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ドイツW杯

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FIFAからジダンとマテラッツィの処分を決定したことにより、この騒動は終焉を迎えた。

と、とっていいものなのだろうか?

FIFAは結果的に「喧嘩両成敗」を掲げることで、ことの本質から話を逸らしているように感じてならない。

どちらの選手も過ちを犯したことには変わりない。

だが、あまりにも対照的でもある。一人は、スポーツ選手が一番やってはいけない行為をした。片やもう一方は、人として言ってはならないことを言った(とされている)。

いわばひとつのフィールドで起こった問題だが、実は同じフィールドに乗せてはならない問題でもある。

だが、FIFAは問題の集結を急ぐ為に、一番やってはいけない方法を使ったように感じてしまう。

ここ数年のFIFAは人権問題に真剣に取り組んでいた。いや、そう見せることに躍起になっていた。

今回の事件で、それは確固たるものになったのではないのだろうか。私には臭いものには蓋をして、ファンがその匂いを忘れることを願っているだけにしかみえない。

この問題は一朝一夕にはいかない。だれもわかっている。でもFIFAはまるでその問題は解決したかのように振舞う。

早期解決があり得ない問題を早く終わらそうとする。これってどういうことなんでしょうか。なにかきな臭いものを感じてならない。

この問題は風化させてはいけない。


今回の事件で両者の間に差別発言はなかったということで結論づいた。

実際、そういうやり取りがあったか否かは依然ハッキリしない。でも当事者の2人がそう言うのだから、周りがゴチャゴチャいうことではない。

元イタリア代表のキャプテン・マルディーニは「イタリア人やイタリアサッカーを軽視した判決」だと言った。それが、正しいかどうかは知らない。ただ、そこに人種や国の話を入れること自体、ナンセンスなんだと思う。

サッカーのええところって?って聞かれると、よく言われる言葉がある。

ボールひとつあれば、場所、人数、環境問わず楽しめると。ホンマか?それはただの綺麗ごとやないのか?

今回の事件で、サッカーは誰しもが環境に関係なく楽しめるスポーツではないことが証明された。

サッカー界が今回の事件で大きなものを失った。いや、やっと表面化しただけか?

ただひとつ言えることは、今回の決定からして、FIFAはこの損失を取り替えそうとはしていない。

前回は誰も頼みもしていないのに、W杯での守備の流れを勝手に復習した。

どんなスポーツも守りからだと、ひとり息巻いている私にとっては楽しいものでした。

今回も頼まれていないが、攻撃の復習。

ある意味、攻撃と守備は相反するものであり、相通ずるものでもある。片方だけでは、そのスポーツの本質は掴めない。でも、バランスだけをとれば勝利に直結するというわけでもない。スポーツって奥が深い。とひとり納得しとる次第です。勝負事だから当たり前なんですが…

前回、今大会の得点数が極端に少なかったことは紹介しました。確かに得点王のクローゼすら5得点。やっぱり、期待されていたほどFW陣の活躍がなかったということか。

でも、それだけで片付けてしまうのはちょっと酷かもしれない。得点が少ないのは事実だが、チーム戦術としてより守備的になっていることも否めない。そのとばっちり受けたのが攻撃陣(FW)。後ろを固めるあまりに前へ人を割かないようになっている。

その際たるものが、FW1人のワントップ。私はディフェンスのシステム3バックか4バックについては大差ないと考えている。

だが、FWが1人と2人とは大違い。これも試合の中で流動的に変わるものだろうが、ワントップと最初から決めているチームは常にその1人が前線で張っている(孤立している?)。

この点を奪う気があるのかないのかわからないシステムがワントップ。

実は今大会非常に目立った。ここ20年2トップが普通中の普通であったのに、今回は半分位のチームが採用していた。これを伝統的に使っていたのはオランダだけのはず。それが優勝候補のチームもこぞってこれを使い始めるのだ。これは大事件だ!と感じていたのは私だけ?

オランダ、アルゼンチン、フランス、スペイン、ポルトガル、チェコ、イングランド、韓国。これらのチームは大会通じてほとんどがワントップ。優勝したイタリア、あの攻撃の鬼ブラジルでさえワントップで戦う時が多かったくらいだ。サッカーファンでなくとも、これだけの国の名が揃えば、どれだけ現代サッカーは攻撃に人を割かないのが常識となっているかをわかっていただけるだろう。


そして、このワントップを採用したチームのエースストライカーは、結果はいかに?

