翻訳編集】 AFPBB News

<鹿の食害や外来種の侵入が深刻化している奈良市の世界遺産・春日山原始林で、研究のため設置した植生保護柵内ではシイやカシなどの常緑広葉樹の枯死率が、柵外と比べ1年間で1割近く改善したことが分かった。原始林で柵の効果が証明されたのは初めて。>

 改善したと言っても、約1割。大した効果ではないと思われるが、現在打つ手無しの原始林の保護においては、価値ある結果だ。
 原始林というのは、あまりに手を加えると、原始林ではなくなってしまうので、保護が難しい。柵で囲うだけならば、原始林に手を加えるわけではないので、それで効果があるならば、たとえ少ない効果でも実行してもらいたい。


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春日山原始林:“保護柵”効果、枯死率が改善 大産大院・前迫教授、植生保護の実証を本に /奈良
毎日新聞 5月12日(日)14時33分配信
 ◇食害や外来種、侵入に“一手”
 鹿の食害や外来種の侵入が深刻化している奈良市の世界遺産・春日山原始林で、研究のため設置した植生保護柵内ではシイやカシなどの常緑広葉樹の枯死率が、柵外と比べ1年間で1割近く改善したことが分かった。原始林で柵の効果が証明されたのは初めて。前迫ゆり大阪産業大大学院教授(生態学)が、編者を務めた「世界遺産 春日山原始林−照葉樹林とシカをめぐる生態と文化」(ナカニシヤ出版)=写真=で明らかにしている。【伊澤拓也】
 原始林の保全を巡っては、県の第三者委員会が6月から16カ所に柵を設置し、5年後に効果を詳しく検証する実証実験を始めると決定。これまで手を加えずに保護してきた県にとって「最終手段」とも言える対策で、効果が注目されている。
 原始林の生態を研究している前迫教授は07年秋、7カ所に柵を設置。1年間、柵内外の植物を調べた結果、ある柵外のツクバネガシは90%が枯死したが、柵内は80%にとどまることが判明した。柵外のコジイの枯死率は68%だったが、柵内は60%で、さらに国内外来種のナギを除去すると30%に減少。日光が当たる柵内の地表では、多様な草木が繁茂することも確認した。
 前迫教授は「植生の多様性の回復や樹木の生き残りに一定の効果を示した」と指摘。植生保護柵について「鹿の適正管理が進行しない現状では、一つの手段となりうる」と評価した。春日山の保全の方向性は「鹿の駆除という短絡的管理ではなく、鹿がこの地に生きてきた長い歴史性を踏まえた文化財保護の視点と市民の合意形成のうえに成り立つものであろう」と記した。
 本はA5判292ページで、税別2500円。前迫教授のほか、奈良教育大の鳥居春己教授(動物管理学)ら森林の生態や文化に詳しい16人が、原始林の歴史と、変化しつつある現状をテーマに原稿を寄せている。
5月12日朝刊

オオタカ、生息数回復

<種の保存法で捕獲や譲渡を禁止している「国内希少野生動植物種」に指定されているオオタカについて、環境省は生息数が順調に回復しているとして、指定を解除する方向で検討に入った。>

 数が増えれば、「希少」野生生物とは言えない。指定を外されるのは当然かもしれない。しかし、指定されるまでは、減り続けていた。捕獲や譲渡の禁止、営巣地の保全などによって数が増えたのは事実だ。数が増え続けている状態なら、ある程度の捕獲がされても、数が減ることはないだろう。
 しかし、営巣地の保全などがされなくなると、数の増加が保てなくなるのみならず、減少に歯止めが利かなくなる可能性がある。そうなってしまっては大変だ。
 従って、営巣地の保全などは必要である筈だ。「国内希少野生動植物種」の指定を外すのはかまわないかもしれないが、すべての保護をなくすのは危険だ。それに代わる別の保護指定が必要と考えられる。環境省はその点をどう考えているのだろうか。


