|
W杯を中途半端な時期に振り返る
W杯が開幕して、早1ヶ月弱経つ。
おかげで生活のリズムはボロボロだ。
ここに、ウインブルドンまで入ってくるもんだから、スポーツファンとしては過酷極まりない。
そして、昨日やっと4強が顔を揃えた。
これで残り試合4試合。
一抹の寂しさも覚えながら、残りの試合全力で楽しもうと思う次第である。
これまでのW杯は日本代表のことばかり書いてきた。
予想外の躍進で1次リーグを突破するものだから、私に限らず国中で思わぬ盛り上がりを。
パラグアイにPKで負けたときの悔しさは、一生忘れないだろうが、「これで日本代表協奏曲も終わる」と少し安堵したというのも本音だ。
もちろん結果や勝敗は大事だが、ここまで勝利至上主義が行き渡るのも考えものである。
欧米や南米では、勝利に対する執着は凄まじい。
それは、一昨日のウルグアイのスアレス選手のバレーボールハンドでも窺える。
でも、日本のメディアや国民は、勝敗に一喜一憂しているだけで、勝利への執念とは、また違うもののような気がする。
別に負けの美学を説けとまでは言わないが、結果も内容もどちらも注視して欲しいものである。
日本代表の闘いは勇敢だったが、決して日本人らしいものには私は思わなかったので……
もうベスト4?長いようで早い。それは面白いから
日本代表の話はもう横に置いておきましょう。
今は、4年に1度の世界一の祭典を目いっぱい楽しまねば。
4強は、オランダ、ウルグアイ、ドイツ、スペインとなった。
今大会躍進目覚ましかった南米勢が1つになってしまったのは意外だ。
しかも、ブラジル、アルゼンチンの2強が見事ベスト8で散ってしまった。
にしても、準々決勝の4試合は、どれも楽しく、見応え充分だった。
4試合とも好ゲームにもかかわらず、すべて色が違うゲームだった。
サッカーにはひとつとして同じゲームはないことを、教えて頂いた次第である。
らしくないサッカーをして散ったブラジル
1試合目はブラジルVSオランダ。
下馬評は優勝候補筆頭のブラジルだったが、後半自滅して1−2で逆転負けした。
本当に隙のないチームのように思われたが、やっぱりらしくない(守備的なチーム)を作るとどこかほころびが出る。
最後までブラジル国民の後押しをもらえなかったドゥンガ監督はちょっと可愛そう。
もし、美学よりも結果を伴えば良しと国民がしてくれたら優勝していたかもしれない。
にしても、オランダは千載一遇のチャンス。
初優勝なるか。
スナイデルがいいとこ全部もっていっているが、私は影のMVPはFWカイトだと思う。
ビック4(ファン・ペルシー、ロッベン、スナイデル、ファン・デルファールト)に隠れた存在の攻撃的選手だが、かなり献身的な動きが目立つし、得点にも絡んでいる。
もしかして、オランダ初の栄冠の鍵を握るのはカイトかもしれない。
これから4年は波紋を呼びそうなバレーボールブロック
2試合目は、ウルグアイ対ガーナ。
アフリカ勢初のベスト4を狙ったガーナだが、惜しくも敗れた。
敗れた経緯は冒頭にも書いたように、ウルグアイの捨て身のブロック(手でですが)が結局、功を奏したわけだ。
もちろん、ルール上反則だしレッドカードをもらっているから「あり」なんでしょうが、なんとも腑に落ちない気持ちになった。
種目は違いますが、松井選手が星陵高校で、5連続敬遠で波紋を呼んだ話を思い出しました。
まぁ、あれが南米のしたたかさだと片付けられたらそれまでですが。
にしても、ガーナは若くて活きのいい選手がいっぱいいた。
4年後のブラジルは旋風を起こすような気がしてならない。
ウルグアイ優勝は最もないと言われているが、古豪復活、そして3回目の優勝なるか。
ドイツはW杯に眼の色が変わる。日本も似た者同士でありたい
3試合目はドイツ対アルゼンチン。
ほとんどのサッカーファンが、この勝負を8強の中で1番楽しみにしていたのではないだろうか。
ところが、結果は4−0でドイツのKO勝ち。
アルゼンチン、チンチンにいわされてしまいました。
アルゼンチンの前の3人は最強のような気がするが、やっぱりその3人に仕事をさせないドイツは勤勉というかやっぱりというか。
堅いのなんのって。
そして、前線はエジルとミュラーの若手コンビがスペクタル溢れるサッカーをみせてくれる。
そして、中堅どころ、ベテランのバランスも抜群。
嫌味なくらい強い。
面白くなかろうが、カッコよくなかろうが、勝てばいいんだ精神。
“ゲルマン魂”という言葉は、現地(ドイツ)では使わないらしいが、勝利への飢え、負けず嫌いは凄いらしい。
今現在、玄人や解説者は皆、優勝候補筆頭にしてますね。
そりゃ、イングランド、アルゼンチンから4点ずつ獲ってるんだから当然だろうけど。
あまりにも結果論過ぎませんか?
