腹立ち紛れ(笑)

随想録。思ったことをいろいろと。なお、記事と関連の無いコメントなどは削除します。あしからず。

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針路

<広島県大竹市沖の瀬戸内海で昨年1月、海上自衛隊の輸送艦とプレジャーボートが衝突し、船長と釣り客の2人が死亡した事故で、運輸安全委員会は9日、プレジャーボートが輸送艦の針路を横切ろうとした際に衝突した可能性が高いとする報告書を公表した。>

 私は船乗りではない。だから、船のことには詳しくない。しかし、常識で考えれば、海は平らで見晴らしが利く。小さい船より大きい船の方が遠くからよく見える。大きい船は小さい船より小回りが利かない。だから、小さい船は大きい船に近づくべきではないし、針路を変えて避けるべきは、小さい船のほうだ。従って、この事故の場合、少なくとも、輸送艦には、大きな落ち度は無いだろう。

 私は、「針路横切り」は、「進路」かと思ってしまった。船や航空機の進む方向は、「針路」と書くことを忘れていた。文字を見て、改めて、ああそうか、針路と書くのだと思った。大海原や空の上では、目指すべき方向に何の目印も無い。頼りにするのは羅針盤の針や計器の針しかない。だから、「針路」と書くのだろう。実際の情景が思い浮かぶうまい表記だ。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。

海自艦の針路横切り衝突か 船長死亡で操船意図不明のまま 「おおすみ」事故で調査報告書
産経新聞 2月9日(月)10時29分配信
 広島県大竹市沖の瀬戸内海で昨年1月、海上自衛隊の輸送艦とプレジャーボートが衝突し、船長と釣り客の2人が死亡した事故で、運輸安全委員会は9日、プレジャーボートが輸送艦の針路を横切ろうとした際に衝突した可能性が高いとする報告書を公表した。

 報告書は「小型船との接近に対応できる余裕ある航行や、注意喚起信号を活用していれば、事故発生を回避できた可能性がある」と指摘した。

 衝突したのは海自輸送艦「おおすみ」(8900トン)とプレジャーボート「とびうお」(5トン未満)。

 報告書によると、輸送艦が南進していた際、プレジャーボートが左舷前方から右に方向転換し船首近くに接近。輸送艦は減速し、右に回避する操作をしながら警笛を鳴らし、プレジャーボートも直前に減速か停止したとみられるが、輸送艦と衝突、転覆した。

 プレジャーボートは目的地の釣り場に向かうため、輸送艦の針路を横切ろうとした可能性もあるが、報告書は「船長が事故で死亡したため操船の意図は明らかにできなかった」とした。輸送艦の見張りは問題がなかったと分析した。

 報告書は再発防止策として、小型船に対し、大型船が減速や停止に時間や距離を要することなどを踏まえ、大型船の動きを適切に監視し、至近距離を通過しないよう求めた。
大型船についても、接近する小型船に注意喚起信号を活用するなどして事故防止に努めるよう促した。

 衝突事故をめぐっては、第6管区海上保安本部(広島)が昨年6月、両船とも見張りが不十分だったなどとして、業務上過失致死傷などの疑いで、輸送艦の艦長やプレジャーボートの船長ら計3人を書類送検した。

非難には「8段階」

<外務省幹部の説明によると、日本外交においては抗議の意思、批判的な見解、懸念などを他国(組織も含む)に伝える場合、「8段階」の表現で使い分けている。>

 この記事を書いた記者は、「抗議」という言葉を使わなければ、強い意志が相手国に伝わらないと「抗議」している。しかし私は、政府が「抗議」の語を使わないのは、正しいと思う。これは、言葉の問題、日本語の表現上の問題である。相手国の言語に翻訳する時にどういう語を使うかは、また別問題だ。「抗議」の語を使わなければ、意味が弱いというのは、完全に誤りだ。
 「抗議」という語は、個人が組織に対して、或いは、下の者が上の者に対して、或いは、弱い集団が強い集団に対して使うのが、普通の使い方である。上のものが下の者に対しては、普通使わない。従って、政府が「抗議」の語を使ったら、おかしなことになってしまう。自らを相手より下と自ら認めていることになるからだ。やはり政府としては、「非難」などの語を使うのが、相応しい。
 しかし、日本が外交において非難の意思を他国に伝える場合、「8段階」の使い分けをしていたとは、知らなかった。この使い分けは結構大切だと思うので、これからも大事にしてもらいたい。今回、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長を名誉棄損で在宅起訴したことに対して日本政府が使った、「極めて遺憾」という表現は、「8段階」中の3番目の表現だ。1番目と2番目の表現は、虐殺行為や2国間の政府が直接関わっている問題などに使われるものなので、民間の報道機関の案件に対して使われる表現として3番目の表現は、最も強いものと言えるようだ。だが、その「8段階」を知らない者にとっては、ピンとこない。ちなみに、その「8段階」は上から、「断固として非難する」「非難する」「極めて遺憾」「遺憾」「深く憂慮する」「憂慮する」「強く懸念する」「懸念する」の順なのだそうだ。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。

