腹立ち紛れ(笑)

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微生物の可能性

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最近よく話題に上るレアメタル(希少金属)。ハイテク産業などに欠かせない貴重なものだが、このレアメタル、産業廃水の中に含まれていることがあるらしい。レアメタルは毒でもあるため、廃水から取り除かなければならないが、処理コストが高いため悩みの種となっているらしい。
もし、この廃水からレアメタルを低コストで取り除くことが出来れば、廃水を安価に浄化し、レアメタルを回収するという厄介な二つの問題が、同時に解決するということになる。
この一挙両得を可能にするかもしれないのが、微生物なのである。

大阪大大学院工学研究科の池道彦教授(環境工学)の研究グループは、レアメタルである「セレン」を取り込む微生物を発見。
この微生物は、「バチルス・セレナトアルセナティス」と名付けられ、新種として世界で認められた。
すでに、化合物メーカーの協力を得て「セレン」の回収実験に成功しているという。
今後は、レアメタルである「テルル」や「バナジウム」などにも研究を拡げていくという。

微生物を使った回収方法は、化学処理と違い、有害な副産物を生み出さないし、微生物はそれ自ら殖えてくれるので、理想的である。


微生物の応用範囲は、誠に広いので、各方面で力を入れて研究してもらいたい。
ただ、研究結果を盗まれないように、ビジネスに結びつけて収益を上げるように注意を払ってもらいたいと思う。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。


微生物がレアメタル回収 新たな循環型技術
5月8日15時39分配信 産経新聞
 携帯電話やテレビ、自動車などにも使われるレアメタル(希少金属)。今やITやハイテク産業に欠かせない金属だが、需要の高まりとともに獲得競争は激しくなり、価格も軒並み上がっている。一方でこれらの産業にとって、廃水に含まれるレアメタルは悩みの種。高濃度では毒にもなるため処理が必要だがコストが高い。そんな中、「廃水を安価に浄化しながら、レアメタルを回収する」という一挙両得な研究に注目が集まっている。 “救世主”は、土の中にいる微生物だった。(天野健作)

 「地球はバランスの世界で、その世界の底辺にいるのが微生物。自然の中で動物の排泄(はいせつ)物がなくなるのは、微生物が分解してくれるから。本当の循環型社会をつくるには“彼ら”の力を使う必要がある」

 こう力説するのは、大阪大大学院工学研究科の池道彦教授(環境工学)。微生物の分解能力を利用した廃水からのレアメタル抽出の研究を続けている。

 もともとの研究のきっかけは、ハイテク産業などから排出されるレアメタルが環境を悪化させ、環境省により排出基準が定められたためだった。レアメタルの価格の高騰もあり、リサイクルも兼ねる研究は、最近になって俄然(がぜん)注目を集めている。

 池教授は約10年前、研究段階として、微生物を使ってレアメタル「セレン」を廃水から分離することに成功した。セレンは半導体やガラスの着色などに使われる金属。廃水中では水に溶けているため、通常は電気還元して集めなければならないが、多大なエネルギーとコストがかかる。

 微生物が電気還元の代わりになってくれたら…。池教授らの研究グループは微生物の中から、呼吸とともにセレンを取り込む微生物を探し出した。「バチルス・セレナトアルセナティス」と名付けられ、新種として世界で認められた。

 廃水中のセレンは「セレン酸」という酸化物イオンの形で溶けているが、この微生物は、セレンに付いた酸素を使って呼吸することで、セレンを元素状態に戻してくれる。セレンは濾過(ろか)でも水中から回収できるし、微生物の体内にも残っているので燃やして回収することもできる。

 微生物の環境技術への利用は理想的だ。微生物はお金がかからないし、自分勝手に増えるばかりでなく、有害な副産物を出すこともない。池教授らは現在、太陽電池に使われるレアメタル「テルル」や「バナジウム」などにも研究の範囲を広げている。