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オオタカ、希少指定解除へ=生息数回復で年度内にも―環境省
時事通信 5月13日(月)5時8分配信
 種の保存法で捕獲や譲渡を禁止している「国内希少野生動植物種」に指定されているオオタカについて、環境省は生息数が順調に回復しているとして、指定を解除する方向で検討に入った。15日に中央環境審議会野生生物小委員会を開いて専門家による議論を開始し、早ければ今年度内にも正式決定する。
 オオタカをめぐっては、住宅地の開発などで営巣に適した場所が失われた影響で、生息数が1984年の民間調査で300〜489羽に減少したため、93年の同法施行とともに希少種に指定された。
 その後は、営巣地の保全活動などが進んだことで生息数が回復。専門家が2008年に公表した調査では、関東地方とその周辺だけでも5818羽いることが分かり、同省は「安定的に数が増えていることが明らかになってきた」(野生生物課)として、指定解除の検討に入ることにした。 

<京都府亀岡市の球技スタジアムの建設予定地に生息する国の天然記念物の淡水魚「アユモドキ」がスタジアム建設によって絶滅する恐れがあることが、日本魚類学会(木村清志会長、約1300人)への取材で分かった。同学会や日本生態学会近畿地区会などは近く、事業主の同府と市に計画の白紙撤回を求める要望書を提出する。誘致した市は予定地に人工の生息域を設ける予定だが、魚類学会は「効果が期待できない」と指摘している。>

 <人工の生息域を設ける予定>という発想に呆れてしまう。人間に自然と同じ環境は作れない。だからこそ、今まで多くの野生生物が保護しようと努力したにも拘らず、絶滅していったのだ。絶滅危惧種を繁殖させることは、困難を極めることが多いのだ。
 例えば、最近絶滅危惧種に指定されたニホンウナギだが、1973年に初めて人工孵化に成功してから、37年後の2010年に世界で初めて完全養殖に成功したものの、大量生産して商業化するには至っていない。ニホンウナギは、日本人にとって大事な食料のひとつであり、食文化の面でも極めて重要であるため、最高学府の俊秀たちが長年に亘り研究努力を続けてきた。それでも、大量完全養殖には至っていないのだ。野生生物を増やすということは、簡単なことではない。ましてや、アユモドキについては、どれだけ研究がされたというのだろうか。人工の生息域を設ければいい、などという簡単な話ではない。
 また、別の面から言うと、野生生物は、自然の状態(野生の状態)で生息していることに価値があるのだ。飼育施設で生きながらえていることと、野生の状態で生息していることとは次元の違うことである。人工の生息域で生きているより、野生状態で生息している方がいいに決まっている。それでこそ、価値があるのだ。
 アユモドキの生息地は、全国で京都と岡山だけ。地点としては3か所だけだ。たった3か所の生息域の一つを潰していい筈が無い。球技スタジアムの建設計画は撤回すべきである。


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<アユモドキ>生息地に球技場、計画撤回要望へ 京都・亀岡
毎日新聞 3月5日(火)15時39分配信
 京都府亀岡市の球技スタジアムの建設予定地に生息する国の天然記念物の淡水魚「アユモドキ」がスタジアム建設によって絶滅する恐れがあることが、日本魚類学会(木村清志会長、約1300人)への取材で分かった。同学会や日本生態学会近畿地区会などは近く、事業主の同府と市に計画の白紙撤回を求める要望書を提出する。誘致した市は予定地に人工の生息域を設ける予定だが、魚類学会は「効果が期待できない」と指摘している。

 アユモドキは現在、国内で同所と岡山県内2カ所の計3カ所でしか生息が確認されておらず、環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧1A類」(絶滅の危険性が極めて高い)に分類されている。

 スタジアムはサッカーJリーグの試合が可能な2万5000人規模で、建設費110億円を見込み、14年着工、16年ごろ完成を目指す。予定地はJR亀岡駅北約250メートルの水田12.8ヘクタール。同学会によると、南に隣接する曽我谷川にアユモドキの唯一の産卵地があり、稚魚は予定地内の水田や用水路を泳ぎ回って成長するという。

