前にもこの件に関して、書いているので、重複する部分もあると思うが、そのあたりは、ご勘弁願いたい・・・・・・
さて、以前にも述べた様に、小生は、経済、それもミクロ経済、経営学の専門家であるが、科学や理系の問題について専門的な意見を述べるほどの知識も、また不遜でもない、今回も言いたいのは、マスコミの連中が、あまりに無知、更には不遜な質問を恥ずかしくもなく投げかけていた事や、その後のコメンテーターたちの言動もまた同様に厚顔無恥なものが非常に多いように感じたので、再度、科学技術やなどの根本的な存在価値について、述べたいと思っている。
確かに、小生は専門家ではないのだが、以前にも書いたように、小生の亡父は、著名な化学者で、高分子樹脂の専門家であった、大学でも教鞭をとり、更には、7つの国際特許とその周辺特許20個以上を持っていた。大手企業の顧問や研究機関の顧問を長く務めたが、それは63歳で亡くなる、僅か15年ほどの間に起こった父の取っての幸運であった、現実には、その人生の大半は、わが国の学会と言う専門家集団との戦いであったと思う。小生がまだ幼いころ、記憶は曖昧で殆ど覚えていないが、父の収入が大変に少なく、私とまだ生まれたばかりの弟への食費が賄えなかった時期もあったと母が話したことがある。小保方さんの現在の様子を見ると、母は「あの当時の父の姿と合わさって、涙が出てくる」と言っている。
小生も、父の記憶以上に父の教え子で、地方の私立大学の工学部を中退して、父の研究所の下働きをしながら父に教えを請い、まじめに独学で研究をし続けて新しい水性樹脂を開発、特許を取って、この樹脂を某大手企業に技術導入、一時期、その契約金で小さいが家を建て、家族幸せに暮らしていた。さらに得た資金で新しいやはり耐火性の強い水性樹脂の開発に成功し、やはり特許を申請、大手企業に技術導入した。私が学生時代の事だから、今から37,8年前であろうと思う、しかし、これが彼にとって大きな間違いになってしまう・・・・・父が当時まだ存命だったが入退院を繰り返しており、誰にも会える状況ではなかった事もまた、彼にとって不幸であったと思う。
その技術導入した企業が、彼を詐欺で訴えたのである。導入された技術では、大量生産できない事や、樹脂が製品として不安定である・・・つまり、この技術はうそであり、できない、つまりいんちき製品であるとされたのである。
彼は、警視庁捜査二課に逮捕された。彼が逮捕された日の午後、彼の家族から連絡があり、入院中の父は行けないので、母が代わりに彼の家へ赴いた。彼の容疑は、詐欺・・・・・・特許申請中の技術は、不安定な代物で、到底、特許など得られるものではない、所詮、大学中退のいい加減な技術者で、博士号も持たず、研究など、あきれ果てたものである。最初から大手企業を騙すつもりでこの技術を売ったのだろうと・・・・この言は、彼を取り調べた東京地検の検事が言った事実である。
彼は、起訴された。家族が用意した保釈金で保釈されたが、心臓に持病を持っていた彼は、心身ともに拘留期間100日余でぼろぼろになっていた。そのまま入院してしまった、公判は停止され一審の審理も進まず、一年後に彼は失意の中で他界した。享年58歳だった。彼の死後、彼の顧問をしていた、弁理士から、彼が申請していた、その技術に対して正式に日本、米国、欧州などの特許が得られたと言って来た。つまり彼の技術はいんちきでもなければ嘘でもなかった。
彼の妻と子供は、当時の検察官に特許状を見せに出向いたが、検察官は面談を拒否、当時の取り調べ刑事もまた会うことを拒否した。母のつてで、当時の事を調べてもらったが、訴えを出した大手企業に政治力があったこと、大手が大学中退のいい加減な技術者に数千万円の技術料を支払っていること、大学院どころが大学での研究もしていない、男であることなどなど、所謂、権威がないことで、一方的に疑ってかかったというのが、事実らしいことがわかった。
小生も中年になってある程度の政治力が行使できるようになってから、当時の捜査などの資料の一部を見せてもらったが、一方的に大手企業の提出した被害届に頼って、学歴のない技術者への疑いだけで捜査していることがわかる内容だった。
長々の書いたのは、今回の問題も同様で、理研と言う権威が、まだ若い研究者を抹殺しようとしている姿は、父の弟子であった彼が受けた社会的で国家権力による社会からの抹殺と似ている様に感じるからだ。