オランダ。ファン・ニステルローイ。1次予選3試合で1得点。最終戦となった決勝トーナメント一回戦のポルトガル戦は、不調を理由にレギュラーから陥落。

アルゼンチン。クレスポ。5試合で3得点。及第点の成績だが、同僚のサビオラ、テベス・メッシ(彼らはスピードタイプのFWだが)の方が評価は高かった。

フランス。アンリ。7試合で3得点。所属チームのアーセナルのパフォーマンスから考えると、やはり物足りない。孤立してイライラする場面も目立った。

スペイン。フェルナンド・トーレス。4試合で3得点。唯一このポジションで結果を残した選手(予想外?)。でも、基本的に真ん中でドデンと構えるタイプのFWではない。

ポルトガル。パウレタ。7試合で1得点。フランスリーグ得点王の彼がこの体たらく。彼の不調がポルトガルは響いたと言われている。のだが…

チェコ。コラー、バロシュ、ロクベンツ。皆ワントップで出場したが、MF陣ばかり目立って、結果を残せなかった。コラーの怪我は確かにいたかったが…

イタリア。トニ。7試合中3試合はワントップ気味。全ての試合に出場しているが、2得点。セリエA得点王としての期待には応えられなかった。

ブラジル。ロナウド。5試合3得点。ワントップとかツートップ以前に体型ばかりが取り上げられていたが。結果的に最終戦となったフランス戦はワントップ気味。ロナウジーニョが周りで衛星的に動いていたが、機能しなかった。全く守備をしないのでロナウジーニョの負担が増えるばかり。

イングランド。ルーニー。先発した2試合はワントップ。得点なし。ポルトガル戦はフラストレーションを溜めこんで暴発。


全体的に言えることは、皆一様にして期待外れ。

特に注目したいのが、ポルトガルのパウレタ。彼はメディアやテレビ解説者にボロクソに叩かれていた。FWなのに全然得点に絡めていないと。

でもこの報道に私は物言いをつけたい。


彼の運動量や献身的なプレス、センタリングに対して忠実にニアへ走りこむ姿勢を見ていないのか?あれだけ汚れ役をこなしているのに。結果、得点もアシスト少ないが、彼はチームとして求められる動きをこなしていた。どれだけ、マスコミや解説者たちがゲームを見ずに、データだけでものを言っているかが伺える。ちなみに彼はポルトガルのチーム事情(両サイドに強烈なドリブラーがいる)でワントップをしている。タイプ的にはセンターフォフードの選手ではない。別に彼のファンというわけではないが、あまりにも不憫に感じられたのでここで擁護しておきます。

パウレタに限らず、彼らは皆かなり嫌な役回りをしていた。


前線で孤立する時が多い。
ボールをもらっても、すぐに3,4人に囲まれる。
囲まれた後もフォローが少ない、遅い、来ない。
サイドに流れてセンタリングを上げても、中央へ誰も走りこんでいない(ニアへ詰めていない)。
相手ディフェンスラインのボール回しを一人で追っかけ回す(取れるあてがなくとも)。
ポストプレーをすれば、後ろからチャージされる。

もう、やっていて楽しいことなんてほとんどない。唯一報われるのが得点なのだが…それがなければマスコミに叩かれるだけだ。こんな割に合わない仕事はない。

そして、相手DFをひきつけるだけひきつけておいて、おいしい所はMFのミドルシュートときた。もうここまできたらやってられんでしょうね。

それでも彼らは文句ひとつたれずに自らの仕事を全うした。その評価されない働きに私は拍手を贈りたい。

FWは点を入れてナンボと言われる。でも、それはケースバイケースだと私は信じている。野球で言えば、2軍で20勝の投手と1軍で10勝の投手。どっちに価値がある?