 セレンの価格は数年前まで1キロ500円程度だったが、今は1万円にまで上がっている。実用化には、今後、さらに高い温度や塩濃度にも耐えられる微生物を見つける必要があるというが、すでに化合物メーカー「新興化学工業」(兵庫県尼崎市)の協力を得て、回収実験に成功。実用化に向けて一歩踏み出した。

 「この研究は、レアメタルを地球へ戻す廃水処理といういわば『静脈技術』と、レアメタルを取り出すという『動脈技術』を結びつける新たな循環型技術だ」と池教授。新たな環境ビジネスのモデルを示していると言えるだろう。

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微生物研究に期待

イチゴの病害「イチゴ炭疽(たんそ)病」を防ぐ微生物を静岡大学のチームが発見した。 現在、この病気を防ぐ決め手は無いらしい。
農薬によって防ぐことは可能だが、残留農薬の問題で、ほとんど使われていないらしい。
農薬を使わずに防ぐことが出来れば、それに越したことはあるまい。


私は、微生物研究には、大きな期待を持っている。

味噌、醤油、日本酒など、発酵食品に昔から関わってきた日本は、この分野は得意である。
ピロリ菌を殺す乳酸菌や腸の働きを調えるもの、石油のようなものを作り出すものなど、次々と有用な微生物が見つかっていることを考えても、この分野が有望であることが分かる。


勿論、危険性もある。微生物を自然界で使う場合、生態系に影響を与えるかもしれないからだ。

今回のように、新しく作り出したものではなく、自然界にいたものを発見した場合には、生態系に与える影響は少ないかもしれない。それでも無いとは言い切れない。ここは、問題のあるところだ。


だがしかし、やはり微生物研究は十分にしてもらいたい。

十分研究して、多くの商品を生み出しておかなければ、外国の商品を買って使うことになる。そうなると生態系に影響を与える確立が高くなる。言わば、外来生物を入れることになるからだ。微生物といえども、外来種による生態系への影響はあると、私は思うからだ。

話が今回発見された微生物に戻るが、実験では微生物のエサとして粉砕したカニ殻を使ったところ、「イチゴ炭疽(たんそ)病」の発生がゼロになったという。
カニ殻を廃棄物にせず有効に使えるということで、一石二鳥である。
この微生物を多く含む堆肥を一般に販売するという。
これがうまく行って収益が挙がってその一部が再び研究にまわされれば、一石三鳥となるのだが。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。


イチゴ農家 甘い朗報 炭疽病害防ぐ微生物発見 静大
5月1日7時56分配信 産経新聞
 イチゴの収穫に深刻な被害を引き起こすカビの一種の病害「イチゴ炭疽(たんそ)病」の発生防止に有効とみられる微生物を、静岡大学のチームが突き止めたことが30日、分かった。同病害による被害額は全国で年間160億円以上といわれる。この微生物を多く含む堆肥(たいひ)は、今夏にも一般に販売される計画という。

 同大農学部の徳山真治准教授によると、イチゴ炭疽病は苗や畑に、カビの一種である菌が入り込み、収穫直前などに葉が枯れてしまう病気。雨が大量に降り、翌日に晴天となった場合に、ビニールハウス内で発生しやすい。外見を見ただけでは、感染が分からないことが多く、収穫期を直前に控えた10月ごろまで育てた段階で突然枯れ、収穫できなくなる。

 同じビニールハウスの苗が全滅することもあるという。農薬などで被害を防ぐ手もあるが、残留農薬などの問題で、現在はほとんど使われていないようだ。

 徳山准教授は、700種類ともいわれる放線菌と呼ばれる微生物のうち、地中にいる3種類が炭疽病の抑制に効果がみられることを発見。試験の結果、この3種類の放線菌を使えば、25%以下に炭疽病の発生が抑えられる可能性が高いことが分かった。実験レベルでは、微生物のエサとなる粉砕したカニ殻を入れた場合は、発生がゼロだった。

 徳山准教授は「イチゴ農家の経営の安定化にもつながる。農家の存続の手助けになれば」と話している。

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