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Is everything beautiful?

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快進撃を続けるジャズ・ピアニストのロバート・グラスパーが、事もあろうに
帝王、故マイルス・デイビスとの「共作」を発表すると聞いたのが数ヶ月前。

真相は、コロンビア社の倉庫に眠るマイルスのテープからチョイスした音源を
再構築し、豪華ゲストを招いて創り上げた新譜…という事のようです。

実はこのワタシ、帝王愛用のマーチン・コミッティーの復刻品を所有する程の
「マイルス者」でありますゆえ、無視して通り過ぎるワケにも行きませぬ。

そんなワケで、通してアルバムを聴いてみた感想ですが…

参加メンバーにHip-Hop系アーティストが名を連ねており、予想はしてましたが
コレ、90年代頃から散々やり尽くされてきた音で、私的には、目新しさも感動も
何らありませんでした(この系統の音楽、嫌いじゃないんですけどね)。

問題は「マイルス・デイビス」の名を冠する必然性を全く感じない、という事。

まぁ、グラスパーが映画「Miles Ahead」の音楽監督を担当したという流れから
この企画が出来上がったのだろうけど、正直「マイルスは何処におるんじゃ!?」
…というのが、率直な感想でございます。

アルバムのセールス面を考えての戦略もあるのでしょうが、マイルスの遺作である
「Doo-Bop」の様な作品を期待すると、見事な肩透かしを喰らわされます(笑)

ただ、この「Everything’s Beautiful」を聴きながら、思った事が一つ。

Hip-Hop JazzやClub Jazz、Acid Jazzといった、80年代後期〜90年代に発生した
当時の最先端が、今や数ある音楽の選択肢の中の一つに過ぎないという程までに
日常生活に溶け込んでいる様を見るにつけ、「時は流れているのだなぁ…」と、
実感せずにはおられないオッサンなのでありました。

またもや…ではありますが、久し振りの更新です。

本日は、亡き父上の七回忌法要でした。

「光陰矢の如し」とはよく言ったもので、あれから6年も経ったとは。
考えてみりゃ、小学校1年生だった一番下の姪っ子が、今では中学生ですからね。

まぁ、それはともかく。

当時と明らかに違うのが、それぞれの生活拠点が各地に散り散りになった関係で、
参列者が少なくなった事。

それでも、参集した一同で、菩提寺の本堂で御本尊に向かって手を合わせ、皆共に
大きな声で一心に、清々しい気持ちで読経する事が出来ました。

雲一つ無い晴天、お墓参りは汗だくになりながらでしたが、終始穏やかな気持ちで
法要を修める事が出来たと思います。

**********

午後からは、長年愛聴しているFMくらしき『拝、ボーズ!!』の公開収録に参加。
今回のテーマが「仏事知ってるつもり」。

番組に寄せられた仏事に関する質問に、パーソナリティーである真言宗僧侶のお二人、
天野こうゆうさん・桂米裕さんが答えてゆく、という名物コーナー。

奇しくもその中に、法事に関する質問がありました。

「法事は(お寺やホールでの行事を省略して)お墓参りだけにしてもよいのか?」

答えは「お寺やホールの行事が本体で、お墓参りはオマケのようなもの」との事。

法要は、亡くなったご本人は勿論、有縁無縁の精霊・魑魅魍魎共も全て引っくるめて
供養し、善き方へ送り導く…という意味合いを持つ、重要な行事です。

お寺の本堂やホール等で修される作法は、亡くなったご本人を供養するためのもので、
その様な格式の高い場所へ上がる事の出来ない、言わば位の低い霊達を供養するのが、
法事の最後に行うお墓参りの際の作法、との事です。

**********

午前中の、菩提寺での法要。

読経している最中、本堂中央に安置された父上の位牌を何の気なしに観察していると、
黒地に金文字で記された戒名が時折、キラッ、キラッ…と、瞬く様に光っていました。

風も無く、天蓋の装飾が揺れていた訳でもなし。
ましてや、位牌が動いた訳でもなし。

余程注意を払っていないと気付かない、小さな「何か」。

我々凡人からすると、意味など無いように見える、古より伝わる作法・修法の数々は、
きっと、我々からは計り知れない、大きな意味を有しているのだろうと思います。

EVERGREEN

本日の収穫、LPレコード2枚。

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須藤薫さんの「PLANETARIUM」」と「DROPS」。
何れも1983年発売、名作と評判の高い、今風に言えばJ-POPのアルバムです。