産経記者起訴に怒る欧米メディア 日本政府が「抗議」しない理由とは
産経新聞 11月6日(木)8時30分配信
 11月10、11日に北京で行われる年内最大級の外交イベント、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が迫ってきた。いまだに実現していない日韓首脳会談に意欲的な安倍晋三首相とは対照的に、朴大統領からは会談に向けた前向きな話は伝わってこない。(山本雄史)

 ソウル中央地検が朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領に関するコラムを書いた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長を名誉棄損で在宅起訴したことは、日韓の大きな外交問題に発展した。世界中のメディアの関心の高く、国際社会は韓国への批判が殺到した。

 加藤前支局長の話題は10月8日の在宅起訴直後、ロイター通信、AP通信、AFP通信(フランス通信社)、ウォールストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズなど欧米の大手メディアが一斉に報じ、その後も、いくつかのメディアが追加的に言及した。

 最近では、仏ルモンド紙が10月16日付で「メディアへの監視強める韓国政府」と題した記事を掲載し、「韓国の報道と言論の自由は厳しい状況に置かれている。韓国では、朴大統領とその家族を批判することは危険を伴うものだ」と論評した。

 英エコノミスト誌は10月18日号で「泣きっ面に蜂」とのタイトルで記事を掲載。「産経新聞が日本の歴史修正主義の旗手であるが故に、加藤氏が標的にされたとみる日本人もいる」というくだりは首をかしげざるを得ないものの、「韓国のジャーナリストらは、現在の風潮では日本についての前向きな姿勢は、何であっても、ほとんど不可能であることをこっそり認めている」と指摘した。

 さらに、朴大統領が加藤氏の自身に対する侮辱は韓国を侮辱するのと同じだという趣旨のことを言っているとした上で「国民は、より大きな侮辱を受けたのはむしろ(韓国の)民主主義ではないかと思うだろう」と皮肉っている。

■なぜ「抗議」がない

 一方、日本政府はどのような対応を取ってきたか。

 外務省は在宅起訴を受けて、「報道の自由、日韓関係の観点から極めて遺憾で、深く憂慮している」と発表した。外務省サイドはこの発表について、「事実上抗議に近い形だ」(城内実外務副大臣)としている。しかし、その後も出た文章や政府高官発言を精査すると、「抗議」という表現を一度も使用していないのだ。

 なぜ「抗議」の表現を使わないのか。字面だけだと、「抗議」することをためらっているのではないか−と思っても不思議ではない。ぬるいのか、弱腰なのか…。

 結論からいえば、意外な理由だった。

 外務省幹部の説明によると、日本外交においては抗議の意思、批判的な見解、懸念などを他国(組織も含む)に伝える場合、「8段階」の表現で使い分けている。

 (1)断固として非難する

 最も強い一般的な表現は「断固として非難する」。国際社会がテロ行為を非難するときに使うフレーズで、「かばう余地のない、絶対に許せない、極悪非道な行動に対する痛烈な批判」の場合に使用する。

 代表例は、平成17年7月に発生したロンドンの地下鉄やバスで起こった爆破テロが挙げられる。テロが発生した同月7日は、英スコットランドのグレンイーグルズで主要国首脳会議(サミット)が開催されており、主要8カ国(G8)とブラジル、中国、インドなどの新興国が即座に連名で「これらの野蛮な攻撃を断固として非難する」との声明を発表した。

 直近では、10月24日にエジプト・シナイ半島北部で起こった検問所の襲撃事件に関し、外務省が同月27日に「あらゆる形態のテロリズムを断固として非難」とする外務報道官談話を対外的に発表した例がある。

