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文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」
大竹紳士交遊録(金子勝、慶応大学経済学部教授)
日時:平成26年5月30日(金)


室井さん「大竹紳士交遊録、毎週金曜日は慶応大学経済学部教授、金子勝さんのご登場です」
大竹さん「はい」
金子先生「はい、どうも登場しました〜」
大竹さん「うん」
室井さん「こんにちは〜」
大竹さん「登場しました〜!」
金子先生「はい」
大竹さん「はい」


大竹さん「今日は何についてお話を伺ったらよろしいですか」
金子先生「今日はあれでしょう。原子力規制委員会の新委員でしょう」
室井さん「ね〜、前の方どうして変わったの?」
金子先生「いや、もう邪魔だから(笑)」
室井さん「地震の…」
金子先生「地震の人でついた時は『ちょっとどうなのかな』って言われたんだけど、意外にフェアだったんです」
大竹さん「うんうん」
金子先生「要するに活断層の評価問題を議論する時に賛成派と反対派をきちんとフェアに選んだり、業界から金もらったり金を貰ったりしている人をみんな外してやったんです」
室井さん「じゃぁ、ちゃんと仕事してたんじゃん」
金子先生「ちゃんと仕事してた。だから邪魔でしようがない、電力会社も経産省も。それで島崎さんを辞めさせれば原発再稼働できるっていうのがホントのところです」
室井さん「でも、そしたら事故調の意味ないじゃん」
金子先生「事故調じゃない、規制委員会」
室井さん「あっ、規制委員会の意味ないじゃん」
金子先生「そうだよ、意味なくなっちゃうから、今日問題にしようと思ってんの。もう、ちょっと上がり気味だけど、頭来てんだよ(怒)」
太田アナ「(笑)」
金子先生「ホントに頭来てる(怒)。もうちょっと…」
室井さん「先生、貧乏ゆすりはやめなよ!」
金子先生「頭来てんだよ、今(怒)」
太田アナ「(笑)」
金子先生「もうホントにイライラしてんだよ」
室井さん「(笑)」
金子先生「子どもにも抑えられるんだよ、ポンとかってね。『お父さん』とか言って(笑)」
室井さん「(笑)」
金子先生「いや、イライラするとね、貧乏ゆすり始まんだよ。学生のゼミやってる時もみんな…」
室井さん「今度の新しい方っていうのは何て田中…」
金子先生「田中知」
大竹さん「はい」
室井さん「田中さんって方はどっから来たの」
金子先生「あの人は東大の教授で原子力学科だけど…」
室井さん「うん」
金子先生「要するに前の日本原子力学会の会長。原子力ムラのボス。それから事故調ってあるじゃないですか」
室井さん「うん」
金子先生「事故調査委員会」
大竹さん「うんうん」
金子先生「あれは政府事故調、国会事故調、民間事故調、東電の事故調と4者は出てくるけど誰も相手にしない学会事故調の委員長」
室井さん「ふ〜ん」
金子先生「だから、これは酷いもんですよ。5月27日付で日本原子力学会が福井の…福井地裁がやった大飯3、4号機の運転差止判決に対する声明ってのを読んでみると、見解ってのを読むと…」
室井さん「うんうん」
大竹さん「うん」
金子先生「滅茶苦茶。もう酷い」
大竹さん「どういうこと」
金子先生「だって彼らこそが安全神話を作ってきたようなもんで、はっきり言って『全電源喪失はない』って学者ばっかりだし…。みんな覚えてるでしょ、事故直後。『メルトダウンしてません、メルトダウンしてません』ってさ〜、あれ、言ってる教授みんな、東大の教授みんな日本原子力学会ですよ、あのボスですよ(怒)」
大竹さん「う〜ん」
金子先生「だからもうホントに腐ってんだよ!(怒)電力会社…だって日本原子力学会っちゅうのは元々学者じゃなくて関電とか東電の副社長とかいうのを学会長に据えてたりしてた」
室井さん「あの方っていうのは何だっけ。斑目さんって何?」
金子先生「デタラメさん?」
室井さん「うん。あの人何だっけ?」
金子先生「あの人、原子力委員会の委員長」
室井さん「あ〜、そうか」
金子先生「原子力委員会っていうのはまた別にある」
室井さん「うんうん」
