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南アフリカW杯

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     この1ヶ月は地獄のような天国だった
 
1ヶ月にも及ぶサッカーの祭典が終焉を迎えた。
 
この不規則生活ともやっとおさらばできる安堵感と、まだまだこのお祭りを楽しみたい気持ちが入り混じった複雑な気持ちで、最後の決勝戦を観戦した。
 
最後、栄冠に輝いたのは、事前の予想で1番人気のスペインに収まった。
初戦に敗戦したときは、どうなるかと思ったが、彼らの初優勝はこれからのサッカー界にとって大きなものになったに違いない。
 
日本代表は好結果に浮かれていたし、今でも少し浮かれている。
でも、サッカーの質自体はそんな悠長なことを言っていられないくらい世界との差があったようにも感じられる大会だった。
特に優勝した国は、日本人とも体格差もほとんどない。
そういう意味では、目標となる道標をスペインという国が暗示してくれたのかもしれない。
その道は限りなく険しいものなのだが……
 
 
     予想外の泥試合になってしまったことが少し残念
 
決勝戦は、試合前の予想というよりも、期待していた展開にはならなかった。
圧倒的なポゼッションサッカーとパスサッカーで相手ディフェンスを凌駕するスペイン対伝統的な攻撃型のチームで3度目の決勝戦に進んだオランダ。
 
誰もが、双方の攻撃的で美しいフットボールを期待にしたに違いない。
だが、そうはならなかった。
それが決勝戦というものなのかもしれない。
互いに相手の攻撃をファールで止めるサッカーに終始したというのも事実である。
特に、オランダはプライドもかなぐり捨てた、激しくそして汚いファールを連発していた。
でも、だからこそ、そういうサッカーができるようになったからこそ、この2つのチームが決勝に駒を進めたのかもしれない。
 
現実的に一発勝負のワールドカップの決勝戦で、きれいごとなんて言ってられないという、選手や監督の気持ちもわかる。
でも、それでも、相手の長所を消すだけのサッカーではなく、自分たちらしいサッカーを展開してほしかったというのが、決勝戦を観戦したファンの気持ちではなかろうか。
 
そんな中、どれだけ悪質な反則を受けても、自分たちのサッカーを貫き通したスペインに勝利の女神は輝いた。
本当に紙一重の試合だった。
オランダが勝利してもおかしくない決定機も何度もあった。
 
結果を分けたのは何? と問われれば、私は“運”とくらいしか答えれない。
でも、やっぱりただの結果論じゃなく、若い年代からの育成や勝負のあやや選手たちのメンタリティーなど、数え切れないものが絡み合って、延長1−0でスペインの勝利ということなのでしょう。
 
強いて言えば、「らしさ」を7試合貫き通したスペインにあのカップを掲げる権利があったのかと思う。
 
そして、勝負を決めた決勝シュートを決めたのが、そのスペインサッカーの代名詞とも言えるイニエスタであったことも、なにかサッカーの神がそう導いたように思えてならない。
 
 
      美しいサッカーのオランダを観たかった
 
個人的には、昔からオランダサッカーファンだっただけに、オランダをひいきめにして試合を観戦していた。
でも、そこには私の好きなオランダサッカーは展開されなかった。
というよりも、させてもらえなかったの方が正しいのかもしれない。
あれだけ、スペインにボールを保持されたら、自慢のポジションチェンジを頻繁に行うトータルフットボールもウイングが奔放に駆け回る4−3−3のサッカーが成りを潜めるのも仕方がないのかとも思う。
そんな中、110分以上我慢し続けるメンタリティーを手に入れたことを賞賛しなければならない。
そんなこと、これまでのオランダ代表には考えられなかったことだから。
クライフ氏は、「あんなものオランダサッカーではない」と非難するかもしれない(
事実、オランダ人でありながら彼はスペインを応援することを公言していた)。
それでも、やっぱり勝負にこだわり続けた彼らは、クライフやトータルフットボールという呪縛から解き放たれたのかもしれない。
残念ながら、結果は伴わなかったが……
もしかしたら、これからが、オランダサッカーの本当の正念場なのかもしれない。
1度成熟したサッカーをまた違う形で醸造し直す作業なのだから。
 
 
     スペインは自国のサッカーアイデンティティーを守り続けた
 
そして、ユーロ2008に続き、今回のワールドカップを連覇したスペイン代表そそして、スペインの方々、そしてスペインサポーターの皆様、おめでとう!
やっとの思いで、世界一の座を手に入れましたね。
名実とも世界一であることは、あのサッカーを見せつけられ、そして実際優勝したのだから間違いないこと。
 