 (2)非難する

 次に強いのが「非難する」だ。

 標準的な言葉のように思えるが、外交的には非常に厳しい言葉になる。今年7月、先進7カ国(G7)がウクライナを不安定化させているロシアに対して出した声明に盛り込まれた。

 (3)極めて遺憾

 3番目は「極めて遺憾」だ。まさに加藤前支局長の起訴に使われた言葉だ。テロ行為や、クリミア半島の併合を強行したロシアほどではないにしても、相手を責める強めの言葉だという。

 外務省幹部の一人は「2国間の政府が直接関わっていない、民間の報道機関の案件のため、『断固として非難する』の表現はなじまない。ただ、『極めて遺憾』も、十分に抗議の意味を持っている」と解説する。要は、日本の外交用語に「抗議」という言葉がない、ということなのだ。

 ちなみに「抗議」という言葉を使用しなかったことについては当初、「三権分立の観点もある」(政府高官)という説明があったがこれは正確ではない。日本と同様、韓国でも、検察当局はあくまで行政権に属している。

 菅義偉官房長官は、起訴翌日の10月9日の記者会見で「極めて遺憾」との言い回しを繰り返し、外務省の伊原純一アジア大洋州局長も同日、金元辰・駐日韓国公使を呼び出した際には「極めて遺憾」との表現にこだわった。

 しかし、言葉は印象の問題が大きいだけに、「極めて遺憾」では表現が弱いと考える人もいるようだ。10月16日の参院外交防衛委員会では、与党議員から「外務省の対応はまだまだ甘い」との声も出た。

 参考までに、「極めて遺憾」の下は「遺憾」となり、以下「深く憂慮する」→「憂慮する」→「強く懸念する」→「懸念する」の順だという。

帯同

<日本チームは中国杯にドクターを帯同していなかったため、日本連盟が医療態勢の改善について検討することが判明した。>

 「帯同」という言葉は、馴染みの無い言葉だ。私は、使ったことが無い。意味は、一緒に連れて行くということだ。「同行」と似ているが、少し違う。主導権を持っている側が誰かを連れて行く場合に、主導権を持っている側から使う言葉が、「帯同」だ。両者が対等、或いは、主導権を持っていない側から使う言葉が、「同行」ということになる。従って、「…を帯同する」「…に同行する」と使うのが普通だ。
 羽生選手が負傷しながら出場したことだが、私は、日本チームの責任者が止めるべきだったと思う。韓国でのアジア大会における不正な判定に対する態度を始め、日本オリンピック委員会(JOC)の働きには、納得できないことが多すぎる。今回の日本チームとJOCの関係はよく知らないが、日本のスポーツ連盟というのか、そういう団体には、失望させられることが多すぎる。今回のことで言えば、本番前の公開練習を考え直すべきであるくらいのことは、フィギュア界に強く提案すべきだ。それもできないのであれば、JOCに存在価値はないだろう。


以下、ニュース  一部、フォントを変えてある。

羽生の悲劇で連盟動く 医療態勢改善へ…遠征にドクター帯同検討
スポニチアネックス 11月10日(月)7時1分配信
 フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリストで8日のGPシリーズ第3戦・中国杯で頭部、顎などを負傷した羽生結弦(ゆづる、19=ANA)が9日、上海から成田空港着の航空機で帰国した。フリー直前の6分間練習で閻涵(エンカン、18=中国)と正面衝突して流血したが、強行出場して2位。この日のエキシビションを欠場した羽生は、都内の病院で精密検査を受けた。検査結果は10日にも発表される。また、日本チームは中国杯にドクターを帯同していなかったため、日本連盟が医療態勢の改善について検討することが判明した。

 華々しい凱旋ではない。午後5時15分、車いすに乗った痛々しい姿で、羽生が成田空港の到着ロビーに現れた。約160人集まったファンの中から悲鳴にも近い「頑張って〜」という声が上がる。上下黒のジャージーに身を包み、マスクを装着した19歳の表情はうかがえないが、感謝を示すように何度も何度も頭を下げた。警備員10人が配備されて規制線が張られる厳戒ムードの中、空港を後にして都内の病院で精密検査を受けた。

 悲劇は前日(8日)の男子フリー直前の6分間練習で起きた。羽生と閻涵が正面衝突。氷に顔面を激しく打ち付けた羽生は、頭と顎から流血してしばらく動けなかった。棄権しても誰も責めない状況だったが、「演技したい」と直訴して止血後に強行出場。ボーカル入りの「オペラ座の怪人」に乗って、ジャンプで5度も転倒しながら2位に入った。スコアを確認すると、人目もはばからずに号泣した。

