二子山西岳喫 中央稜

平成30年6月26日 メンバー オタケ テリー たぬき
天候 晴れのち高曇り
いよいよ本格的な梅雨。山屋にとってはあまり嬉しくないこの時期に、数日間の好天続き。岩質から染み出しに心配を抱きながらも、梅雨の合間を縫って二子山中央稜へマルチを楽しみに行ってきました。
アクセスを間違い正午前よりアプローチ開始。明瞭な踏み跡を辿り取り付きへ向かい、フリーのゲレンデである祠エリアへ到着。思いのほか染み出しが多く中央稜への不安が強まる中取り付きへ。
下部から望む岩壁は、若干の染み出しは有るものの概ね良好。心配を裏腹に、快適な岩質の登攀に期待を持ち直し登攀開始。
1P 樹林に覆われ日が届かず鬱蒼とした雰囲気の中、登攀開始。岩は湿気を帯びていて嫌らしいものの、階段状からグイグイ高度を上げる。下部から望むアンカーではピッチは切らず少しロープを延ばしフレークを右上しテラスへ。トラバースが思いのほか悪い。
2P 視界が広がり明るい快適な登攀 ケミカルに導かれ左寄りのフェースへラインを取る
3P 全ルートの核心ピッチ 逆Y字状のクラックの登攀。登ってみるとクラックというよりは、巨大なフレークの登攀。フットジャム、レイバックなどを交えながら慎重に高度を上げる。逆Y字状の前後が核心。慣れないフレークの登攀に緊張と楽しみを覚えつつ核心を抜ける。上部は階段状になり快適。大テラスにてピッチを切り休憩。
4P 此処からはケミカルが無くなりルーファイの腕が試されるピッチ。下部に比べれば格段にグレードは落ちるもののルーファイを楽しみながら、残置に頼らずNPにてランナーを取りながら高度を上げる。
5P 階段状からケミカルに導かれトラバース。思いのほか悪いがトラバースを終えると快適な登攀。
6P 優しいスラブか凹角へラインを延ばす。凹角は立っているもののホールドスタンスは豊富。残置は少なく残置に頼らず、積極的にNPを使い高度を上げ終了点へ。
ここで、事実上の登攀終了。 最後は草付の斜面を登り稜線へ。休憩したのち、二子山のピークまで進み一般登山道より下山開始。登攀とは異なり、あっという間に駐車場へと戻りました。
下部3Pはケミカルに導かれもののフリーでは味わえないルートが続き、上部3Pは残置が少なくルーファイ、NPを屈指出来るルート。登攀スケルは短いものの充実した山行をを楽しむ事が出来ました。
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2018 6月13日 子持ち山 獅子岩 マルチ
メンバー オタケ、リエ、nakami

台風一過ですがすがしい朝を迎えた。
取り付き 10時30分、
先行パーテーの声が聞こえるが、ここには誰もいない。
nakamiとオタケ、ツルベで登る。
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リエはザイルの整理に余念がない。
PASを使えば3人の方がスムーズだ。勿論メインロープでセルフはとる。
獅子岩の頂上14時30分、晴れているのに風が強く、寒い。腹減った。

写真とってさっさと懸垂。3回で取り付きに戻る。16時。
足が痛いと言いながら、オタケは靴を履いたままパンをかじりガタガタ震えていた。
当然帰ると思っていたリエ、練習は反復が大事と説得、無理矢理、あと2ピッチ登る。
懸垂もバックアップとってしっかり降りる。
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18時下山開始。なぜか沢筋の登山道を見失い、尾根道を降りることになってしまった。
19時、車に生還。ヘッドランプは出さずに済んだ。
マルチは反復練習、次回はタクに託し、いずれタヌキさんと一緒に行けるといいですね。

 

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平成30年6月2日 メンバーS々木夫妻 たぬき夫妻 天候 晴れ

今シーズン何度となく通った足尾 松木沢。梅雨入りももう僅かに迫る中、快適な岩を求め中央岩峰に引かれた名ルートである大凹角へ行ってきました。
銅親水公園を遅出のスタート。昨今、ハイク 観光などからか休日ともなれば駐車場は満車状態の中、観光 ハイカーが足お延ばさないであろうウメコバ沢へアプローチ開始。訪れる度に緑が濃くなり自然の息吹く生命力に圧巻されつつ、ウメコバ沢出合まで足を進めます。
普段は鬱蒼とした雰囲気が漂う出合も、到着時は正午前ともあってか、日差しが降り注ぎ明るい雰囲気の中、中央岩峰目指し沢を詰め取り付き到着。
梅雨入り直前の晴天の休日とあって先行パーティーが居ると思いきや、無し。
準備を整え、貸切の中央岩峰を楽しむべく取り付きへ向かい登攀開始。