金子先生「で、今、この事故調ってのはどういうこと言ってるかっていうと地震について一切触れてないの」
大竹さん「はい」
室井さん「ん〜?」
金子先生「で、津波のせいだって彼らはずっと言っている訳。もう一つはいわゆる原発だけ『ゼロリスクなんてあり得ない』とか言ってんの。14万人も避難して安全神話を作ってきた自分たちの自己反省もなくね、『ゼロリスクなんてあり得ないんだ』って開き直ってる訳ですよ」
大竹さん「で、今日の新聞…今日の新聞でもあれですね。千年に一度とかって言われているけど、この57年間で3回起こっているから…」
金子先生「(笑)」
大竹さん「その意味が通じないんです。どういうことだって…」
金子先生「20年に一度だし、だから津波は高さによって千年に一度とか言うけど、明治にも来ている訳ですよ、あの三陸沖の津波は。かなりでかいもんがきている訳ですよ。だから、彼らの言う理屈が破綻したからこそ福島原発事故が起きた訳ですよ。まずそこん所をしっかりしないきゃいけない。もう一つはね〜、金まみれ。業界団体と完全にべったり」
大竹さん「だって東大の教授でしょ」
金子先生「東大の教授、今腐ってるだろ。あっ、俺が言っちゃ拙いか…慶應だから」
太田アナ「(笑)」
金子先生「なんか対抗意識で言っている感じだけど…だってだって東大病院の血液内科も循環器内科の教授もさ〜、ノバルティスファーマから金貰ってさ〜、データ改ざんして。東大の薬学部の岩坪教授はさ〜、いわゆるアルツハイマーの病気でこれもデータ改竄してるし、そんなのばっかりですよ。農学部のなんだ…加藤何某はまたNATUREの論文の改造ばっかり。でも、加藤…農学部だからさ、加藤さんは辞めたけど、医学部のど真ん中とか権力に近いヤツは絶対止めないんだよ(怒)」
室井さん「なんかあれなの?」
金子先生「東大工学部もそうなんです」
室井さん「政府の、政府の意見に沿った意見とかっていうのを言うと国からいっぱい…お金とかその研究費とかおりたりするの?」
金子先生「研究費なんて業界団体からバンバン貰ってるよ。電力会社なんて…だって田中知なんて新聞報道によれば日立GEからも金貰ってるしさ、原子力…日本原子力産業協会っていうさ〜、この業界団体の役員をやってるし、東京電力記念財団の奨学金の審査委員長もやってるし、それからお金を東京電力から貰ってるしさ…」
室井さん「じゃぁ、東京電力が黒字なんだよね」
金子先生「おうよ!」
室井さん「なんでなの?」
金子先生「値上げしたからだよ(怒)」
室井さん「値上げでだけど…」
金子先生「我々のお金で事故の費用も代償もみんな巻き上げてんだよ(怒)。だからそういうのを考えると、だって業界団体からお金貰って…」
太田アナ「あの〜、最初に原子力規制委員会ができた時に規制委員を選ぶ時にその欠格要件、『こういう人は選んじゃいけませんよ』っていうのがあって…」
金子先生「そうそう」
太田アナ「『あの直近3年間に原子力事業者等及びその団体の役員、従業者をやっていた人はダメですよ』と」
金子先生「そうそう」
太田アナ「それからもう一つ。『直近3年間に同じ一つの原子力事業者等から個人として一定額以上の報酬を受け取っていた人はダメですよ』と。こういう人たち選ばないって前民主党政権の時には…」
金子先生「そうそうそう。聴いたんでね、直接。薬事審議会で基準なってんのは50万円だって。50万円以下ならいいんだっていうそういう理屈だった訳で、それで何人か通ってすり抜けて今委員になってる訳、貰ってるんだけど。でも薬事審なんて薬のめっちゃくちゃなデータの改竄を観れば参考にも何にもならない訳(怒)」
室井さん「ね〜、50万円以下でさ〜、学者とかのプライド売っていいの?」
金子先生「50万だけじゃないんだよ〜(怒)」
室井さん「もっとあんの?」
金子先生「バンバン出てんだよ(怒)。俺も欲しいけど…」
太田アナ「羨ましいんだ(笑)」
金子先生「羨ましいんだ。俺は覚えめでたいことを言わないからくれないんだよ、一銭もまわって来ないんだよ(笑)」
大竹さん「『誰か俺にカネをよこせ』と」
金子先生「そんなことは言ってないけど…(笑)。だけど、覚えめでたいことを…」