スペイン代表というよりも、やっぱりバルセロナの功績が大きいのでしょうか。
試合では、スターターの半数以上がバルサの選手でした。
いや、バルサに限らず、リーガエスパニョーラでも、多くのチームがパスサッカー、ポゼッションサッカーを展開している(Jリーグも試合前に水を撒きましょう)。
そして、ひとつにならなかった国民もスペイン代表を後押しした。
多くのものが結実したスペインは、正しく無敵艦隊の名にふさわしい。
 
これから4年間は、世界中がスペインを目標にし、そして打倒スペインで挑む。
王者として挑む2014年大会も楽しみだ。
そのときは、真の王国が開催国として待っている。
気は早いが4年後にスペインとブラジルの王者対決を目にしたい。
 
なんにせよ、スペインが優勝したことを日本人として、日本代表を応援するものとしても喜びたい。
 
 
      今大会は場外闘争も多かった大会だった。で次は?
 
にしても、今大会は初もの尽くしでした。
優勝国は8番目のワールドカップの優勝国だし、アフリカ大陸での試みも初だ。
 
そして、サッカー以外にも注目が集まる大会でもあった。
ブブゼラはもちろん、タコ占いや、誤審や、選手を悩ましたジャブラニ(公式球)。
いっぱい楽しませてもらいました。
いずれによ、サッカーというスポーツに魅力があって、そこから波及したもの。
誤審なんて、スポーツにはつきもの。
決勝も得点シーンの前のゴールキックが誤審だったが、それも御愛嬌。
誤審が全くないスポーツなんて逆に人間味がなくて味気ないものなのかもしれません。
 
4年後日本代表はブラジルのピッチに立っているのか。
もちろんそうであると信じてます。
4年後は、南米開催、今回以上の南米旋風が吹き荒れるのか?
そのとき、アルゼンチンのカリスマお騒がせ監督はまだいるのか?
開催国ブラジルは、またファンタスティックなサッカーをとりもどすのか?
まだまだ、挙げ始めたらきりがないが4年後が待ち遠しく、遠いようで色んな想像をかきたてるのには、丁度いい期間のような気もする。
 
 
     フットボールは世界の人々の最高の娯楽であり最高の文化である
 
そして、今大会再認識したこと。
サッカーは、人類が破滅するまでNo1人気のスポーツであり続けること。
サッカーのある時代に生まれてよかった。
と、スポーツオタクですらそう思うワールドカップだった。
 
4年後のブラジル大会も成功と多くの奇跡が起こることを願って締めにしよう。
     待ちに待った決勝のカードが決まった
 
2010年南アフリカW杯決勝は、優勝経験のないオランダとスペインというカードになった。
と同時に、世界中の多くのサッカーファンが求めていたカードになったのではないだろうか。
 
ここ数年の各国リーグやチャンピオンズリーグでは、守備的な戦術が席巻していた。
「内容よりも結果」その考え方は勝負の世界で至極当然のことかもしれない。
しかも、プロの世界、多くのお金が動く世界では尚更だろう。
 
でも、今回のW杯決勝は、32カ国の中でも、超攻撃的な2チームが最後に歩を進めた。
しかも、どちらも優勝未経験ということで、ことさら特別な大会になったような気がする。
いずれのチームが勝つにせよ、欧州以外の大会で欧州の国が優勝することは初めてのことらしい。
もし、スペインが優勝となると、初戦で負けた(スイスに敗戦)チームが優勝するのも初めてである。
いやはや、初物尽くしで溢れた決勝戦となるようだ。
そんな、時代の目撃者になれることを素直に嬉しく思う。
 
 
     今日の試合は、今大会の一番の見所だったのではないか
 
今日行われたドイツ対スペインの話に戻そう。
サッカーの見方はそれぞれで、主観でものを言うのはあまりよくない。
でも、そういうことを抜きにして、この試合は今大会のベストマッチ(まだ2試合残っているが)だったのではないだろうか。
 
双方の持ち味がいかんなく発揮されたゲームだった。
 
こんなことを言うと、得点できずに敗れ去ったドイツには失礼だと思う。
でも、ドイツは共に4得点したときのイングランド戦やアルゼンチン戦と同様の調子だったし、力を発揮していたような気がする。
特に守備にかんしては、あれだけスペインにボールを回されても、全く物怖じせず、ことごとくチャンスの芽をつみ、跳ね返していった。
“ゲルマン魂”という言葉は実際にはないらしいが、ドイツ人の気質や忍耐強さをみせつけられたような気がする。
 
