“うつ”に悩む方々のためのブログです

うつ病で苦しむ方々の心を救う最後のよりどころを破壊したのは、インターネットのモラルを教えるはずの現役の教師でした

『心の震度階』

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]

「うつと戦う31歳教師」[ manachan0912 ]さんから
<今鬱と戦っています。3ヶ月休業して9月復帰を目指していますが、正直自信ありません>とのご寄稿をいただいています。

皆さんが一番悩む「復帰」。
★ 復帰しても本当に大丈夫なのだろうか?
★ 心の余震は起きないだろうか?
★ 自分の体調がどうであれば安心して復帰できるのか?

……それが自分でもわかる「目安」があれば、安心して「復帰」できますね。
あるいは、「早く復帰しなくては……」との心のあせりを克服して治癒に専念できます。

      *        *          *
その一つの目安として『心の震度階』
http://tuyokunareru.blogzine.jp/utu/files/sindokai.pdf
をご覧ください。

「震度3」以下まで心の状態が安定しているかどうか……それが一つの目安になります。

そして(まだ心の状態が不安定な時期に決して行ってはいけないことですが)、復帰を考えられるほどに心が安定してきた時には、自分が復帰した場合のイメージをちょっと心の中で想定してみましょう。

復帰すると、あなたのうつを引き起こした原因となる人間や問題に出会うかもしれません。
それを考えても、なおかつあなたの心の状態が安定して「震度3」以下でいられるのであれば、復帰できる可能性があると思います。
★★★ ただし、ちょっとしたことを思い出すだけで心がゆれるようであれば、主治医とよく相談し、精密な測定と評価を行なうことが必要です。★★★

      *        *          *
では、なぜ「震度3」以下が重要なのでしょうか……。
もう一度『心の震度階』をご覧になってください。

皆さんもそうであったと思いますが、うつには必ず『前兆現象』がありますね。
『うつの前兆』は自分でわかる!……のです。

そんな『うつの前兆』は、震度3から4に至る過程で表れます。
多くの方が、実は軽いうつでありながら、震度3までの間は「ひどい疲れ」で済ませてきたと考えられます。

しか、し震度4になると、「いつもと違う」「心がおかしい」といううつの自覚症状が現れます。
震度4になると、心のゆれの性質が「疲れ」とは明らかに違ってきます。「こんなに心がゆれるのは何かが変だ」と自分で自覚します。
だから、「自分がどこかおかしい」と自分でわかるのです。

逆に言えば、震度3まではうつと自覚しなくても済ませるレベルであり、多くの方々が「自分はうつ」と自覚しなくても、「ものすごく疲れたなあ……」とため息をつきながら日常生活を営めるレベルであるとみなすことができます。

      *        *          *
私事ですが、私も「復帰」で激しいうつを患いました。
最初に震度6に見舞われて、幸い、すぐに1週間入院することができました。
心はうそのように落ち着いて、退院の前日には自分で会社に「ご迷惑をおかけしました。明日から出社いたします」と電話をかけられたほどでした。

ところが、病院を出てから家に帰る電車の中で、最初の震度6よりもっと強烈なうつの発作に襲われました。
……だから「復帰」の怖さや「余震」の怖さは身をもって体験しています。

それから、自分の心を自分で分析できるようになってからは、もう震度6や震度7の心の地震には見舞われることは絶対にない……との「心の自信」をつかむことできました。

それでも、震度2や3の心の地震は、今も時折やってきます。

うつを地震に例えると、「心の地震」も「本物の地震」も本当に良く似ています。
震度6や震度7の激しい地震は、一生で出会うか出会わないかの頻度だけれども、震度2や3の地震は、よくきますね……

それでも、震度3までの地震であれば、「おっ、ゆれてるな」で動ぜずにやり過ごすことができます。
震度3までのうつであれば、親戚づきあいで「共生可能」でしょう……。
自分の心の疲れを教えてくれる、親切でおせっかいな「心の親戚(*^_^*)」かと思って、優しく心を労わるようにしています。

      *        *          *
皆さんからも「うつと戦う31歳教師」[ manachan0912 ]さんへ暖かいアドバイスをお願いします。

本欄で何度か参照いただいておりました『心の震度階』
ファイルの掲載URLが間違っておりました。
お詫びして訂正申し上げます。

★正しいURLは以下のとおりです。
http://tuyokunareru.blogzine.jp/utu/files/sindokai.pdf

引き続き皆様からのご意見・ご批評をいただければ幸いに存じます。

震度6や震度7の激しいうつになると、心があたかも大きな手でわしづかみにされて大きく振り回されるような恐怖を覚えます。
自分の心のはずなのに、自分でまったくコントロールができなくなります。

心はぐらぐらとゆすぶられ、ひどい時には立っていることはもちろん横になることさえもできず、ひたすら震えている状態になります。
そんな時は、自分の心が壊れてしまうのではと激しい不安に襲われ、死んでしまったほうがはるかに楽だとさえ思えます。

でも、そんな激しいうつにも人の心は耐えられます。
人の心はうつに堪える強い力を持っているのです。

激しいうつを経験されてきた方の多くが、地獄のような苦しみの中で得がたい価値を見出しています。
自分が生きている意味。
自分が生きていく価値。
を自分の心で掴み取っていっているのです。
激しい苦しみの中から「自分の心を支える大切な壁」が見えたのです。