大竹さん「でも、さっきの話に戻すと田中さんて人はその条件を満たしてない訳だよね」
室井さん「だって原子力ムラの人だから」
金子先生「民主党政権時代、決めたことで自民党政権は原発推進だから。推進じゃないんだけどさ、ホントは選挙の時はさ…」
大竹さん「そんなことを言ったら時の政権が決めたことだからって、次の政権になった時に解釈のあれだって全部変わっちゃうじゃないですか」
金子先生「そう。集団的自衛権とか…」
大竹さん「また変わっていっちゃうじゃないですか。これ中立性はどうやって保ったらいいって話は出てこないんですか。原子力規制委員会の中立性はじゃぁ保ちましょうよ、とりあえず」
金子先生「保てない、これだと」
大竹さん「ど、どうして?どうしたら保てるようになるんですか」
金子先生「いや、それちゃんとレアなそういう欠格な条件の人を…条件を満たしていない人はとにかく排除しないとダメですよ。特にこの人は親玉だもん」
大竹さん「親玉がきちゃった」
金子先生「親玉きちゃった、真ん中に。で、ぼくらがこれ巨人ファンの人には悪いけど、V9時代にさ〜、巨人軍が審判雇ってんじゃないかっていうそういう悪口をいう人がいたじゃないですか(笑)」
太田アナ「それぐらい強かったっていう」
金子先生「強かった」
大竹さん「あ〜、それで審判も巨人寄りじゃないかみたいなね」
金子先生「王ボールとか長島ボールとかさ〜、みんな言われてさ〜、もうみんな阪神ファンとか他の球団のファンは悔しがったんだけど…」
大竹さん「それであの、あの〜、データのある話じゃないからね、今のは」
金子先生「そうそうそう(笑)」
大竹さん「それ噂、噂話、噂だから…」
太田アナ「悔し紛れにそう言ってんだってことですよね」
金子先生「悔し紛れに言ってんだけど、現実になっちゃうじゃん、これじゃ」
室井さん「う〜ん」
大竹さん「う〜ん」
金子先生「原子力事業者が自分たちにお金を出しているヤツを自分たちを規制する委員会の委員じゃん」
室井さん「よくないんだけど、逆にそれを変えるとしたら国民の不満の声が上がってきて政権の支持率が世論調査したら凄く落ちてとかっていうんじゃないと起きないだけど、今のその国の雰囲気として長いものには巻かれろみたいな感じで、逆のことを言うとどっちかというと凄く非国民みたいに凄く叩かれるでしょ。そうすると変わんないわな」
金子先生「変わんないってそんなあきらめちゃダメだよ」
太田アナ「今回のこの田中知さんをはじめお二方の人事は、国会の同意人事なので国会が同意すればすんなりいっちゃうと。で、今、衆参捻じれでもなく与党が圧倒的に強いので人事はおそらく通るだろうと」
金子先生「野党が審議を止めるぐらいに頑張んなきゃいけないテーマなんだけど…」
室井さん「野党ダメじゃん」
金子先生「維新の分裂とかなんとか、どうでもいいような感じのさ〜、話ばっかりやって現実に具体的な問題ってどうするかっていうところでさ、みんなが切迫して嫌がっていることとか…」
大竹さん「ちょっと待って野党が分裂したりあんなことしたりしてるのは金子さんにはどう観えるの?」
金子先生「だって何の…何のために数合わせでしょ。数合わせじゃなくて『この問題で共闘しましょう』とか、そういうはっきりした政策の目標を掲げて『じゃぁ、一緒にやりましょう』という感じじゃないからさ」
室井さん「何のために政治家になったんだろうって思う感じよね」
金子先生「だからそう嘆いたらキリがないんだけど…」
大竹さん「野党の中でこの人事に関して文句つけてるのは、河野…」
金子先生「そうなんだよ(笑)」
大竹さん「河野太郎」
金子先生「自民党の河野太郎さんとかさ、なんかもうホントに捻じれてんだよ」
室井さん「河野さん、一貫してて根性据わってんね」
金子先生「あ〜、立派だと思うよね」
大竹さん「筋は通ってると思うよね」
金子先生「秋本真利とかね、自民党でもね。柴山なんとかさんとか、○○さんとか何人かはしっかりと『原発は止めましょう』って自民党の中でも言っている。そっちの方がホントカッコイイよね」

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