そして、初の決勝に駒を進めたスペイン。
この国は、ドイツとは対照的に国単位の試合にはめっぽう勝負弱い国だったはずだ。
それは、スペインの文化と風土が大きく関係しているようだが、話すと長くなりそうなのでやめておこう。
ユーロ2008の優勝で、この国何かが変わったことは、熱烈なサッカーファンじゃなくとも感じ取ることができる。
日本代表と比較するのもおかしいが、ひとりひとりの実力は言うまでもないが、チームに一体感がある。
これだけ個性的な実力者ばかりの兵ばかりの中で、これだけのチームを作るのは、やはりデル・ボスケ監督である。
 
今日の試合は、今大会最もスペインらしい闘い方だったのではないだろうか。
守備が屈強なドイツとはいえ、今大会のドイツはインテリジェンスあふれるサッカーを展開していた。
そのドイツ相手に、あれだけのパス回しとボールポゼッションができるのは、世界中を探してもスペインしかないだろう。
この試合は、ワントップで中盤を5枚にしたことが功を奏したような気がする。
もし、ツートップでやっていたら、もっとドイツのカウンターを喰っていたはずだ。
しかし、6割以上のポゼッションで相手に我慢だけを要する闘いをした。
ドイツの速いカウンターや速攻は、これまでのようななりを潜めていたと言わざるえない。
それだけ、ドイツの選手たちはボールを追い回すことで消耗してしまったのではないだろうか。
 
 
     やはり勝負どころは千両役者がもっていく
 
勝負を分けた1得点は、誰もが予想しない展開のものだった。
まさか、スペインが普通に蹴ったコーナーキックが得点に結びつくなんて……
大型選手が揃うドイツに90分間で一瞬の隙ができた。
というよりも、その隙をスペインが作ったような気がしないでもない。
それまでのスペインのセットプレーは、ショートコーナーや直接ゴール前に放り込むのではなく、なにかしらいじくり回してきた。
そんな中、あのコーナーキックだけはいとも簡単にボールを放り込んだ。
そんな当たり前のコーナーキックにドイツ守備陣たちは虚を突かれたのかもしれない。
 
そして、その値千金のゴールを決めたのが、プジョル。
178cmとセンターバックの中でも小柄だし、ドイツの選手の中に入ればことさらちっちゃい。
そんな彼が、助走を目一杯とってのヘディングは、彼の象徴でもある気合の塊だった。
この試合を彼が決めることを予想できた人はほんの一握りだろう。
 
サッカーは、戦術やテクニックなど多くが語られる。
そして、今回のドイツ対スペインという対決は、事実上決勝とも言える至極のカードである。
そんな中、勝負を決めたのが気合やファイトであることが面白い。
確かにこの試合には見所がいっぱい詰まっていた。
でも、おいしい所をピッチ上で1番気合の入った者が持っていってしまった。
 
今大会、世代交代が上手いこといかない国は、ことごとく敗れ去っていった。
4年という周期は、サッカー界ではあまりにも長い。
前回大会旬だった選手が、今大会ではチームのお荷物なんてチームもしばしばあった。
ところが、準決勝の大事な局面で、大仕事をやってのけたのは、チームの中で大ベテランだった。
やっぱり、こういう大きい舞台では、これまでの経験や試練が活きてくるのかもしれない。
 
 
     オランダVSスペインを予想した人は少ないが……
 
かくして、決勝のカードは無敵艦隊スペイン対悲願の初優勝(2度決勝に進出している)を目指すオランダとの闘いとなった。
ありきたりの予想だが、やはりユーロ覇者でもあるスペインに分があるように思われる。
でも、日程的にも有利で今回がラストチャンスとも言えるオランダも虎視眈々と狙っていることだろう。
 
いずれが勝とうが初優勝である。
どうせなら、後世に語り継がれるような攻め合いの試合を観てみたい。
互いにノーガードの打ち合い、3点、4点を奪いあうような試合は、これまでの決勝の歴史でもない。
この両チームにはそれをやる権利と度量と技量がある。
どっちも、1点とって守りきるようなことで納得するような国やないでしょ。
遠い島国から、期待してます。
 
最後に、私はオレンジ軍団を応援しようと思う。
なぜって? 判官びいきもありますが、欧州の小国が世界を席巻するのって、夢があっていいじゃないですか。
そして、これが本当にラストチャンスだと思うから。
 
多分いっぱい走りまわされるだろう。
切れずに耐えてがんばってくれ!
 
 
     こんな日に選挙やなんて……やっぱこの国の国技はサッカーじゃない
 
日曜日の至高の闘い、今から待ちきれない!
でも、この国はなぜかこんな大事な日に選挙……
1週間くらいずらす融通がほしい。
将来、決勝に駒を進めることを目標とする国として。
まぁ、日本国民として、サッカーファンとして選挙も決勝もどっちも参加させてもらいます。
     オランダ、乱打戦を制する
 
多くの日本人のご希望通り、ウルグアイ対オランダの4強対決はオランダが制した。
御存知の通りスコアは、3−2である。
サッカーで、最も面白く見応えのあるスコアである。
いや、スコアだけのせいにしてはいけない。
この試合は準決勝に相応しい素晴らしいゲームだった。
しかも、双方が持ち味を出してのゲームだったから、尚更だ。
 
 
     時代はポゼッションか?それとも攻守速攻か?
 