でも、一人の人間を犠牲にしてまで、守りに人を割くというのが、今大会の特徴でもあった。

日本は、2トップだったような気がするが、試合が始まってしまえば、実質ノートップかと思うほど存在感がなくなった。もし、ワントップにしていたら…なんて想像するとゾッとするが…考えないでおこう。


なんか、ものすごく幅狭い話になってしまいました。でも、今大会が守備的な大会となったと言われるのには、この話を避けて通れない。

この攻撃よりも守りを重んじる戦術(システム)は他にも影響を及ぼしている。

サッカーのような少ない得点を争う競技では、攻撃=チャレンジと言っても過言ではない。だが、今大会はその意識が非常に低く感じられた。

1対1の局面でも勝負しない。
得点を狙うというよりも、流れを切るためとしか思えない枠外ミドル・ロングシュート。
横パスばかりで縦パスが少ない。
リスクの高いボール回しよりも、ロングボールを使う。etc.

ナンボでも挙げられる。単に、それがチーム戦術と言ってしまえばそうなんだろうが。それにしても度が過ぎる。このままではより守備的、いや退屈なサッカーが蔓延していくのかもしれない。事実、クラブチーム単位ではその傾向はより顕著になってきている。

今年の各国のリーグ戦で優勝したチームの戦いぶりを観ると、やはり守備力を意識したチームが多い。唯一、時代と逆行して結果を残しているのはバルセロナくらい。


次回の南アフリカ大会はもっとスペクタル溢れるサッカーを観たい。

そして、亀のようにガードの堅い守備陣をズタズタに切り裂く新鋭ストライカーが出てくることも期待したい。

それが、日本人であればこんな嬉しいことはないんですけど…

ちょっと甘い?

ちょっとどころちゃうな…

W杯が終わって早5日。

先日、J1のゲームをテレビ観戦したが、やはりあの熱狂とは程遠い。

せっかくいい大会だったのに、話題は決勝戦の事件ばかり。日本代表の惨敗には、マスコミの方々も、臭いものには蓋状態。いやな記憶は消してしまうに限るということか。これでは4年後また同じようにことを繰り返すような気がしてならない。


今さらながら、今大会を振り返って生きたい。

撮り貯めたゲームを見てからにしようと思っていたが、それじゃいつになるかわからないので、浅はかな記憶を元にやってしまいます。

ドイツW杯は、W杯史上最もゴール数が少なかった大会になったそうです(出場チームが32チームになってから。正確な数字を知らないのが私らしいが)。たしか日韓大会の3分の2くらいになったんじゃないでしょうか。

得点が少ない=守備的な大会。ストライカーが活躍しなかったからだとも言われている。確かにどちらももっともな考えだ。異論はない。

ただ、それだけで片付けてしまってもいいものか。そんな安易な発想こそ、サッカー途上国の考え方のような気がする。

特に、3試合で7失点も喫し、平均得点向上に貢献してしまった日本代表は、しっかり分析する必要があるのではないか。


まず今大会は、3バックを採用するチームはほとんどなかった。ドイツやアルゼンチンのような伝統的に3バックのチームですら4バック。試合状況にもよるが、3バックをメインにしていたのは32チーム中2、3チーム。1割にも満たない。その中に我が日本は入ってしまっていたが…

私は基本的にシステム論に固執しないほう。3バックや4バックは、ゲームのシュチュエーションで常に変化しているものなので、特に注目する点でもない。だが、ここまで顕著な数字が出ていると、今大会の主流は4バックなのだと認めざるえない。

一概には言えないが、個々(1対1)の強さを前面に出す3バックから、カバーディフェンスを中心とした組織の守りが世界基準になってきた。

でここからが本題。

最終ラインは低く保つチームも目立った。狙ってオフサイドトラップを取りにいくチームも少ない。4バックの方がラインディフェンス(ラインを上げる)に向いているのだが、あえてラインを下げるのだ。これは3バックが主流だった時代のサッカーに近い。

そして、10年前までは最終ラインばかりが気にされていたが、現代サッカーでは中盤でも綺麗なラインを保ちながら守るのだ。2本のラインを引くので必然的に全体的に引き気味になる。そして、スペースを与えない。

今大会ミドルシュートが増えたのは、特殊なボールによるものだと言われている。しかし、本当の要因は違うような気がする。最終ライン裏のスペースがなくなり、そこに飛び出す選手も減った。いわば、苦しまみれ、もしくは相手ラインを上げさすためのミドルシュートが多かったのが本当の所だろう。


