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<佐伯区五日市沖の八幡川河口で、県が87〜09年に造成した人工干潟(24ヘクタール)に、カニやゴカイ、貝など底生生物の種類や個体数が、「自然レベル」にまで達していることが、県などの調査で分かった。>
陸上で破壊された自然を元通りに戻すのは、至難の業のように思われる。元の植生に戻すだけでも一体何年かかるのか…。百年か、二百年か、或いは、もう戻らないのか…。
一方、干潟を元に戻すのは比較的容易であるらしい。
ものごとは出来ることから行うのがいい。元に戻せるところはどしどし進めてほしいものである。
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
人工干潟:底生生物「自然レベル」に 貴重な渡り鳥も飛来−−八幡川河口 /広島
毎日新聞 8月24日(水)15時47分配信
◇県が調査−−佐伯区
佐伯区五日市沖の八幡川河口で、県が87〜09年に造成した人工干潟(24ヘクタール)に、カニやゴカイ、貝など底生生物の種類や個体数が、「自然レベル」にまで達していることが、県などの調査で分かった。世界に2000羽しかいないという貴重な渡り鳥クロツラヘラサギも飛来するなど、餌が豊富になるに連れて野鳥類も増えてきたという。【矢追健介】
八幡川河口には自然の干潟が広がっていたが、五日市沖の埋め立てに伴って消滅する面積とほぼ同規模を、県が野鳥の保護と繁殖を目的に人工干潟として造成。09年度に完成した。
県などの資料によると、埋め立て前の78年、干潟の底生生物の種類と個体数(25センチ四方、深さ25センチ)は、22〜45種の500〜1500体だった。人工干潟では、10年度は29種854体(25センチ四方、深さ20センチ)とほぼ同レベルになった。オスの片方のはさみが大きいのが特徴のカニで、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)2類に指定されているハクセンシオマネキも生息を確認した。
生物が増えるにつれ、県内有数の野鳥の飛来地に。ガンやカモを中心にした鳥類は、01年度冬は10種200羽程度だったが、10年度冬は20種1500羽程度まで増え、15〜20種類で安定している。飛来を確認したクロツラヘラサギは環境省レッドデータブックで絶滅危惧1A類とされている。
東京都の葛西海浜公園や大阪市の大阪南港野鳥園では、人工干潟を造成しただけでなく、野鳥が暮らしやすいよう近接地に淡水池を設けるなど工夫しており、県も計画している。日本野鳥の会県支部の日比野政彦さん(59)は「造成当時から飛来数が増えたことは間違いない。今後は後背地に野鳥園を整備し、クロツラヘラサギなどが安心して飛来できる環境にしてほしい」と話した。
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