でも、試合を観戦していて、ウルグアイファンに様変わりした人も多いのではないだろうか。
いやぁ、あの堅守速攻のサッカーは観ていて爽快でさえある。
ウルグアイという国に脈々と受け継がれてきた伝統の匂いがした。
サッカー素人と言ってもいい私は、ポゼッションサッカーやパスサッカーが好きなのだが、ああいう速攻型のチームのサッカーもあれはあれで観ていて感心させられる。
 
解説の山本さんが、盛んに日本とウルグアイを比較して、似通った点を多く述べられていた。
確かに今回の日本代表とウルグアイ代表のサッカーは酷似しているのかもしれない。
だが、それはデータ的なものだけに感じられた。
日本は、決戦前の連敗で、付け焼刃的に導入した守備的なサッカー。
対してウルグアイは、ブラジル、アルゼンチンという強国の中でもまれ、そしてそれを何十年もかけて築きあげてきたサッカー。
これは、似ているようで完成度という点では比にならないのではないだろうか。
もし、あの解説を聞いていたウルグアイ人(日本語がわかる方だが)がいれば、「一緒にしないでくれよ」と言う声がしないでもない。
 
そして、双方の国の大きな違いは、堅守の後のアタッカー陣の質である。
ウルグアイは、2、3人で相手ディフェンダー5、6人を相手に怯まず戦える。
対して日本には、真のストライカーというものがいない。
代表クラスでさえ、本職がミッドフィルダーの選手がセンターフォワードを務めていたくらいなのだから。
この差は、非常に大きいのではないか。
 
それがベスト16とベスト4という結果につながったというのは、ちょっと言いすぎかもしれないが……
 
 
     今回のオランダは強い?というより勝負強くて老獪だ
 
なんか、負けたチームの話ばかりしちゃいました。
でも、それだけウルグアイが魅力的なチームだったということだ。
今日の試合を観て、日本人だけじゃなく、そのウルグアイに敗れた韓国人も納得しているのではないだろうか。
 
そして、勝ったオランダ。
なんか、よくわからんところがいっぱいあるチームだ。
攻撃的なんだけれど、中だるみする時間が多かったり、そのくせに急にスーパープレーで得点をかっさらっていったりと。
なんか、のらりくらりやって上手い具合に決勝まで進んだ感じだ。
これを、「トータルフットボール」なんて呼んだら、ちょっと違うかなとも思う。
でも、スポーツは、サッカーは結果のスポーツでもある。
素直に決勝進出をお祝いしたい。
 
実は、私はオレンジが好きで、オランダのジャージを何着か持っている。
と、どうでもいい補足をいれておこう。
 
このチームの主役は、やはり今日も得点をしたスナイデルとロッベンだろう。
確かにあのふたりの個人技は、今大会でもトップクラスだ。
特にスナイデルはセントラルミッドフィルダーで5得点って。
獲り過ぎでしょ。
このままいったら得点王の可能性もある。
純粋なストライカーじゃない得点王って、W杯史上あるのだろうか?
もしなければ、大快挙なんでしょうけれども、そこまで詳しいデータはない。
お詳しい人がいれば、是非教えて頂きたい。
 
でも、私は思うんです。
この勝負弱い国オランダ(毎回優勝候補だが優勝回数0が物語っている)がここまで勝ちあがれた理由。
それは、献身的に走り回り守備をする、カイトとファン・ボメルなくしてないと。
確かにこのふたりは結構地味な選手である。
でも、スター揃いのオランダにあって、彼らの存在がどれだけ大きいことか。
彼らがいなければ、結構オランダというチームは穴だらけになってしまうような気がする。
なんか、1次リーグで負けた負け惜しみのようになってしまっているが。
でも、確かに玄人ぶらせてもらって悪いが、このふたりは効いていると私は思う。
決勝もこのふたりがどれだけ走れるかに懸かっているような気がする。
ファン・ボメルを観ていると「銀河系軍団」時代のレアル・マドリードのマケレレを思い出す。
あのチームもマケレレ失くして、優勝はないチームだった。
 
私がもし影のMVPを決めて良いといわれたら、ファン・ボメル兄やんだ。
どう?玄人好みの選び方でしょ。
でも、そのファン・ボメルが11人集まったような国がウルグアイなのだから、サッカー文化の違いって面白いもんだ。
 
