“SONO アクアプランツ ファーム” 水草情報局

栽培栽400種〜 沖縄の水草ファームから水草情報や育て方等をお届けします。アクアライフのお役に立てば幸いです♪(代表:園原信也)

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『 糸状の葉をもつ、後景草として最適な水草。
  繊細な葉が水流になびく様子は美しく、清涼感がある。
   水草レイアウトの自然感の演出に最適な“使える水草”。』


◎ポイント

 − ヘアーグラスと同じカヤツリグサ科の水草。
 − その草姿からロングヘアーグラス、アンブレラプラントとも
   呼ばれる。
 − 糸状の葉が縦方向に伸び、先端に小穂をつける。
   その小穂が芽生し、子株となる。
 − 株分けと小穂で増やすことができる。
 − 底床肥料と十分な光量及び炭酸ガスの添加が有効。
 − 肥沃な底床と弱酸性の水質を好むため、ソイル底床が最適。
 − 伸びすぎた葉や過密になった葉を適度にトリミングすることが、
   元気に美しく育てるポイント。


イメージ 1
【写真】エレオカリス ビビパラ(水中葉)・・・・
細く伸びる葉と先端につく小穂が特徴の
水草です。水草レイアウトの後景や石組み
水景にも良く合う“使える水草”です。


◎ 水中葉

−特徴(分布・形態・サイズ・色彩等)
  東南アジアの湖沼や河川等に生育するカヤツリグサ科の沈水〜抽水
 植物です。
  糸状の葉(正確には葉ではなく“稈(カン)”という棒状の茎)をもち
 水面に向かってその葉を伸ばします。他の水草にない細く柔軟な葉は、
 ソフトな縦のラインを表現できます。さらに、水流になびく様は美しく、
 清涼感があります。水草レイアウトに役に立つ水草として人気が高い
 水草です。
  同科のヘアーグラスの葉を長くしたような草姿から、“ロングヘアー
 グラス“とも呼ばれます。草丈は環境によりますが、おおむね20〜50cm
 です。
  一番の特徴は、葉の先端付近に小穂をつける点です。その小穂が
 発根して子株となり増殖します。水槽内でも小穂を良く付けます。
 その小穂を切り取って植えることで増やすことができます。なお、先端
 に小穂をつけた草姿が、開いた傘の様に見えることから“アンブレラ
 プラント”とも呼ばれます。
  また、本種はヘアーグラスの様には地下茎を伸ばしません。株自体
 が大きく生長し、株分けで増殖します。


イメージ 4
【写真】エレオカリス ビビパラ(水上葉)・・・・
葉の先端に小穂を付け、
芽生して子株になります。


−育生方法
  育成は比較的容易です。本来繁殖力が旺盛な植物なため、環境が
 適合すれば良く増えます。育成のポイントは、十分な底床肥料と光量、
 そして炭酸ガスの添加にあります。根からの養分吸収に頼る水草の
 ため、肥沃な底床(ソイル底床や底床肥料を混合した砂利等)が必須
 です。明るい環境を好み、暗い環境では衰弱します。また、弱酸性の
 水質を好むため、ソイル底床の使用が最適です。

  ・関連記事 → 『底床:ソイル』 
  ・関連記事 → 『底床肥料』


−管理上の注意点
  葉の先端が水面まで伸びた後には、葉を水面に寝かせるように生長
 します。さらに、葉の先端に小穂を付けるため、伸びた葉が絡み合う様
 になります。こうなると観賞価値が下がるだけでなく、光量不足で草体が
 衰弱してしまいます。また、小穂を付ければ付けるほど、親株は痩せて
 しまいます。
  管理方法として、ハサミを使って伸びた葉を適度にトリミングする事が
 ポイントです。過密に育った場合には、根元からすきバサミを入れ様に
 トリミングします。そして、指やピンセット等を使ってクシの様にとかして
 絡まり合った葉をほぐすと、本来の水流に揺れるような美しさを維持する
 ことができます。



イメージ 2
【写真】エレオカリス ビビパラ(水中葉)・・・・
繊細で柔軟な糸状の葉がレイアウトに
清涼感を与えてくれます。

イメージ 3
【写真】エレオカリス ビビパラ(水中葉)・・・・
伸びすぎて、さらに小穂を付けた葉が
絡みやすいため、適度なトリミング管理が
重要です。


◎ 水上葉

−特徴(分布・形態・サイズ・色彩等)
  本種の水上葉は水中葉とほぼ同じ形態をもちます。
 日当たりが良く、温暖な気候を好みます。暖期には良く育ち、株を
 太らせます。
  繁殖力がとても強く、前述の様に葉の先端に付ける小穂を地面に
 着けて良く増えます。この繫殖形態は、カヤツリグサ科の植物に
 特徴的なもので、日本の水田等に生育するハリイ(カヤツリグサ科)
 にもみられます(下写真参照)。葉が倒れて地面に接すると、小穂が
 発根して子株になるという合理的な繫殖形態です。


イメージ 5
【写真】エレオカリス ビビパラ(水上葉)・・・・
水上葉は水中葉とほとんど同じ形態
もちます。

イメージ 6
【写真】エレオカリス ビビパラ(水上葉)・・・・
温暖で日当たりの良い環境を好み、
夏季には良く繁茂します。


イメージ 7
【写真】ハリイ・・・・日本の水田等に生育する
抽水植物です。水田雑草としてメジャーな
存在です。エレオカリス ビビパラと同様で
葉の先端に小穂を付け、芽生して子株に
なります。ハリイは水中葉を持たないため
アクアリウムではなく、ミニビオトープ
適した水生植物です。



【水草データ】 →(水草データの凡例)

 流通名:エレオカリス ビビパラ/アンブレラプラント/ロングヘアーグラス
 学 名:Eleocharis vivipara
 和 名:−
 科 名:カヤツリグサ
 分 布:東南アジア
 
 底 床:砂利〜ソイル
 光:中(60W/60cm水槽)
 炭酸ガス:必要
 水 質:弱酸性〜中性/中硬水

 難易度:中級
 ポジション:中〜後景
 

【近似種】

【参考文献】

 アクアライフ編集部(編).2013.AQUA PLANTS.
       No.10.月刊アクアライフ増刊.(株)エムピージェー.
・廣田伸七(編).1996.ミニ雑草図鑑.全国農村協会.



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