私は今更言っても遅いが最初からドイツを推してましたよ。
ドイツはなんだかんだ言って結局強いチーム作り上げて来るんだから。
クローゼなんて、絶対4年に1度、周期を合わしてますよ。
でも、それが凄い。
私は生まれてこのかた、ドイツが惨めなこけかたをしたことを観たことがない。
20年振りの優勝成るか。
パラグアイと互角に戦った日本はすごいんだ
4試合目はスペイン対パラグアイ。
いい加減疲れてきた……
この試合を観て、私は日本がパラグアイに負けたことを納得させられました。
彼らは強い。
あのスペインと互角にやり合っていたのだから。
前半はむしろパラグアイペースで、もしかしたら大番狂わせも予感させてくれた。
でも結局は役者が違った。
というより、世界のサッカーファンたちがスペインを応援していた。
パラグアイ対世界と言ってもいい。
だから、そんな状況でもあわやのシーンを幾度も作ったパラグアイを賞賛したい。
この試合、シャビもイニエスタも結構困ってましたよ。
あのしっつこい絡みつくようなディフェンスに。
にしても、日本人はスペインサッカーが好きだ(私もだ)。
そりゃ、憧れますよね、あのワンタッチツータッチのパス回しに。
スペクタクル溢れるサッカーに。
あの真似をするのには、日本は何十年かかるのだろう……
いや、日本は日本らしいサッカーを追求しよう。
まだまだ見えぬが……
スペイン優勝の初優勝の鍵は、フェルナンド・トーレスにかかっていると思う。
彼が次の試合(ドイツ戦)で復活するか、もう本調子に戻らないと見限るか。
私は後者の方が良いと思うが、やっぱりエースがあの調子で優勝は苦しい。
2008ユーロも彼の活躍なくして優勝はなかったでしょうから。
にしても、スペインの弱点がエースの彼になってしまうなんて思いもしなかった。
寝ずに観戦中の私なり総括。結構言ってることは普通だ
ここに来て、やっと今大会の傾向がつかめてきた。
今大会決勝トーナメントに勝ち残っているチームには、共通点がある。
① 我慢強いこと
② 守備が安定していること
③ 集中力が切れないこと
④ 世代交代が上手く進んでいること
⑤ 若い選手が台頭してきていること
⑥ 公式ボール(シャブラニ)をキチンと操れるフリーキッカーがいること
⑦ チームの団結力があること(ここまで来るチームは当たり前だが)
⑧ ベンチの層が厚く、それを適確に使える監督が居ること
などなど挙げ始めたらきりがないので、これくらいにしとこう。
まぁ、どちらにせよ、16強に残るチームは強みをいっぱい持っている。
日本はこの中で5つくらいもっているので妥当な結果を残せたのだと思う。
どこを応援しても楽しい。私はオレンジ、いや無敵艦隊……
ここからは私見丸出しの見解を書こう。
私は、優勝経験のないオランダを応援することにした。
もう、今回のチャンスを逃したら「ない!」と言ってもいいくらいチャンスなのだ。
日程的にもかなりチャンスである。
もうひとつの組、ドイツ対スペインは死闘になるだろうし、準決勝から決勝までの期間がオランダより1日長いのだ。
しかも、準決勝の対戦相手ウルグアイはエースのスアレスが出場停止。
もし、ウルグアイを90分で退けることができたなら、本当に決勝はチャンスなのだ。
できたらスペインとの決勝を見たいが、ドイツも捨てがたい。
そして、VIP席でベッケンバウアーとクライフが観ていたりなんてしたら、テレビカメラもそっちの映像ばっかりになるんでしょうね。
オランダが勝っても、スペインが勝っても初優勝。
今大会は初のアフリカ開催。
初ものづくしで終わりというのがいいと、私は勝って思う。
後1週間しかない。
終わってほしくないというのも本音だ。
サッカーってやっぱり面白い。
世界No1スポーツってのも納得!
|
全体表示
[ リスト ]