 市は予定地の約3.6ヘクタールをアユモドキとの「共生ゾーン」とし、人工水路などを設けて生息環境を維持する方針だが、詳細は未定で、来年度に予定地内の魚類・植物などの生態を調査し、専門家の助言を得て14年度中に保護方法を最終決定するという。同学会は「重要な生息地である農業用水路の大部分を埋め立てれば、甚大な悪影響を与える」と指摘し、共生ゾーンの効果は「市の希望的な目標に過ぎない」と要望書で批判している。

 スタジアムを巡っては、推進団体による約50万人の署名を受け、府が用地の無償提供を条件に誘致自治体を公募。京都市など5市町が立候補し、12年12月、交通の便や造成費の安さから亀岡市に決定した。

 府自然環境保全課は「本格的な環境調査はこれから。共生ゾーンで新たな産卵場所を作るなど、建設の影響が最小限になるよう学識者と検討していきたい」と説明。同学会自然保護委員長の細谷和海(ほそやかずみ)・近畿大教授(魚類学)は「共生ゾーンの効果は未知数で、十分な検討もせずに着工すれば、取り返しのつかないことになる。建設ありきの姿勢で進んでいる現計画は、国有財産であるアユモドキの存在を脅かす」と指摘している。【村田拓也】

 【ことば】アユモドキ

 体形がアユに似ていることからこの名があるが、ドジョウの仲間。口ひげとしま模様が特徴。国内で90種(うち魚類4種)の希少野生動植物種の一つで、捕獲は禁じられている。亀岡市の生息地には500〜1000匹いると推定されている。

<絶滅の恐れがある野生生物を分類した「レッドリスト」について、環境省は1日、「汽水・淡水魚類」の改訂版を公表し、不漁が続くニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定した。>

 年々漁獲量が減少しているニホンウナギが、ついに絶滅危惧種に指定された。数が極めて少なくなっているのだ。しかしその危機は数だけではない。外来種の問題もある。現在、日本の河川で獲れるウナギには外来種のウナギが入っているのだ。これは、数の問題以上に重大な問題だと思うのだが、何故か記事では触れていない。
 日本の河川に外来種のウナギが棲み付いた原因は、養殖業者が外国から稚魚を導入したことだと考えられる。記事で外来種の問題に触れていないのは、養殖業者に配慮でもしたのだろうか。
 過去に何度か触れてきたように、一度野生化した外来種を完全に駆除するのは不可能に近い。既に外来種のウナギが入ってしまった以上、それを駆除するのは難しい。もし、外来種のウナギとニホンウナギの交雑が起こるようなら、純粋なニホンウナギは絶滅したのも同然かもしれない。
 やはり、基本的に全ての外来生物の輸入を禁止にし、安全が確認されたものだけに輸入許可を与えることにしなければ、生態系は守れない。


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「ニホンウナギ」絶滅危惧種に クニマスは指定返上
産経新聞 2月1日(金)15時11分配信
 絶滅の恐れがある野生生物を分類した「レッドリスト」について、環境省は1日、「汽水・淡水魚類」の改訂版を公表し、不漁が続くニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定した。リストに法的拘束力はなく、漁獲や取引は規制されないが、わが国の食文化の一端を担う重要な魚が絶滅危惧指定されるのは前例がないといい、同省は「指定によって資源保護が進むことを期待している」などとしている。

 また、かつて秋田県の田沢湖だけに生息し「絶滅」指定されていたクニマスについて、山梨県の西湖で平成22年に生息が確認されたのを受け、本来の生息地以外に存続している「野生絶滅」に改めた。魚類の絶滅指定の見直しは初めて。

 ドジョウについては外来種との交雑で絶滅が危惧されるとして新たに掲載。危険度評価の情報が足りないため「情報不足」と分類した。

 ニホンウナギは、ダム開発などによる河川の生息環境の悪化や、食用のため大量に漁獲されたことから漁獲量が激減。過去45年間で92%減ったと推定され、これまでの「情報不足」から、近い将来に野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧IB類」へ危険度を上げた。


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