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<「省エネトップランナー方式」とは、指定した品目において、最もエネルギー消費効率が良い製品を作らなくてはならないという制度で、1998年の省エネ法改正から導入された。今まではLEDと蛍光灯のそれぞれが指定されていたが、今後はLEDと蛍光灯、白熱灯を「照明」という分類で一括りにし、「省エネトップランナー方式」の対象にする方針だという。これが実現すれば、LEDよりエネルギー効率が悪い白熱灯や蛍光灯は実質的に輸入や製造が難しくなる。>
むりやり全ての照明をLEDに替えることには反対だ。理由は二つ。
一つは、本当に得なのであれば、自然とLEDになる筈だからだ。そこに強制力を用いるとどこかに歪みが出る。最近では、自然エネルギーで発電した電気を通常より高く買い取るという制度がある。あれも完全に止めてしまった方がいい。あれは、金持ちにそうでない人からお金が吸い上げられるという理不尽なことをしているに過ぎない。大体、効率が悪い発電だから電気代が高くなるのだ。効率が悪いことが自然に優しい訳が無い。太陽光発電や風力発電が自然に優しいという認識が間違っていたのである。
もう一つの理由は、照明は、人の健康に直接間接関わるものなので、他の贅沢品などと一緒には出来ないことだ。
私はかなり長い間、蛍光灯にはなじめなかった。蛍光灯は点滅を繰り返しているものだが、初期の蛍光灯は(初期と言ってもかなり長い間だった)、その点滅の周期が粗く、私は、蛍光灯の下ではモノがちらついて見えて気持ちが悪かったのだ。その青白い光も気持ちの良いものではなかった。蛍光灯で何も気にならないという人も沢山いたが、私のように気持ち悪いという人もかなり居たのではあるまいか。私が蛍光灯になじめるようになったのは、性能が向上し、点滅が判らないほど細かくなり、色も何種類か出され、白熱灯のような色も手に入るようになってからだった。現在の段階では、LEDの光にはなじめないという人も結構いるのではないか。テレビでフラッシュの激しい点滅を見て具合が悪くなり救急車で運ばれたという例を持ち出すまでも無く、私たちを包む照明が、健康に大きな影響を与えることは、想像に難くないだろう。
そもそも、選択幅の広いことが、豊かさを測る決め手の一つだ。白熱灯、蛍光灯に、新しくLEDが加わることは、良いことに違いない。しかし、そこから白熱灯、蛍光灯を排除して選択幅を狭めることに、一体どれだけの価値があるというのだろうか。
以下、ニュース 一部、フォントを変えてある。
蛍光灯や白熱灯が製造中止に?LEDは本当にお得か
THE PAGE 12月3日(木)9時0分配信
11月26日、安倍晋三首相は、来年度から白熱灯に「省エネトップランナー方式」を適用する方針を明らかにした。政府は今後省エネルギー規制を進め、蛍光灯や白熱灯からLEDへの置き換えをめざす方針という。政府は、なぜ今この規制を行うのだろうか。蛍光灯や白熱灯をLEDに切り替えて消費者にメリットはあるのだろうか。
LEDへの切り替えで省エネと技術革新見込む
「省エネトップランナー方式」とは、指定した品目において、最もエネルギー消費効率が良い製品を作らなくてはならないという制度で、1998年の省エネ法改正から導入された。今まではLEDと蛍光灯のそれぞれが指定されていたが、今後はLEDと蛍光灯、白熱灯を「照明」という分類で一括りにし、「省エネトップランナー方式」の対象にする方針だという。これが実現すれば、LEDよりエネルギー効率が悪い白熱灯や蛍光灯は実質的に輸入や製造が難しくなる。
政府は、温室効果ガスを2030年度までに2013年度比で26%削減する目標を決定している。最も省エネな照明器具とされるLEDへの買い替えが進むことは、温室効果ガスの排出量削減にとって重要な要素と考えられている。また、技術革新に頭打ち感がみられる蛍光灯に対し、LED電球は発光効率などにまだ大きな技術革新の余地があるとされており、規制にはLEDの研究開発をより本格的に促進する意味もありそうだ。
価格が高いLED、本当にお得?
LED照明への切り替えは、消費者にとってはどのようなメリットがあるのだろうか。LED照明は、価格が高い一方、「省エネ」で「寿命が長い」ことを売りにしている。近年生産が拡大されてきたLED照明だが、普及のネックになっているのは価格の高さだ。大手家電量販店では、白熱電球なら60Wで1個100円程度、電球形蛍光灯は300〜500円程度で買えるが、LED電球は約1000〜3000円程度と10倍程度の価格差がある。この初期費用の高さからか、2013年のLEDの一般への普及率は23%に留まっている(パナソニックの推計)。
省電力性で言えば、LED電球は、白熱灯の2割、電球形蛍光ランプの7割の電力で済む。LED電球が他の電球と違う点はその寿命だ。白熱灯は寿命が長いもので1000時間、蛍光灯は1万時間といわれているが、LED電球は4万時間。LED電球は、白熱灯の40倍、蛍光灯の4倍の寿命と言える。
では、LED照明と、蛍光灯や白熱灯どちらが得なのだろうか。経済産業省が2012年にまとめた資料では、毎日約5時間半ずつ使用した場合、LED電球のコストは、約5カ月で白熱電球を、約3年で電球型蛍光灯を逆転するとしている。この場合、LED電球の寿命は20年となるので、最大限使えば残りの17年間は電球形蛍光灯よりお得だという試算だ。
原発13基分の省エネになるとの試算も
日本エネルギー経済研究所が2011年に発表したリポートによると、日本全体の白熱灯や蛍光灯などをすべてLED 照明に置き換えた場合、 1時間あたり922億キロワットを節約できると試算している。これは日本の総電力消費量の約9%に相当し、原子力発電所13基分という。初期費用の高さから敬遠されてきたLEDだが、政府の新規制が実現すれば本格的な普及が予想される。
(THE EAST TIMES)
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