1P(Ⅴ⁻)40m 出だしより凹角を辿り高度を上げる。残置無し。NPでランナーを取りながら進み、終了点直下で左のフェースへ出る。

2P(Ⅴ・A1)25m 出だしがかなり悪い。真上の凹角には入らず右横のカンテ伝いに高度を上げる。恐らくこの箇所がA1だろうが、細かいながらホールドスタンスは有るので、フリーで抜ける。残置なしプロテクションはNP。

3P(Ⅴ⁺)50m ルート上の核心ピッチ。足元が切れ落ち高度感が気持ち良い。忠実に凹角を辿るが、左右に小刻みにムーブを移しながら高度を上げ、中間部現れる乗越がかなり嫌らしく感じた。この区間だけ残置が有った。
(本来なら40m程でハング下の足首程の灌木が有るレッジ「燕の宿」でピッチを切るのが妥当だが狭いのでそのままロープを延ばし小テラスにてNPにて支点構造)

4P(Ⅳ⁺)60m 頭上に引かれた凹角を忠実に辿り高度を上げる。下部に比べれば傾斜は落ち傾斜も落ち階段状になるが、その分ガレが多くなり気は抜けない上部10m程はザレ場に出後続へ落石へ配慮しながらピッチを切る。
(以前は一旦左のカンテに出た後凹角へ入った。このピッチはリードのルーファイの腕の見せ所?)

