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常軌を逸した生活をしている自分が恐い
昨日の夕方からW杯を3試合テレビ観戦。
でも、あえてそれにはあまし触れない。
強いて言うなら、前回王者に対し、アマチュア軍団が死に物狂いに戦う姿に心打たれた。
最も期待していた南米No1対アフリカNo1対決が非常に後味が悪い結果に。
しかもそれをすべて見終えた後に、先週の金曜日に行われたNBAファイナルを録画観戦。
今日はそのことが本題だ。
なぜ、今週までそれがずれ込んだって?
よくぞ、聞いてくれました(もうひとりトークするくらいイッてます)。
私事なんですが、先週の木曜から体調に異変を感じていたのだが、金曜日の夜になってそれがピークになり、意識が朦朧と。
体温計を脇に突っ込むと40度を越えている……
病院に直行で、2時間も点滴。
W杯が終わるまでに、もう1回くらいの点滴もありそうだと予感してる自分が情けない。
30過ぎると体力も衰える一方……いや、普段の不摂生に問題ありか。
なんにせよ、絶対書きたいと決めていたNBAファイナルの最終戦。
体調もなんとか持ち直してきたので、やっとの思いで書ける。
でも、フラフラで観ていた試合……ほとんど記憶が曖昧だ。
というわけで、HDDに録画していたもので月曜の早朝から復習。
でも、ここにきてやっぱりきた、睡魔が……
いやいや、これ以上ずらしてしまうわけにいかん。
いざ、出陣!
まずはこの涎垂ものの状況を理解してもらわねば
まずは舞台設定から。
なにも状況を知らない人もいるので、手取り足取りいこう。
NBAファイナル(4戦先勝)EASTはロサンゼルス・レイカーズ、WESTはボストン・セルティックスの1戦。
舞台はレイカーズホームのステイプルズセンター。
互いに3勝をしている状況で第7戦目。
正しく、ファイナル中のファイナルというわけである。
そして、この1試合で世界一のチームが決まる
第7戦目までもつれ込むのは2005年シーズン以来5年振り。
そして、これは主観だが、今回のファイナルは私が観てきた21世紀のファイナル史上(たった10年だが)最高の闘いであった。
これを死闘と言わずして何と言う。
W杯の裏では、こんな劇的スポーツドラマも展開されているのだ。
その唯一の違いと言えば、4年に1回と毎年の違いだけである。
やっぱり今年もイエローカラーは強かった
ここ数回バスケットボールのことを書くときは試合結果を最後までとっておいた。
だが、今回に関してはもう結果が出て3日も経っている。
NBAファンに迷惑をかけることもないだろうから、結論から言ってしまおう。
第7戦の死闘を制し、見事2009−2010シーズンのチャンピオンになったのは、昨年の王者ロサンゼルス・レイカーズ。
第7戦のスコアは83対79で、レイカーズ2年連続16度目の優勝を果たした。
対するセルティックスは2年振り18度目の優勝を逃したことになる。
もちろん、この優勝回数は全チームとトップと2位の成績である。
伝統あるファイナルであったことが窺える。
何度もファイナルでも顔を合わしており、今回で11度目となる。
対戦成績はレイカーズの3勝8敗ということになった。
いいプレーだけが心震わすとは限らない
私はこの試合を観戦しながら、何度も涙しそうになった。
それは体調を崩していたからではない。
好ゲームだったわけだからでもない。
むしろ、とてもとても泥臭いゲームであった。
両チームともシュートは入らない、ターンノーバーは連発する、ボールが手につかない、フリースローすら入らない。
これが本当に東西のチャンピオンチームなのかと、疑いたくなるような試合に観えた。
でもこれが、両チームベテラン選手が多い中、最終戦までもつれ込んだ結果なのである。
人々の心震わすゲームというのは、どちらのチームも持ち味を思う存分発揮し、互いの長所と短所がぶつかり合う試合のことを指す場合が多い。
しかし、この試合はお互いのシーズンからの持ち味どころか、選手が疲労困憊でフラフラの状態だった試合だった。
だから、私は心打たれた。
そして、これまでの6戦までがどれほどの激しい戦いであったかをこの第7戦で見てとれた。
「死闘」とは、お互いに命をかけて戦うというよりも、試合が終わった後、互いにエネルギーの1滴も残らないような闘いを指すのではないだろうか。