 
     今日のスペイン対ドイツが実質決勝と言っても過言ではない
 
そんでもって、今日の準決勝ドイツ対スペインだ。
実質、このカードが決勝だという声も多い。
事実、一昨年のユーロ2008の決勝のカードだ。
そのときは、1−0でスペインが勝利した。
でも、その1点を取ったフェルナンド・トーレスは今大会絶不調である。
しかも、ドイツはたった2年前なのに、メンバーが半分くらい変わっている。
あまり、2年前のデータはあてになりそうもない。
 
専門家の下馬評は7:3くらいでドイツのよう。
このカード絶対見逃せない。
今日は3:30まで仮眠というわけにはいかない。
寝過ごしたらえらいこっちゃ。
 
個人的には、ひたすらボールを回し続けるスペイン相手にドイツが我慢してカウンターという図式だろうか。
結果延長にまでもつれこむような、熱戦を期待する(期待せずともそうなるはずだ)。
 
そして、スペインが執念で勝つような気がする。
そして、決勝のカードは、優勝経験のない、そして毎回優勝候補に挙がるスペイン対オランダになると。
いや、オールドファンにベッケンバウアー対クライフの再現でオランダ対ドイツだと言われそうだが。
 
まぁ、どちらが勝つにせよ、決勝は好カード必至である。
 
私としては、なんとかオランダに初栄冠を期待しているのだが。
そうしたら、1次リーグで善戦した日本の株も上がるって?
いや、あの時のオランダさんは7分くらいだったような気がする。
 
あぁ、W杯終わってほしくないなぁ……
     W杯を中途半端な時期に振り返る
 
W杯が開幕して、早1ヶ月弱経つ。
おかげで生活のリズムはボロボロだ。
ここに、ウインブルドンまで入ってくるもんだから、スポーツファンとしては過酷極まりない。
 
そして、昨日やっと4強が顔を揃えた。
これで残り試合4試合。
一抹の寂しさも覚えながら、残りの試合全力で楽しもうと思う次第である。
 
これまでのW杯は日本代表のことばかり書いてきた。
予想外の躍進で1次リーグを突破するものだから、私に限らず国中で思わぬ盛り上がりを。
パラグアイにPKで負けたときの悔しさは、一生忘れないだろうが、「これで日本代表協奏曲も終わる」と少し安堵したというのも本音だ。
もちろん結果や勝敗は大事だが、ここまで勝利至上主義が行き渡るのも考えものである。
 
欧米や南米では、勝利に対する執着は凄まじい。
それは、一昨日のウルグアイのスアレス選手のバレーボールハンドでも窺える。
でも、日本のメディアや国民は、勝敗に一喜一憂しているだけで、勝利への執念とは、また違うもののような気がする。
別に負けの美学を説けとまでは言わないが、結果も内容もどちらも注視して欲しいものである。
日本代表の闘いは勇敢だったが、決して日本人らしいものには私は思わなかったので……
 
 
      もうベスト4?長いようで早い。それは面白いから
 
日本代表の話はもう横に置いておきましょう。
今は、4年に1度の世界一の祭典を目いっぱい楽しまねば。
4強は、オランダ、ウルグアイ、ドイツ、スペインとなった。
今大会躍進目覚ましかった南米勢が1つになってしまったのは意外だ。
しかも、ブラジル、アルゼンチンの2強が見事ベスト8で散ってしまった。
 
にしても、準々決勝の4試合は、どれも楽しく、見応え充分だった。
4試合とも好ゲームにもかかわらず、すべて色が違うゲームだった。
サッカーにはひとつとして同じゲームはないことを、教えて頂いた次第である。
 
 
     らしくないサッカーをして散ったブラジル
 
1試合目はブラジルVSオランダ。
下馬評は優勝候補筆頭のブラジルだったが、後半自滅して1−2で逆転負けした。
本当に隙のないチームのように思われたが、やっぱりらしくない(守備的なチーム)を作るとどこかほころびが出る。
最後までブラジル国民の後押しをもらえなかったドゥンガ監督はちょっと可愛そう。
もし、美学よりも結果を伴えば良しと国民がしてくれたら優勝していたかもしれない。
 
にしても、オランダは千載一遇のチャンス。
初優勝なるか。
スナイデルがいいとこ全部もっていっているが、私は影のMVPはFWカイトだと思う。
ビック4(ファン・ペルシー、ロッベン、スナイデル、ファン・デルファールト)に隠れた存在の攻撃的選手だが、かなり献身的な動きが目立つし、得点にも絡んでいる。
もしかして、オランダ初の栄冠の鍵を握るのはカイトかもしれない。
 