5P(Ⅲ)30m 凹角の左横のフェースを登り切り、右にトラバースした後ガレ場を詰め、終了点へ。残置無し。登攀出来そうなラインを詰めれば、ピークへ出ると思う。上部はザレ。
中央岩峰の頭へ突き上げ登攀終了。下降は丁寧に張られたFix を頼りに高度を下げ下山。
節理が発達した中央岩峰。確かに浮石は多いもの高度感抜群で快適な岩が楽しめるこの岩場は、何度ラインを辿っても再び訪れたい岩場です。
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平成30年5月25日 メンバーたぬき夫妻
天候 快晴
数日前に訪れた谷川岳。仕事の都合上不定休な為、次の休みは3日後。登攀を終え、車中にて天気予報を確認すると3日後の気圧配置は高気圧ど真ん中の快晴の予報。
山屋の定か、快晴となれば山へ行きたい。という事で再び谷川岳へ岩を楽しみに行ってきました。
前回と同様、日の出と共にアプローチ開始。本年の課題である烏帽子沢奥壁に引かれたメジャールート3本の中の1つである中央カンテへ狙いを定め、出合よ快適に敷かれた雪渓を詰めテールリッジより高度を上げ、中央稜取り付きへ到着。大汗を拭いながら準備を整え中央カンテ取り付きへ向かいます。数日前に訪れた凹状岩壁と取り付きから2Pまでルートを共有するため、ルーファイ無しにすんなり取り付きへ到着し最終準備を整え登攀開始。
1P 40m バンドをトラバースした後草付のルンゼを左上気味に抜ける
2P 50m 浅いルンゼ状のフェースを左上気味に高度を上げる。傾斜は緩いが浮石が多くランナーは殆ど無い為、慎重に高度を上げる
3P  40m ビレイ点の右から回り込み左上するバンドよりカンテまで抜けた後カンテ伝いに高度を上げる。
4P 50m カンテを直上し小垂璧を左から乗越し更に頭上に有る大岩を左から回り込みルンゼ状へ抜ける。途中2か所終了点が有ったがチムニー直下まで伸ばす。
5P 30m 短いルンゼを詰めチムニーへ取り付く。内面登攀というよりは体を外に出しステミングで抜ける。スタンスホールドは豊富に有るがランナーが取りにくい。
6P 40m バンドよりフェースを左上しカンテより右上
7P 30m ルート上の核心ピッチ。下部垂璧、上部コーナークラックと気が抜けないピッチ。下部上部との間にレッジが有りピッチを切れるためパートナーと共有も可能な嬉しいピッチ。
8P 50m トポには四畳半テラスと記載されていたが半畳程に縮小されたテラスより階段状のスラブを上がり左上する凹角より高度を上げる。
9P 25m 浅い凹角を詰めると烏帽子岩基部(終了点)へ突き上げる。終了点は一枚岩の大テラス。スリングが多数巻かれていて明瞭。休憩した後下降。
烏帽子の肩より下降
1P 35m 終了点の反対側よりいきなり空中懸垂。高度、浮遊感が気持ちが良い。
眼下に見えるルンゼに降り立ち対岸に有るアンカーにて支点確保。
2P クライムダウン出来るがスリップすれば烏帽子スラブまで一直線なのでボディービレイにて確保し下部の笹薮まで
3P 笹薮と岩壁の基部沿いに左にトラバースした後、下部に伸びる踏み跡を辿ると南稜下降点へ到着。(3P目の笹薮のルーファイが非常に神経を使った)
南稜からの下降は割愛。
初見にてに登攀時間4時間強でマズマズでしたが、下降には思いのほか時間を要し課題が残る山行でした。岩質は脆いものの、前回の凹状岩壁を経験すれば錯覚なのか快適で岩を楽しむ事が出来る山行でした。
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平成30年5月22日知 メンバーたぬき夫妻
天候 終日快晴
岩壁からすっかり雪は落ち、沢に雪渓が残りアプローチが快適に成ったのを見計らい谷川岳一ノ倉沢へいわを楽しみに行ってきました。
ベースプラザより日の出と共にアプローチ開始。早朝の澄んだ空気に、上空を見上げれば雲一つ無い空が広がり新緑の隙間より木漏れ日が降り注ぎ長いアプローチを苦ともせず一ノ倉沢出合へ向かいます。何度見ても圧巻な岩壁に緊張と興奮を抱きながら雪渓を詰め、テールリッジへ取り付きました。
日光を遮るものが殆ど無いテールリッジに大汗を掻きながら中央稜取り付きへ到着した後、一旦空身で凹状岩壁取り付きを偵察に出かけました。トポ通りトラバースから始まる取り付きを確認した後、中央稜に戻り登攀準備を整え再び凹状岩壁取り付きへ。 心配していた先行パーティーは無く落石の心配をせず登攀開始。
1P バンドを右にトラーバースし凹角より草付を左上気味に高度を上げるも、草付が浮いていて以外に悪い。ランナーもあまり取れずピッチグレード以上に緊張する。
2P 傾斜は緩いが此処もランナウト。岩は脆く気は抜けない。途中より直上するラインもある様だが中央カンテの分岐にてピッチを切る。この方が自然なライン取りの様に感じた。
3P スラブ状のフェースを上部の凹状目指し高度を上げる。フリクションは良いが、ここもランナウト
4P ルート上の核心。名前の由来通りの凹状岩壁。見た目は寝ている様に見えた岩壁も、取り付いてみると思いの外立っている。此処までも岩はもろかったが、このピッチは今まで以上に岩が脆い上に、かなりランナウト。ロープスケルにて25m延ばすがランナーは僅か3本しか取れず内1つがNP。技術的な登攀というより精神的な難易度の有るピッチで痺れた。
5P 下部から見上げると右上に見えるコル(スカイライン)へ向かい高度を上げる。
抜け口が被っているがホールドスタンス豊富。乗越すと草付のテラスにてピッチを切る。
6P 04年の地震にて岩壁が崩落して以来、様々なライン取りがされているピッチ。ルーファイの腕が試される。素直に行けば直上するフレークを使い高度を上げるのが素直なラインだが、今までの岩の脆さを考えると却下し、すぐ隣(2m)に派生するカンテより高度を上げる。思いのほか残置は多く間違ったライン取りでは無い事を認識しながら終了点へ。
7P 草付と灌木の混じるピッチ。慎重に行けば問題無し
8P 上部の核心ピッチ。被ったフレークより高度を上げる。ルート上で一番岩は安定し、思い切ったムーブで高度を上げる。個人的には一番楽しかったピッチ。トポでは50mと記載されていたが、半分の25mで稜線へ突き上げた。スケルを間違ったか?
ともあれ、ハーケンベタ打ちの残置にて登攀終了。
下降は衝立尾根を慎重に辿り中央稜より下降。最初は50m1本でこまめに切り、下部は2本連結にて効率を図り、基部へと降り立ち下山。
終日快晴の空の下すぐ隣の南稜は大混雑の様子でしたが一転、貸し切りの凹状岩壁を楽しむ事ができました。ルート自体は個人的には快適とは言い切れませんでしたが天候に恵まれ、五月晴れ の中楽しむ事が出来ました。
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