この試合は正しくそんな試合だった。
だから、ゲームは観るも無残なミスばかりのものだった。
結果的にはMVPに輝いた、そして今現在NBA最高のプレーヤーでもあるコービー・ブライアントさえも、普段は絶対みせないような凡ミスをこの日は連発していた。
普通、ミスまみれの試合は観ていて気持ちいいものではない。
まして、NBAファイナルという世界一決定戦であれば尚更である。
ただ、私は死に物狂いでチャンピオンズリングを手に入れようとしているコート上の彼らを観て、感動せずにはいられなかった。
普段はカッコ悪く見えるものでも、角度を変えて観るとまた違った風景があるのだと実感した。
バスケ、NBA、ファイナル、他にスパイスは必要ない
私の感情論ばかり綴ってもしかたない。
この激闘を制した、レイカーズには心から賛辞を送りたい。
実は私、お気づきの人も多いと思うが、下馬評が低かった相手チームのセルティックスを応援していた。
それは好きな選手と判官びいきの私の正確がそうさせたのだろう。
でも、予想はちゃっかり4勝3敗でレイカーズ(見事当たっているのだが)にして自分の厭らしさにも嫌気がさす。
で、第7戦の最後のブザーを聞いた瞬間、そんな私の小さな感情論など、スポーツそしてバスケを愛するものにとってどうでもいいことなどだと思い知った。
今回のファイナル、そしてこの第7戦は後世に受け継いでいってほしい。
悪童がヒーローになった日
そして、この第7戦最も輝いた男は、レイカーズのパワーフォワードのロン・アーティストである。
NBAファンならこの選手をいい意味でも悪い意味でも知らない者はいないだろう。
いい意味は、最優秀守備選手賞にも輝いたこともある守備のスペシャリスト。
悪い意味は、ある試合で観客に対して暴行をはたらいたとんでもない悪党でもあること。
こんなふたつの側面を持つ男は、今季王者レイカーズにやってきた。
その時のインタビューで彼は、「リーグ連覇に達成できなかったら俺の責任だ」と言ってのけた。
本当に彼らしい言動である。
そしてそれを有言実行したところも、彼の男気のようなものを感じさせる。
ちなみに、彼は悪名高き選手だが、今回のレイカーズ移籍にあたって大幅の給料ダウンを受け入れている。
NBAにはサラリーキャップ制度があり、レイカーズ高年俸選手が多いゆえにそれを受け入れない限りレイカーズに入団できなかったのだ。
彼がどれだけチャンピオンズリングを欲していたかが窺えるエピソードでもある。
レイカーズの優勝は2年連続だが、アーティストの加入なくして優勝はなかったのかもしれない。
もしかしたら、ジョーダンよりも神に近い人
そして、もうひとり忘れてはいけない男がいる。
レイカーズのフィル・ジャクソンHCである。
今回の優勝で彼はヘッド・コーチとして11個目のリングを獲得した。
しつこいようだが、もう1度言う。
11回目の優勝なのだ。
歴代最高回数であることはもちろんのこと、これからもその回数は更新されるかもしれない。
サッカー、野球、アメフト、ラグビー、数多くの監督を私は見てきた。
でも彼以上の指導力、そして戦術眼を持ったコーチは未だ存在しないと私は思う。
マイケル・ジョーダンが「神」たるゆえんは、フィル・ジャクソンとの出会いを切っても切り離せない。
そして、そのジョーダンの影を追い続けるコービーが神に近づきつつあるのもフィル・ジャクソンあってこそなのである。
ちなみにジョーダンもコービーもジャクソンの下以外では優勝経験がない。
スポーツファンに限らず、覚えて損のない名前である。
NBAはファンを失望させるか?いやないだろう
さぁ、これで今シーズンは幕を閉じた。
そして、もう来季は始まっている。
レイカーズの3連覇成るか?
フィル・ジャクソン4度目の3連覇成るか?
コービーの2度目のスリーピートなるか?
それとも、ストップ・レイカーズのチームが出現するのか?
“キング”ことレブロン・ジェームズはチームに残留するのか?
解体されるセルティックスは復活を遂げるのか?
楽しみは尽きない。
あぁ、来シーズンが待ちきれない!
と、ファイナルが終わるたんびに言っているNBAファンでした。
あっ!
後は日本のバスケ界にももっともっと光がほしい……
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