 演技後、顎を7針縫い、側頭部は医療用ホチキスで傷口を3カ所留めるなどしたが、処置したのは米国チームのドクターだった。これまで日本チームは世界選手権や世界ジュニア選手権など、派遣選手人数が多い大会には日本連盟の医事委員会に登録しているドクターを帯同していたが、出場3人の中国杯は帯同を見送った。上海に滞在中の伊東フィギュア委員長は「全てのチームがドクターを連れてきているわけではない。他国のドクターに協力してもらうケースもある」と説明した。

 だが、羽生のあまりにも衝撃的な事故を受け、日本連盟は今後の医療態勢の改善を検討することが判明。伊東フィギュア委員長は「帰国後に医事委員会に報告し、話し合うことになる」と明かした。予算の関係もあって全世代の全大会にドクターを帯同することは難しい情勢だが、日本連盟の強化選手の中で最高ランクの羽生ら、特別強化選手の海外遠征の際にドクターを帯同するプランが有力だ。

 羽生は宿泊先の上海のホテルを出る際も車いすで現れ、足元がふらつき、車に乗り込む際には介添えが必要だった。「お大事に」とファンから言葉をかけられると、会釈して車内から手を振って見送りに応じた。日本連盟関係者に「朝早くからすみません。ありがとうございます」と感謝していたという。左脚に軽い肉離れも起こしている不屈のプリンスは28日開幕のNHK杯(大阪・なみはやドーム)出場に意欲を見せていたというが、全ては10日にも発表される精密検査の結果次第。

 今は願うしかない。魂の4分30秒が、未来ある19歳の選手生命に影響しないことを――。

舌打ちの表記

 舌打ちを表記する時、「チェ」「チッ」など「チ」で表記するのが普通だ。では、実際の音はどうなのか。
 スマートフォンの音声認識機能では認識できないようだ。つまり、言語を構成する音いわば声ではないらしい。
 では、その音は、日本語のどの音に近いのか。音声分析の結果「ツ」に近いことが分かった。
 何故「ツ」に近いのか。その理由を音声分析した滝口教授は、「『チ』と発するときは口を横に開き、『ツ』はすぼめる。舌打ちの口は、どちらかといえば『ツ』に近いからでしょうか」と推論している。
 この推論に、素人ながら、私は賛成しかねる。何故なら、普通に話す場合、「チ」も「ツ」も口の形に大きな違いは無いからだ。日本語の「イ」は、英語のチーズの発音の時の「イ」のように唇を横に広げないし、「ウ」の発音でも同様に唇を丸めて突き出したりしない。では何故「チ」なのか? 私見を述べてみる。
 実際に舌打ちをしてみる。最初の舌の位置は、上顎に付いている。舌先の割合に広い部分が付いていて、「チ」の発音の最初に近い。次に舌が上顎から離れると今度は「ウ」の発音の舌の位置に近くなる。つまり、子音の時は「チ」に近く、それに続く母音の時は「ウ」に近いということだ。発音している本人には、舌が接触している「チ」の状態が意識され、機械には母音の時の響きがより強く感知されるということではないか。言葉においては、母音が重要だからだ。子音と母音、この名称自体が言葉の母体が母音と考えられていることを示している。
 結局、「チ」でも「ツ」でも、表記としてはどちらでも良いということになる。どちらでも良いのであれば、既に「チ」が定着しているのだから、わざわざそれを壊す必要はないと思うのだが、どうだろうか。


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舌打ち実は「ツッ」だった 文字表現では「チッ」定着
神戸新聞NEXT 4月3日(木)15時36分配信
 夫婦間のささいないさかいに思わず出た舌打ち。「ツッツクうるさいわね」。顔をしかめて妻が言った。えっ? 「ツ」? 舌打ちは「チェッ」「チッ」など「チ」で表現するのが定番のはず。でも、注意深く舌を鳴らして聞いてみると、確かに「ツ」とも聞こえるではないか‐。(小川 晶)


 スマートフォンの音声認識機能で確認してみる。何度繰り返しても「聞き取れません」と出る。いぶかる妻にもやってもらったが、結果は同じだった。

 言葉ではない音の解析には、やはり専門的な設備が必要なよう。音声分析が専門の滝口哲也・神戸大都市安全研究センター准教授に相談すると、「実験しようと思えばできますが…」と苦笑いで引き受けてくれた。