でも、それだけミドルシュートを打つチャンスがあれば、ゴール数がこれだけ減るのもおかしい。だって、今大会のボールはミドルシュートでは、絶対的に有利なのだから。でも現実は減った。

これは最終ラインが下がっているからといって、中盤にスペースが空いたわけではないからだ。先程説明したように、中盤もラインを敷き、引き気味に守るものだから最終ラインの前にスペースがない。だから攻撃側がミドルシュートを打ってもプレッシャーがかかりやすい。ゴールの枠をとらえられないシュートが多かったのは、そういう理由もあるからだろう。


ゴール前にFWを除く8人〜9人の選手が密集するものだから、ゴールにつながるような有効なスペースはほとんど消されてしまっている。

攻撃側にとってこの状況を打破するには、何本もワンタッチのいいパスが続くか、ドリブルで3,4人ぶっこ抜くか、やけっぱちのミドルもしくはロングシュートしかないのだ。結果、一番手っ取り早い、遠めからのシュートが増えただけなのだと私は感じている。


自分でも頭がこんがらがって来たが、まとめてしまうと4バックで全体が引き気味というのが、今回の守備のポイント。

前線や中盤からのプレッシングが現代サッカー(ディフェンス)の主流だとも言われる。

確かに、そういうプレスの利いたサッカー(守備)をしているチームもあった。でも、夏場の大会でそれを90分間もしくは120分間やり続けるのは難しい。本当に頂点を狙う国は、1ヶ月で7試合こなす戦術も必要だ。上位に進出したチームは、上手い具合に使い分けができていた。


こんな中、日本だけが時代と逆行したサッカー(ディフェンス)をしていたように私は思う。

実質、緒戦のオーストラリア戦にしか使わなかったが、Jリーグで使っているチームが多いというだけで3バックに固執した。

しかも、最終ラインが引いている。これは3バックでは不思議なことではないが、日本人のように体格に恵まれない国にとって、相手の大型FWを自陣のゴール前までやすやすと招いているようなもの。

確かに今回の大会は、最終ラインが低い位置を保つのが目立ったが、そういうチームには絶対的なCBや屈強なCBを擁している。日本が真似るような戦術ではない。

しかも、選手同士の意思疎通がはかれていなかった。DFは後ろに下がり続けている(ラインを下げている)のに、中盤や前線の選手は上がっていってしまう(前に行きたがる)。そして、その間に、できてはいけないスペースができる。そこのスペースを相手が有効に使い、プレッシャーなしでミドルシュートを連発。川口選手が集中砲火を受けていたのには、そんな事情もあるのではないか。

いつもフィジカル的な部分ばかりを言い訳にしていた日本だが、この守り方ではどんなに体格が恵まれていても、フィジカルに富んでいても、まともな守備はできないだろう。


今大会はサッカーが守る競技であることを証明した。

そこを疎かにした日本にはこの結果が妥当だったのかもしれない。

次回の南アフリカ大会も守備的な大会になるのだろうか?そうであってほしくはないが、この流れは変わらないような気がする。

日本はしっかりとした準備をしておかないと、今回の二の舞になるような気がしてならない。

復習すらしない状況では先が思いやられる…

っつうか、出場できるんやろか…

続きです。

この問題はFIFAやUEFAの中でも議題に上がっている。だがそれは、ピッチ外から選手に向けられる問題にばかりスポットが当てられていた。一度、スペインの監督がイングランドの選手に対して人種差別発言をして問題になったが、それ以外のほとんどは観る側から選手に向けられたもの。


今回のW杯では、試合前に両チームのキャプテンが「サッカー界は人種差別と毅然とした態度で闘っていく」という趣旨の文を読み上げていた。そのシーンを見掛けた方も多いと思います。


でも、表面的な体裁を取り繕っておきながら、ピッチの中(選手同士の中)でもそんな低俗なことが行われている。


サッカーという競技の特性として、格闘性が強いことは言うまでもない。その中で選手同士のいさかいや口論があるのは当たり前だし、それを規制するなんてことは不可能だろう。もし、それがなくなってしまったら感情の全く表せない競技になってしまう。だが、それと今回の事件は別。


