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カステラの原型になったお菓子パンデロー(パォンデロー Pao de Lo)は、カステラの原型ともいわれる、卵の黄身をたっぷりと使ったポルトガルのお菓子。
生クリームを飾ったりして、ケーキのスポンジのように使うこともあるようですが、ここでは、わざと生焼けにして、カスタードクリーム状の中身を楽しむ、ポルトガル中部オヴァール地方の素朴なパンデローのレシピをご紹介します。
パン・デ・ロー レシピ Pao de Lo
【材料】
卵(まるごと)2個、卵黄5個分、砂糖(きび砂糖など茶色っぽい砂糖がよい)90g、小麦粉(薄力粉・ふるいにかける)25g、レモンの皮(すりおろしたもの。無農薬のレモンを使用)大さじ2、マデイラ酒かポートワイン(赤玉スイートワイン、もしくはフルボディの赤ワインの飲み残しに砂糖を入れて代用可) 丸いケーキ型、クッキングシート、ハンドミキサー、料理用ハケ
【作り方】
1.丸いケーキ型にクッキングシートを敷いておき、またオーブンを190度に予熱しておく。 2.ボールにまるごとの卵と卵黄を入れ、砂糖を加えながらハンドミキサーで、タネを持ち上げて、少し重くトロリとするまでよくあわ立てる(あわ立て器を使って手で攪拌すると、20-30分くらい)。
3.2に小麦粉をダマにならないようにさくっとゴムべらで混ぜ、さらに、すりおろしたレモンの皮を混ぜる。
4.3をケーキ型に流し込み、190度のオーブンで20分ほど焼く(10分ほど焼いたところで様子を見て、もしトップがこんがり焼けているようなら、アルミホイルをかけて焦げを防ぎ、そのまま焼き続ける)。
5.4をオーブンから取り出し、料理用ハケでトップにワインを塗って、出来上がり。
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※材料自体はシンプルなのですが、卵のあわ立て具合や、タネの焼き加減に気を使ってみてください。私もうまくネタがふくらまなかったり、焦がしてしまったりと、いろいろ失敗しました(笑)。
だけど、うまくできたときは、ちょっと感動。それに、トロトロのカスタードクリームや、卵黄とレモンの香りのハーモニーが絶妙で、つい、また作ってみたくなっちゃいます。お子さんのおやつにもぴったりですよ!
※卵はなるべく黄身の濃いものを選ぶのが、濃厚な味わいで、おいしそうな黄色に焼きあがるコツ。砂糖も茶色っぽいものを使ってみましょう。
パン・デ・ロー
ポルトガルの大衆的な菓子で、家族や友人の祝事に作られ、振る舞われることがある。現在作られているものの製法は16世紀中期に定着し、日本のカステラのルーツであるという説がある。
一般的なカステラやケーキと違い、生クリームを使わずに少量の小麦粉と卵と砂糖のみで作られるため、大量の卵を必要とする。卵を大量に使用しているところから、あえて完全に火を通さない生焼けの状態で完成させ、半熟のゆで卵に似た食感を楽しむ、という食べ方もある。
「Pão-de-ló」とはポルトガル語で“寄せまとめて焼いたパン”の意味であるが、葡和辞典では類似した菓子から当てはめて「スポンジケーキ」の訳語が充てられていることがある。しかし、上記のようにスポンジケーキとは製法、食感ともに多分に異なった食品である。
日本では「半熟カステラ」「生カステラ」等の商品名で販売されている商品もあるが、その翻訳命名と同様に、味も食感も本家とは似て非なるものがほとんどである。 |
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