 被験者は、滝口准教授と研究室の学生ら計6人。「チ」「ツ」をそれぞれ5回ずつ発音し、それを周波数分析した計60サンプルを元データとした。

 次に、1人5回ずつ舌打ちを録音して周波数分析。それぞれ元データと比較し、周波数が近い順に元データを並べる▽上位5サンプルを抽出▽多い少ないで「チ」か「ツ」かを判定する‐という手順だ。学生らに実験の趣旨は伝えていない。

 結果は、舌打ち30回のうち24回が「ツ」。5サンプル全てが「ツ」だったのは2回分だけで、「チ」に近い舌打ちも一定数あった。ただ、最上位のサンプルだけ見ても3対2の割合で「ツ」と出た。

 「『チ』と発するときは口を横に開き、『ツ』はすぼめる。舌打ちの口は、どちらかといえば『ツ』に近いからでしょうか」。滝口准教授は推論する。


 ではなぜ「チ」と表現されるようになったのか。複数の民俗学者に問い合わせたが、「分からない」。ただ、百科事典や擬態語辞典をみると、「ちぇっ」「ちっ」と「チ」で表現する明治から昭和の文学作品の事例が複数紹介されているが、「ツ」は一切なく、長く「チ」が支配的だったことがうかがえる。

 関西学院大の大鹿薫久(ただひさ)教授(国語学)は「『チ』が舌打ちの音として定着すると、『ツ』と聞こえた人でも『チ』と表現し、『チ』を意識して舌打ちするようになる」と説明する。表現は、正しさより相手に伝わることが大事だからだという。

 せっかく舌打ちは「ツ」という実験結果が出たのに…。残念がっていると、大鹿教授がフォローしてくれた。「流行語のように一気に広まる言葉もある。有名な小説家が『ツ』を使うようなことがあれば、『チ』に取って代わるかもしれませんよ」

<大宜味村の「NPO法人おおぎみまるごとツーリズム協会」でエコガイドをしている大山章さんが21日、本島北部の山中で、青いオキナワアオガエルを見つけた。専門家によると、青色のものは色素異常によるもので少ない。>

 この記事を見て、オキナワ“アオ”ガエルが青くてどうして珍しいの? と思った人がいるかもしれない。このカエルは、通常は黄緑色なのだ。日本固有種のモリアオガエルも漢字で書けば森青蛙だが、緑色をしている。
 何故こんなことが起こるのかと言うと、日本語の“あお”という語は、緑色をも含むからだ。ほうれん草や小松菜などを青菜と言うが、もちろん緑色だ。言葉は歴史を背負っている。現在の浅はかな理屈で、「オキナワミドリガエル」と変更すべきだなどと文句をつけるべきではない。
 そんなことをいう奴はいないだろうと思われるかもしれないが、油断は出来ない。何故なら、信号機の轍があるからだ。信号機の青は、もともと緑色だったが、緑なのに何故青信号と呼ぶのか、子供の教育に悪い、などと言う声に押されて、今では随分と青に近い色になってしまった。時間がかかってもいいから、緑色を青と言うこともあるんだと、それはおかしなことではないということを反論し、説得すべきだったのだ。(但し、色覚異常の人には青色の方が見やすいらしいので、今更緑に戻せと言うつもりは無い。)オキナワアオガエルが同じ轍を踏まないように、何時までも、アオガエルでいてもらいたいものだ。


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幸せの青いカエル? 本島北部の山中で発見
琉球新報 11月27日(水)11時15分配信
 【北部】幸福の青い鳥のカエル版?―。大宜味村の「NPO法人おおぎみまるごとツーリズム協会」でエコガイドをしている大山章さんが21日、本島北部の山中で、青いオキナワアオガエルを見つけた。専門家によると、青色のものは色素異常によるもので少ない。大山さんによると、カエルは全長4センチ。草の上に眠っていたところを発見した。大山さんは「昆虫だと思ったが、よく見たらカエルだった」と振り返る。
 オキナワアオガエルは沖縄本島などに生息。通常、体は黄緑色だ。琉球大学風樹館の佐々木健志学芸員は「突然変異によるものなので数は少ない」と話した。
 インドネシア・バリ島では「幸せのカエル」とも呼ばれる青いカエル。大山さんは「幸福の青い鳥みたいに、身近なところに幸せがあるという意味かもしれない」と笑顔を見せた。

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