私はアメリカンスポーツも好きなのですが、「トラッシュトーク」たるものがある。

バスケやアメフトの世界でも、相手選手と常に舌戦を繰り広げているのだ。

サッカーよりマンツーマンディフェンスが主流なので、試合中ずっと相手とやり合っている。実際、それで有名になった選手もいるくらいですから。アメフトのレフリーのマイクが常にオンになっていたらかなり面白いんですが。放送禁止用語連発のような気がしないでもないが…


「トラッシュトーク」は相手の動揺を誘ったり、相手の心理状態を揺さぶる意味合いがある。言葉を使っての心理戦と言ってもいいだろう。ただ、そこにはユーモアも必要である。それは、選手たちが最もよく理解している。明確なルールはないだろうが、選手間の中ではあるのかもしれない。ただの悪口の言い合いっこではないのだ。


人種差別や宗教批判なんて、お話にならない。そんな奴はスポーツ馬鹿のレッテルを貼られるのがオチだ。


アメリカも多人種国家で人種差別の世界とは無縁ではなかった。それは歴史が証明している。だが、それらを乗り越えて今の社会やスポーツ文化がある(全てがなくなったとは言わないが)。


スポーツの世界も、その問題との戦いでもあった。だが現在のNFLやNBAやMLBの中で、そんなことが露骨に行われることはまずない。サッカー界でよく使われる「アフリカ選手の身体能力が優れている」なんて言葉もナンセンスだし、使われることはほとんどない。

その国が戦争大好きなのは、ちょっと理解に苦しみますが…

ただ、アメリカ社会におけるスポーツの世界では、ある一線の壁を乗り越えたことは間違いない。


今回、ジダンは暴挙に走る前に、あまりにもユニホームを引っ張るマテラッツィに言ったそうだ。

「そんなにこのユニホームがほしいなら、試合後にやるよ」と。皮肉と嫌味充分だが、ウィットに富んでいるし、ユーモアセンスもある。これはまさしくトラッシュトークと言えるのではないか。


暴挙前の笑顔には[どやっ!足だけやなくて結構こっち(口)のセンスもあるやろっ]という意味合いがあるような気がする。自分で満足気な表情(関西弁で言うと、どや面)をするのもフランスらしいとも思うが。



それを子供の口喧嘩以下のレベルの返し(突っ込み)をしてしまったイタリア選手には本当にガッカリ。この安っぽい駆け引きをマリーシアだなんて言わないで下さいよ(事実、イタリアではジダンを退場に追い込んだ彼を評価している報道もある)。


サッカーは今や、世界一の人口を誇る競技となった。必然的に多くの人種間で楽しまれる競技ともなった。

これは胸を張っていい事実だし、世界への普及を怠らなかったという意味で、立派な功績だとも思う。

ただ、その中でこういう問題は予期できたはず。それを見て見ぬ振りをし、商業主義に走り続けたツケが今になって噴出してしまったのではないか。


100年以上の歴史と伝統を誇る競技が、こんな人として考えるべき問題を、ここまでないがしろにしてきたことのほうが驚きだ。

取ってつけたような試合前の声明で、解決することではない。何年かかってもいい。もっと真剣に取り組んでいくべきだ。

それには、今回の事件を当事者2人だけの問題(処分にする)にせず、サッカー界全体で真摯に受け止めていくことだろう。

サッカー界にとっては、今回の事件はある意味チャンスなんだと考えてほしい。この機会を失うと、サッカー界はこれからも大きな過ちを繰り返していくことになるはずだ。


今回は自分でも難しいテーマに足を突っ込んでしまったと、少し後悔もしている。

スポーツオタクの私には、荷が重すぎることも重々承知している。でも、今回の事件をワイドショーネタのように扱う報道を見て、本当にこれでいいのか、と思う気持ちもある。


今回この事件に絡んでいるイタリアは、W杯に優勝した今も、八百長疑惑で揺れている。優勝した恩恵として、八百長に絡んだチームの処罰を軽減しようと、世論も動き始めている。とんでもない話だと思う。W杯優勝とリーグ戦の八百長は全くの別問題。


