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震度6や震度7の激しいうつになると、心があたかも大きな手でわしづかみにされて大きく振り回されるような恐怖を覚えます。
自分の心のはずなのに、自分でまったくコントロールができなくなります。
心はぐらぐらとゆすぶられ、ひどい時には立っていることはもちろん横になることさえもできず、ひたすら震えている状態になります。
そんな時は、自分の心が壊れてしまうのではと激しい不安に襲われ、死んでしまったほうがはるかに楽だとさえ思えます。
でも、そんな激しいうつにも人の心は耐えられます。
人の心はうつに堪える強い力を持っているのです。
激しいうつを経験されてきた方の多くが、地獄のような苦しみの中で得がたい価値を見出しています。
自分が生きている意味。
自分が生きていく価値。
を自分の心で掴み取っていっているのです。
激しい苦しみの中から「自分の心を支える大切な壁」が見えたのです。
その「心の支え」が見えると、激しいうつから脱却できます。
そして、その「心の支え」は、身近な方々の存在と身近な方々の暖かい支えによって見出すことができるのです。
☆☆☆ 自分の周りにいる人々の暖かい心を感じた時。
☆☆☆ 愛する人々のために私は生きているんだ。
☆☆☆ 私は深く愛されているんだ。
☆☆☆ 自分には生きる意味があるんだ。
と感じた時に、「自分の心を支える大切な壁」がたしかに認識できるのです。
激しいうつから脱却してきた方々の多くが、「もうあれほどひどいうつにはならない」と自分でわかります。
明確な形は描くことができなくても、「自分の心を支える大切な壁」の存在を確かに心の中に感じられるからでしょう。
激しいうつは自分でも思い出したくないほどのつらい恐怖です。
でも、その恐怖と同じ意味で、「自分の心を支える大切な壁」の存在も心に浮かびます。
激しいうつをくぐってこられた方は、その意味でとても強くなっているのです。
うつを抱えた方々の身のまわりにおられる方々は、あなたの存在そのものがうつに苦しむ方への大きな支えになっていることを知ってください。
身のまわりにおられる方々が優しさと深い愛を注ぐことによって、激しいうつのつらさから脱却できることを是非わかっていただければと存じます。
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