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オランダ、乱打戦を制する
多くの日本人のご希望通り、ウルグアイ対オランダの4強対決はオランダが制した。
御存知の通りスコアは、3−2である。
サッカーで、最も面白く見応えのあるスコアである。
いや、スコアだけのせいにしてはいけない。
この試合は準決勝に相応しい素晴らしいゲームだった。
しかも、双方が持ち味を出してのゲームだったから、尚更だ。
時代はポゼッションか?それとも攻守速攻か?
でも、試合を観戦していて、ウルグアイファンに様変わりした人も多いのではないだろうか。
いやぁ、あの堅守速攻のサッカーは観ていて爽快でさえある。
ウルグアイという国に脈々と受け継がれてきた伝統の匂いがした。
サッカー素人と言ってもいい私は、ポゼッションサッカーやパスサッカーが好きなのだが、ああいう速攻型のチームのサッカーもあれはあれで観ていて感心させられる。
解説の山本さんが、盛んに日本とウルグアイを比較して、似通った点を多く述べられていた。
確かに今回の日本代表とウルグアイ代表のサッカーは酷似しているのかもしれない。
だが、それはデータ的なものだけに感じられた。
日本は、決戦前の連敗で、付け焼刃的に導入した守備的なサッカー。
対してウルグアイは、ブラジル、アルゼンチンという強国の中でもまれ、そしてそれを何十年もかけて築きあげてきたサッカー。
これは、似ているようで完成度という点では比にならないのではないだろうか。
もし、あの解説を聞いていたウルグアイ人(日本語がわかる方だが)がいれば、「一緒にしないでくれよ」と言う声がしないでもない。
そして、双方の国の大きな違いは、堅守の後のアタッカー陣の質である。
ウルグアイは、2、3人で相手ディフェンダー5、6人を相手に怯まず戦える。
対して日本には、真のストライカーというものがいない。
代表クラスでさえ、本職がミッドフィルダーの選手がセンターフォワードを務めていたくらいなのだから。
この差は、非常に大きいのではないか。
それがベスト16とベスト4という結果につながったというのは、ちょっと言いすぎかもしれないが……
今回のオランダは強い?というより勝負強くて老獪だ
なんか、負けたチームの話ばかりしちゃいました。
でも、それだけウルグアイが魅力的なチームだったということだ。
今日の試合を観て、日本人だけじゃなく、そのウルグアイに敗れた韓国人も納得しているのではないだろうか。
そして、勝ったオランダ。
なんか、よくわからんところがいっぱいあるチームだ。
攻撃的なんだけれど、中だるみする時間が多かったり、そのくせに急にスーパープレーで得点をかっさらっていったりと。
なんか、のらりくらりやって上手い具合に決勝まで進んだ感じだ。
これを、「トータルフットボール」なんて呼んだら、ちょっと違うかなとも思う。
でも、スポーツは、サッカーは結果のスポーツでもある。
素直に決勝進出をお祝いしたい。
実は、私はオレンジが好きで、オランダのジャージを何着か持っている。
と、どうでもいい補足をいれておこう。
このチームの主役は、やはり今日も得点をしたスナイデルとロッベンだろう。
確かにあのふたりの個人技は、今大会でもトップクラスだ。
特にスナイデルはセントラルミッドフィルダーで5得点って。
獲り過ぎでしょ。
このままいったら得点王の可能性もある。
純粋なストライカーじゃない得点王って、W杯史上あるのだろうか?
もしなければ、大快挙なんでしょうけれども、そこまで詳しいデータはない。
お詳しい人がいれば、是非教えて頂きたい。
でも、私は思うんです。
この勝負弱い国オランダ(毎回優勝候補だが優勝回数0が物語っている)がここまで勝ちあがれた理由。
それは、献身的に走り回り守備をする、カイトとファン・ボメルなくしてないと。
確かにこのふたりは結構地味な選手である。
でも、スター揃いのオランダにあって、彼らの存在がどれだけ大きいことか。
彼らがいなければ、結構オランダというチームは穴だらけになってしまうような気がする。
なんか、1次リーグで負けた負け惜しみのようになってしまっているが。
でも、確かに玄人ぶらせてもらって悪いが、このふたりは効いていると私は思う。
決勝もこのふたりがどれだけ走れるかに懸かっているような気がする。
ファン・ボメルを観ていると「銀河系軍団」時代のレアル・マドリードのマケレレを思い出す。
あのチームもマケレレ失くして、優勝はないチームだった。
私がもし影のMVPを決めて良いといわれたら、ファン・ボメル兄やんだ。
どう?玄人好みの選び方でしょ。
でも、そのファン・ボメルが11人集まったような国がウルグアイなのだから、サッカー文化の違いって面白いもんだ。
今日のスペイン対ドイツが実質決勝と言っても過言ではない
そんでもって、今日の準決勝ドイツ対スペインだ。
実質、このカードが決勝だという声も多い。
事実、一昨年のユーロ2008の決勝のカードだ。
そのときは、1−0でスペインが勝利した。
でも、その1点を取ったフェルナンド・トーレスは今大会絶不調である。
しかも、ドイツはたった2年前なのに、メンバーが半分くらい変わっている。
あまり、2年前のデータはあてになりそうもない。
専門家の下馬評は7:3くらいでドイツのよう。
このカード絶対見逃せない。
今日は3:30まで仮眠というわけにはいかない。
寝過ごしたらえらいこっちゃ。
個人的には、ひたすらボールを回し続けるスペイン相手にドイツが我慢してカウンターという図式だろうか。
結果延長にまでもつれこむような、熱戦を期待する(期待せずともそうなるはずだ)。
そして、スペインが執念で勝つような気がする。
そして、決勝のカードは、優勝経験のない、そして毎回優勝候補に挙がるスペイン対オランダになると。
いや、オールドファンにベッケンバウアー対クライフの再現でオランダ対ドイツだと言われそうだが。
まぁ、どちらが勝つにせよ、決勝は好カード必至である。
私としては、なんとかオランダに初栄冠を期待しているのだが。
そうしたら、1次リーグで善戦した日本の株も上がるって?
いや、あの時のオランダさんは7分くらいだったような気がする。
あぁ、W杯終わってほしくないなぁ……
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