フットボールでもなくサッカーでもなくカルチョだと言い張る国が、自分たちの犯した愚行に対してそんな甘い態度を取っていいものか。

今回の頭突き事件とセリエAの八百長事件を結びつけるのもおかしい。セットで考えることでもない。

ただ、イタリアという国がサッカーへの冒涜を続けてきたことも事実。

今回暴言を吐いた選手は、普段のセリエAでも言っていることだと発言していた。どれだけ人種差別が日常化しているかということが伺える。

元々、イタリアという国は内向的な面がある。フランス代表のように多くの民族が交じり合う国に対して、軽侮の目で見ていたことも否めない。サッカーだけの問題ではないのかもしれないが…

確かに今回W杯のイタリアは強かった。それは誰もが認める。

だが、世界一に輝いた今こそ、大改革に踏み切る必要があるのではないか。

そして、生まれ変わったサッカー大国イタリアが、世界のサッカーをリードしていく存在になることを切に願う。


頼むから変わってくれっ!

W杯の決勝戦の内容そっちのけで、こちらに話題を独占されていることに疑問を感じているんですが…

1ヶ月という長き期間の熱戦を締めくくるのに「ヘッドバッド」はないだろう…そんなオチってあります?


でも、この事件は現在のサッカー界が抱える問題の縮図でもある。やれ世界一の人気スポーツだの、やれ世界一のスポーツイベントだなんて言いながらも、こんな情けない現状でもある。


まず、ジダンのやった行為だけに焦点を当てると言語道断。引退するとか、MVPとか、今までの栄光なんて関係ない。1アスリート、1社会人として幼稚な行為。

現代スポーツは、ルールという規制の中で勝敗を争う。そんなことを全く無視したあの行為に、弁解の余地はない。

フランスでは、彼を擁護する論調にあるようだが、本当にそれでいいのか?結果が良かったからか?彼の今までの功績を差し引いたら±0か?それとも、ああいうモラルのかけらもない行動が許される言葉でもあるのか(今回の事件はそこが焦点のようだが)?

なんにせよ、私は認めない。自他とも認める彼の大ファンであったからこそ、余計に悲しい。あんなものが肯定されるとスポーツの倫理感すべてが無になる。

彼には生涯、最後の最後で過ちを犯してしまった伝説のプレーヤーとして生きていってもらう。それが、サッカー界に大きな功績を残した選手への仕打ちかとも思われるだろうが、彼だからこそ、それが大事なんだと思う。地位や財産も築いたはず。後はサッカー界が抱える問題に対して、これから先も警鐘を鳴らし続けてほしい。それが彼の犯した罪を償う唯一の手段だろうから。


片方の批判だけを繰り返しても仕方ない。

被害者?加害者?かはわからないが、イタリアのマテラッツィのことも触れておく必要があるだろう。

彼個人の悪評は、サッカーファンなら少なからずとも耳に入れたこともあると思います。ここで、そんなことを羅列しても仕方ないので割愛しますが。

今回の事件は彼がジダンに対して、侮辱的な発言をしたことが発端だとされている。

いや、そうでないと困る。気分で、世界一の名プレーヤーが自らの有終の美を飾るべき試合で、暴挙を起こすなんて考えられないし、考えたくもない。

どんな侮辱的な発言があったかは、これから解明されるだろう。あれだけ多くのカメラで四方八方から撮られていれば、言い逃れもできないだろうから。

まだ、全容が明らかになる前にこんなことを言うのは気がひけるが、おそらくジダンに対して人種差別的な発言があったことは間違いない。


これは、ここ数年サッカー界が抱える大きな問題のひとつ。

欧州プロリーグでは度々、観客から海外の選手を誹謗・中傷する「モンキーチャット」たるものが行われた。

それの意味を説明するのもおこがましい。人として最低の行為である。こんな奴らをファンとかサポーターと呼ぶ必要もない(彼らにとってはアジアの人もその対象かもしれないが)。

それは、今回事件を起こしたイタリア選手の自国リーグ(セリエA)でも頻繁に行われている。もっと言えば、マテラッツィのチームメイトが心ない観客からその行為をされ、試合を放棄しようとしたこともある。彼はそのチームメイトが、どれだけ心を痛めていたかも知っているはず。結局は彼も、客席で馬鹿みたいに選手を中傷している人間となんら変わりなかったのだ。

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