その「心の支え」が見えると、激しいうつから脱却できます。
そして、その「心の支え」は、身近な方々の存在と身近な方々の暖かい支えによって見出すことができるのです。
☆☆☆ 自分の周りにいる人々の暖かい心を感じた時。
☆☆☆ 愛する人々のために私は生きているんだ。
☆☆☆ 私は深く愛されているんだ。
☆☆☆ 自分には生きる意味があるんだ。
と感じた時に、「自分の心を支える大切な壁」がたしかに認識できるのです。

激しいうつから脱却してきた方々の多くが、「もうあれほどひどいうつにはならない」と自分でわかります。
明確な形は描くことができなくても、「自分の心を支える大切な壁」の存在を確かに心の中に感じられるからでしょう。

激しいうつは自分でも思い出したくないほどのつらい恐怖です。
でも、その恐怖と同じ意味で、「自分の心を支える大切な壁」の存在も心に浮かびます。
激しいうつをくぐってこられた方は、その意味でとても強くなっているのです。

うつを抱えた方々の身のまわりにおられる方々は、あなたの存在そのものがうつに苦しむ方への大きな支えになっていることを知ってください。
身のまわりにおられる方々が優しさと深い愛を注ぐことによって、激しいうつのつらさから脱却できることを是非わかっていただければと存じます。

うつの病状を階層的に整理すると、うつになった方々だけでなく、うつになった方を抱える家族の方や主治医、そして職場の方々にとっても大きな意味があります。
症状を段階的に整理してみると、うつの悪化や回復の程度が客観的に見えます。
自分の現状が自分でわかるから、具合が悪い時に、心に大きな負担をかけるような無理を強いなくてすみます。

何よりも、うつになった方にとっては「大きな不安」を避けられる効果もあるのではないでしょうか。
はじめてうつになった方は、「うつがもっとひどくなるのではないか」「自分の心が壊れてしまうのではないか」という深刻な不安を持つことがあります。
無理もありません。自分の心が自分でコントロールできないという体験は激しい不安です。心のパニックを引き起こすのも当たり前です。

でも、自分の心の状態が自分である程度つかめれば、少なくとも深刻な不安からは逃れることができるはずです。「心は大きくゆれるけど自分はまだ大丈夫!」「自分の心はゆれに耐えている」と思えれば、少し安心でき、深刻なパニックに陥らずにすむのではないでしょうか……。

最後に『心の震度階』で社会復帰の時期を考える場合の大切な注意があります。
お仕事をしておられる方はよくご承知だと思いますが、物づくりの生産現場や保守・整備の現場では、重要な工程は一人だけでなく複数の人の目によって慎重な安全点検を行ないますね。
うつの症状の点検もそれと同じです。自分の判定だけでなく、身のまわりの方や主治医の方による複数の目での点検が大切です。

先にも書きましたが、うつになる方は誠実で真面目な方が多いのです。早く良くなって社会復帰したいというあせりから、客観的に症状を判定することができない時もあるのです。自分では大丈夫だと思っても、念のために複数の目による「心の安全点検」を欠かさないように是非心がけたいものです。
この点はくれぐれもよろしくご配慮お願いいたします。

★『心の震度階』は、次のPDFファイルをご覧ください。
http://tuyokunareru.blogzine.jp/utu/files/sindokai.pdf

うつになられた方が社会復帰を検討しても差し支えない時期が、「心の軽震」=震度3以下に心のゆれが収まってきた時期ではないでしょうか。しかも、抗うつ薬に頼らずに心の状態が安定的に震度3以下になった時に、はじめて社会復帰を具体的に考えることができると思います。
それまでの時期は、社会復帰を考えるとあせりで心に大きな負担がかかります。

うつになりやすい方は皆誠実で、真面目な方ですから、何とか早く社会復帰をしたいと願い、それがあせりにつながり、かえって心の大きな負担となってしまうのです。
だから、心の震度が4以上の時は、まず心を癒し心の安定を取り戻すことに専念しましょう。心が回復してから社会復帰を考えれば良いのです。
回復する前の心の重荷や心への負担は、かえって社会復帰を遅らせる原因になると思っていただければ幸いです。

では、心の震度が安定的に3以下になった時の状態とは、どんな感覚でしょう?
本物の地震でも、震度3の地震は年に数回私たちの周りで起きています。「おっ、ゆれてるな」と気が付きますが、火を消したり逃げ道を確保したりするほどの激しいゆれではありません。すなわちパニックを引き起こすほどのゆれではありません。

違った視点で眺めると、うつを意識したことがない多くの人達も、日常こうした心のゆれを感じて生きているはずです。
このレベルの心のゆれでは「すごく疲れたなあ」「もう嫌だなあ」と思いながらも、うつであるとは気がつかずにやり過ごせているのではないでしょうか。
うつから回復した方々も、このレベルまで心のゆれが収まってくると、「うつとの共存」が可能になってくると思えます。

もちろん、人によって個体差があるため決定的に断言はできませんが、ここまで心の安定が取り戻せることができれば、そろそろ社会復帰を具体的に考えてかまわない時期といえるのではでしょうか。
<以下、次号に続きます>
★『心の震度階』は、次のPDFファイルをご覧ください。
http://tuyokunareru.blogzine.jp/utu/files/sindokai.pdf

全2ページ

[1] [2]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事