 
     これから4年は波紋を呼びそうなバレーボールブロック
 
2試合目は、ウルグアイ対ガーナ。
アフリカ勢初のベスト4を狙ったガーナだが、惜しくも敗れた。
敗れた経緯は冒頭にも書いたように、ウルグアイの捨て身のブロック(手でですが)が結局、功を奏したわけだ。
もちろん、ルール上反則だしレッドカードをもらっているから「あり」なんでしょうが、なんとも腑に落ちない気持ちになった。
 
種目は違いますが、松井選手が星陵高校で、5連続敬遠で波紋を呼んだ話を思い出しました。
まぁ、あれが南米のしたたかさだと片付けられたらそれまでですが。
にしても、ガーナは若くて活きのいい選手がいっぱいいた。
4年後のブラジルは旋風を起こすような気がしてならない。
 
ウルグアイ優勝は最もないと言われているが、古豪復活、そして3回目の優勝なるか。
 
 
     ドイツはW杯に眼の色が変わる。日本も似た者同士でありたい
 
3試合目はドイツ対アルゼンチン。
ほとんどのサッカーファンが、この勝負を8強の中で1番楽しみにしていたのではないだろうか。
ところが、結果は4−0でドイツのKO勝ち。
アルゼンチン、チンチンにいわされてしまいました。
アルゼンチンの前の3人は最強のような気がするが、やっぱりその3人に仕事をさせないドイツは勤勉というかやっぱりというか。
堅いのなんのって。
そして、前線はエジルとミュラーの若手コンビがスペクタル溢れるサッカーをみせてくれる。
そして、中堅どころ、ベテランのバランスも抜群。
嫌味なくらい強い。
面白くなかろうが、カッコよくなかろうが、勝てばいいんだ精神。
“ゲルマン魂”という言葉は、現地(ドイツ)では使わないらしいが、勝利への飢え、負けず嫌いは凄いらしい。
 
今現在、玄人や解説者は皆、優勝候補筆頭にしてますね。
そりゃ、イングランド、アルゼンチンから4点ずつ獲ってるんだから当然だろうけど。
あまりにも結果論過ぎませんか?
私は今更言っても遅いが最初からドイツを推してましたよ。
ドイツはなんだかんだ言って結局強いチーム作り上げて来るんだから。
クローゼなんて、絶対4年に1度、周期を合わしてますよ。
でも、それが凄い。
私は生まれてこのかた、ドイツが惨めなこけかたをしたことを観たことがない。
20年振りの優勝成るか。
 
 
     パラグアイと互角に戦った日本はすごいんだ
 
4試合目はスペイン対パラグアイ。
いい加減疲れてきた……
この試合を観て、私は日本がパラグアイに負けたことを納得させられました。
彼らは強い。
あのスペインと互角にやり合っていたのだから。
前半はむしろパラグアイペースで、もしかしたら大番狂わせも予感させてくれた。
 
でも結局は役者が違った。
というより、世界のサッカーファンたちがスペインを応援していた。
パラグアイ対世界と言ってもいい。
だから、そんな状況でもあわやのシーンを幾度も作ったパラグアイを賞賛したい。
この試合、シャビもイニエスタも結構困ってましたよ。
あのしっつこい絡みつくようなディフェンスに。
 
にしても、日本人はスペインサッカーが好きだ(私もだ)。
そりゃ、憧れますよね、あのワンタッチツータッチのパス回しに。
スペクタクル溢れるサッカーに。
あの真似をするのには、日本は何十年かかるのだろう……
いや、日本は日本らしいサッカーを追求しよう。
まだまだ見えぬが……
 
スペイン優勝の初優勝の鍵は、フェルナンド・トーレスにかかっていると思う。
彼が次の試合(ドイツ戦)で復活するか、もう本調子に戻らないと見限るか。
私は後者の方が良いと思うが、やっぱりエースがあの調子で優勝は苦しい。
2008ユーロも彼の活躍なくして優勝はなかったでしょうから。
にしても、スペインの弱点がエースの彼になってしまうなんて思いもしなかった。
 
 
      寝ずに観戦中の私なり総括。結構言ってることは普通だ
 
ここに来て、やっと今大会の傾向がつかめてきた。
今大会決勝トーナメントに勝ち残っているチームには、共通点がある。
 
    我慢強いこと
    守備が安定していること
    集中力が切れないこと
    世代交代が上手く進んでいること
    若い選手が台頭してきていること
    公式ボール(シャブラニ)をキチンと操れるフリーキッカーがいること
    チームの団結力があること(ここまで来るチームは当たり前だが)
    ベンチの層が厚く、それを適確に使える監督が居ること
 
などなど挙げ始めたらきりがないので、これくらいにしとこう。
まぁ、どちらにせよ、16強に残るチームは強みをいっぱい持っている。
日本はこの中で5つくらいもっているので妥当な結果を残せたのだと思う。
 