化学と言うものや生物、医学と言うものは、細胞にしても薬品にしてもあるいは、人間の体にしても、病も同様だが、それが結論であり、その結論を導くためにはどういった手法があるのかを見つけるのが彼ら技術者の使命であり、命題でもある。ここが、数学や理論物理学などとの大きな違いで、確実なプロセスを経て結論を導く後者と、結論からプロセスを導かねばならない前者とは、大きな違いがあって当然で、これを無視して化学技術の発展はない。
理論を重視しすぎると、研究そのものが萎縮して、プロセスが曖昧であるというだけで研究対象からはずされる危険性すらある、化学や生物学、あるいは医学なども同様だが、個人的な天才や、運の良い研究者が大発見や大発明をするが、現実に東京大学や京都大学などの研究機関では理論物理や数学、あるいは、原子物理学の様な一般では扱えない危険な分野を除けば、大発見や発明は聞いたことがない、理化学研究所も同様で、スパコンの世界一を争う以外に際立った研究発表が殆どないというのが、実態である。しかし、権威だけは、野依と言うノーベル賞学者を頂点に・・・・権威だけは保っているのが実態である。
理研に世界に誇れる基礎研究なり、世界的技術がどこに存在するのか、これが今回の答だと確信している。
小保方さんの、研究技術は、その手法において、ほぼマグレで作り上げたもので、STAP細胞、あるいは現象は、できるものの論理的に説明ができない、後付の難しさだが、この研究を知った理研上層部は、国からの予算取りや、認可などを取り付ける時間が迫っており、小保方研究員と言う若い学者にすべてを丸投げして、強引に作り上げたのが今回の論文だろうと想像している。
物理や数学と違い、化学や生物学など、根本的に人間が作り出したものではないものを取り扱う技術において、理論以上に必要なのは結果であり、今回の場合、STAP細胞は、本当に彼女の技術で作り上げることができるのか、あるいは、存在しているのかと言う部分であって、そのプロセスではない。少々、曖昧で矛盾していても、結論さえ出せればそれで好しとし、その矛盾や曖昧な部分については、後々、埋めて行けばよい程度のものでしかない。
また、今回の記者会見で報道期間の一部は批判して、技術的な話はなく、ただ法的な問題を取り上げているとしているが、理研側が、懲戒と言う雇用法律上の権力行使をしているのだから、当然、自らの権利を訴えるのは、法的手続きにおいてされるべきで、なんら問題ではない、また、技術的な言及がなかったのは、技術者だれでもそうだが、自らしか持たない技法や技術を、一般公開すると言うのは、自らの権利を放棄したのと同様で、今後、もし特許申請をした場合、先を越される可能精すらある、つまり、秘して当然であり、それを言及がなかったというのは、あまりに短絡に過ぎる。
小生は、小保方さんが述べている事が事実だろうと思っている。なぜならば、彼女が、偽技術を論文にして何を得するのか?と言う点を考えると、全く利害が一致せず、彼女は、偽技術について得をする事実はないと考えているからだ。
人間、最後にはわが身が可愛いのであって、利己が報われもしない虚偽を公開する事は、よほどおかしい人でなければあり得ない。つまり、彼女は嘘をつく意味がないと言うことになる。
理研側はどうか、国からの予算や認定には期限があり、その期限を逃したくない、それには、社会的に見て権威ある実証された技術が必要となる。その為に、若い技術者に責任を与えて、偶然発見された技術であり、偶然の産物であったかも知れない技術に強引に理論付けを行い論文を書かせた、彼女の名前だけでは権威がないから、先人たちの中から権威のある人物を付け加えて論文の共著とした。もし、曖昧な点や、矛盾している点などが出てくれば、理研は、その責任のすべてを若い技術者である小保方さんに責任転嫁して、傷口を小さく収めようというわけだ、その矛盾や曖昧な点、そして間違った点などが発見されなければ、国からの予算取りも認定も上手く行く、完全に理研には利害が存在し、この論文を未完成でも発表せざるを得ない事情があったと考える方が合理的である。
ただ、小生の論は、あくまでSTAPが存在するを前提としているが、昨日の彼女の言動を見る限り、その存在は間違いないと考えている。
いろんな意味で彼女は理研に残らず、米国などの研究機関に所属する方がはるかにすばらしい環境で研究にまい進できるものと思っている。
若い研究者を社会から抹殺する様な報道は慎むべき暴挙であると警告する。