 
      どこを応援しても楽しい。私はオレンジ、いや無敵艦隊……
 
ここからは私見丸出しの見解を書こう。
私は、優勝経験のないオランダを応援することにした。
もう、今回のチャンスを逃したら「ない!」と言ってもいいくらいチャンスなのだ。
日程的にもかなりチャンスである。
もうひとつの組、ドイツ対スペインは死闘になるだろうし、準決勝から決勝までの期間がオランダより1日長いのだ。
しかも、準決勝の対戦相手ウルグアイはエースのスアレスが出場停止。
もし、ウルグアイを90分で退けることができたなら、本当に決勝はチャンスなのだ。
できたらスペインとの決勝を見たいが、ドイツも捨てがたい。
そして、VIP席でベッケンバウアーとクライフが観ていたりなんてしたら、テレビカメラもそっちの映像ばっかりになるんでしょうね。
 
オランダが勝っても、スペインが勝っても初優勝。
今大会は初のアフリカ開催。
初ものづくしで終わりというのがいいと、私は勝って思う。
 
後1週間しかない。
終わってほしくないというのも本音だ。
サッカーってやっぱり面白い。
世界No1スポーツってのも納得!
     無念……でも勝負の世界はシビアなものだ
 
日本代表の南アフリカW杯が終止符を告げた。
なんとも、歯痒くそしてもどかしい終わり方だった。
 
直前に、チームが崩壊したチームが1次リーグを突破し、世界のベスト16に。
結果としては、文句のつけようがない。
出場国の実力から考えて、御の字中の御の字である。
まして、日本はレベルの高いE組で勝ち点6をも手にし、2位突破を果たしたのだから。
 
 
     負けたから悔しいんじゃない
 
でもなんだろう、このやりきれない想いは。
「もっとやれたんじゃないか」という想いは贅沢だと思う。
ベスト16という結果は、最高に近い結果だ。
でも、最後の試合で何か煮え切らない想いがつのるのだ。
もちろん、最後の試合ということは“敗北”を意味している(実際は引き分けだが)。
だが、私は“敗北”したから煮え切らないのではないという気がする。
 
自分の感情なのによくわからない、というのも問題だ。
正直言って、120分耐えに耐え抜いて無失点に押さえ込んだ選手たちには、感動さえ感じた。
体格も決して恵まれているとはいえない日本が、120分集中を切らさず守り抜いた。
これは、賞賛に値する。
それでも、やっぱり煮え切らぬ想いはぬぐえない。
 
 
     敗北を予想していた私は非国民なのかな?
 
正直、私は今日の試合、敗戦を予想していた。
非国民だと罵られそうだ(ごめんなさい)。
でも、そのスコアは1−3というものだった。
というより、最後はガチガチの殴り合いで散って欲しかったというのが願望だったのかもしれない。
日本代表は国民が、納得する結果は残した。
だったら、最後は岡田監督が最初に掲げた、そしてオシム氏も掲げたような攻撃的且つポゼッションサッカーをして散って欲しかった。
 
 
     やる前から結果を決め付けるのはナンセンスだ
 
日本代表はもっと上の目標があった。
ベスト4や優勝というのは、言葉にするのは簡単だ。
でも、今大会や他国の戦いぶりを観て、日本にその実力がないのは明らかだった。
それでも、サッカーという競技は実力が反映されないスポーツのひとつだから、何があってもおかしくない。
だから、高い目標を掲げるのは悪くないと思う。
それを、最初から無理だとか無謀だと言う人は、はっきり言ってサッカー通ぶっているだけのようの気もする。
 
 
     一発勝負だからこそ、リスクを背負ってでも勝ちにいってほしかった
 
では、話を元に戻そう。
日本は延長戦のPK戦を経て、ベスト16で散った。
本当にベスト4を目指すのであれば、まずはベスト8も勝ち進まなければならない。
そんな状況の中、ベスト16ですべてを使い果たし、出がらし状態でベスト8の戦いに勝算なんてものはあったのだろうか。
もし、パラグアイに勝っていれば、次はスペインという超一流の強国との対戦だった。
よしんば、今日のPK戦に運よく勝っていたとしても、次の試合はどんな結果が待っていたのだろう。
ほぼ勝つ可能性は0%に近いものではなかったのではないか。
0−3、0−5で済んでいただろうか……
 
ベスト4に目標や照準を合わせるのなら、リスクを冒してでもそういう戦い方をしなければならないのではないだろうか。
同点でいいデンマーク戦に、あれだけ前線からプレッシャーをかけ攻め続けたのに……
 
 
      オシム氏が言っていた日本人らしさとは何か?
 
今日120分間0点で凌いだことは、本当に凄いと思うし、選手たちの大和魂には感嘆させられる。
でも、相手はサッカーを国技としていながらも、超一流の大国ではないパラグアイである。
サッカー途上国の日本人がパラグアイを超一流でないと揶揄するのはおこがましい話である。
でも、ベスト4や世界一をいずれ目指すのであれば、その過程で必ず優勝候補の国と何度か対戦することを避けては通れない。
そんな時、日本人という国民性・民族性をもって、今回のように120分間0点で抑えることを当たり前のようにできるのだろうか。
日本人はイタリア人でもなければ、ドイツ人でもなければ、イギリス人でもない。
彼らのように体格にも恵まれていないし、0点で凌ぎきる文化もないし、引き分けの美学もない。
 
じゃ、日本という国はどのようなサッカーを目指せばいいのだろうか。
日本戦の後、ポルトガル対スペイン戦を観戦した。
彼らも決して体格には恵まれていないが、互いに優勝候補である。
その他にも、決勝トーナメントに勝ち進んだメキシコやウルグアイやパラグアイも決して体格に恵まれているわけではない。
世界一のブラジルだってそうだし、そのライバル・アルゼンチンだって日本人とさして体格さなどない。
 
 
     技術がなければ始まらない
 
今日のスペイン対ポルトガル戦を観て、つくづく思った。
結局のところサッカーは、体格でもなければ、運動量だけでもない。
技術ありきであることを。
 
日本代表は、今大会守備的なサッカーをし、そこからカウンターという作戦に直前になって変えた。
これは、岡田監督の英断でもあるし、選手たちの適応力の高さでもある。
でも、結局のところ、その闘い方では、ベスト4や優勝どころかベスト8にも進めないことが、結局のところわかったわけである。
 
日本サッカーがいきなりスペインの真似事ができるわけではない。
メキシコやアルゼンチンの真似ができるわけでもない。
サッカー列強国とは“歴史”という大きな隔たりがあるのだから。
日本はたかだかプロが発足して15年そこらの国。
時間はかかるだろう。
でも、何年かかろうとも、目指すサッカーはぶれないでいてほしい。
 
今大会は現実を見据えて、実力や技術のなさを認めて現実的な闘い方に徹した。
そして、見事な成績を収めた。
それでも、日本サッカーの未来が明るくなったわけではない、と感じるのは私だけではないはずだ。
私が杞憂するのは、ある程度の成績を残すために、日本が守備偏重のカウンターサッカー国になってしまうことだ。
それでは、世界一という最高の目標は、遠のいてしまうだけなのではないだろうか。
時間がかかっても、お金がかかってでも、日本ポゼッションサッカーや華麗なサッカーを目指していくべきなのではないかと思う。
 
 
     憧れの国ですら優勝経験がないなんて……
 
スペインやメキシコのサッカーには独特なリズムがある。
「ツンッ!トンッ!ツンッ!トンッ!」という小気味のいいリズムのパス回しである。
しかも、そのテンポもパススピードも速い。
でもトラップは足元でビシッと止まるから、独特のリズムが生まれるのだろう。
私のような素人サポーターはそれだけでも見惚れてしまう。
そこには、絶対的な技術があってこそである。
この2つの国でさえ、W杯を優勝した経験がないのだから、目指していいのかどうかはなんとも言えないが。
 
 
     今大会のチームは、将来語り継がれる団結力を持っていた
 
今大会の日本代表のチームワークは秀逸だった。
それは、マスコミでも紹介されているし、映像からも伝わってきた。
あのフランスやイタリアのような優勝候補が内部崩壊して1次リーグで敗退したのだから、日本がその部分でどれだけ秀でていたのかがわかる。
そして、4試合を2失点で切り抜けた守備やその集中力を切らさない姿勢。
メンバーを見ても、前々回大会や前回大会のほうが華があった。
でも結果は、今回がもっとも素晴らしい成績だった。
そのサッカーが日本サッカーの未来につながるかどうかは別にして胸を張って帰って来てほしい。
サッカーファンに限らず、今回の代表の戦いぶりは多くの日本人に勇気を与えたに違いない。
 
今回だけに限って言えば、「おめでとう」そして「ご苦労様」と労いの言葉をかけるのが日本人のつとめだと思う。
 
私が今回物言いをつけたのは、あくまでも将来の日本サッカーを見据えてのこと。
決して、今回の日本代表が体たらくだったとは思っていない。
 
 
本当に選手の皆さん、関係者の方々、お疲れ様でした。
岡田監督、選手、大会が終わるまでゆっくり休養して下さい。
 
そして最後に、日本サッカーの未来に幸あれ!
 
野球で世界一になったんや。
サッカーやからあかんなんてことはないはずや!

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