中古レコード屋さんでレジに持って行ったら、店員の兄ちゃんがニヤリと笑い、
「その世代ですか。」と、一言。

…そう。その世代です。

大学生の頃、自宅近くのショッピングセンターにある小さなレコード屋さんで、
たまたま流れていた彼女の、艶のある伸びやかな歌声に「一耳惚れ」。

悲しいかな、80年代当時の田舎では情報が入って来ず、近所の店舗を巡っても
ベスト盤を除き、店頭に並ぶ作品は皆無でした。

卒業後、入社2年目の赴任地である埼玉で夜中、何の気なしにテレビを点けると
彼女のライブが放送されていて、慌てて録画した日を懐かしく思い出します。

後に旧譜がCDで発売され、入手出来るものは全て買い集めましたが、念願叶って
今回やっと、欲しかったアナログ盤を手に入れたワケです。

殊に「作詞:田口俊/作曲:杉真理」の作品は、どれも傑作。
50過ぎのオッサンも、あの頃にタイムスリップして、胸がキュンとなります(笑)

残念ながら須藤薫さん、2013年3月、58歳の若さで旅立たれてしまいましたが、
私の心の中では、今も変わらぬアイドルです。

マニア道

3連休、1日出勤して3連休、1日出勤して2連休…という、つまりは暦通りの、
何の変哲も無いGW。

間2日に有給取れば、怒濤の10連休も実現可能であったワケではありますが、
「仕事を溜めたくない」という脳内ブレーカーの作動で、極普通の休日同様、
コレといったイベントの存在しない、平穏な休息日なのでありました。

そんな中、昨日と一昨日、合計2枚のLPレコードを入手。

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左上が一昨日に購入した、1983年発売、Keith Jarrettの『Facing You』。
右下が昨日購入した、1972年発売、Keith Jarrettの『Facing You』。
因みに左下が発売年不明、1990年頃に購入した『Facing You』のCD。

前日に買ったのを忘れて、2日連続で同じモノを買った…ワケではない。

左上が日本製の復刻版、右下がECMの本家本元、西ドイツ製の1stプレス。
尚、CDも西ドイツからの輸入盤。

つまりは、オリジナルと後年の再発盤、そしてCDの聴き比べをせんがために、
ワザワザ同じ作品を買うという、傍目から見れば全く意味不明なマニア道。

そんなワケで、ザックリとした印象ではありますが、以下に記します。

(1)CD
サスガの本家。
古い発売年のCDながら、キリリッと引き締まった音は、国内盤のユルユルとは
一線を画す、ゲルマン魂を感じさせるクオリティー。
但し、長時間聴くには疲れそうな、キンキンとした金属的な響きが耳に付く。

(2)日本盤再発LP
CDと比べ自然な響きで、いつまでも聴いていられる気がする。
一般に「丸みがある」と評される、レコードの音。全く同感。

(3)西ドイツ製オリジナル盤
日本盤に比べて、ピアノの低音がやや弱く感じるという、意外な結果。
ただ、キース特有の繊細なタッチを活かすのが目的のミックスなのだとしたら
それはそれで有りかも、という結論。
いずれにせよ、CDに比べると、レコードの音は「疲れない」。

ところで。

既にご報告の通り、「ハイレゾ」にも足を踏み入れている、このワタシ。
この『Facing You』、ハイレゾ音源も配信されており、そちらも購入済み。
そんなワケで…

(4)ハイレゾ音源(192kHz/24bit)
音の深みと柔らかさ。アナログの音を十分過ぎるまでに再現しています。
でも、一番の利点は、ノイズに悩まされなくて良い、という事か。

…てな事で、『新/旧』『内/外』等々の聴き比べ、気が向けば、これからも
やってみたいと思いますが、己の経済事情も勘案せねばなりませんが(笑)

元・テレビっ子の独白

近頃、腰をジックリ据えて楽しむ事の出来る「お笑い番組」が少なくなった。

所謂「お笑い芸人」の出演するテレビ番組は数多く目にするものの、そのどれもが
「バラエティー」にジャンル分けされるものばかりで、ネタで笑いを取るよりも、
雛壇に十把一絡げで座らされ、そこで如何に目立つかという事に腐心せざるを得ない
出演者には気の毒な状況の番組作りが主流となってしまっているのも一因かと思う。

そんな、何処を見ても同じテイスト、騒がしいプログラムばかりが並ぶ中にあって、
私が最近、唯一と言っていい楽しみにしている番組が、事もあろうにNHK制作の、
「LIFE! 人生に捧げるコント」である。

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今、最も面白いお笑い番組の発信元が、最もお堅いイメージのNHKだというのは、
何とも皮肉な現実であると思う。

コント番組は制作費が高くつく、という現実。
加えて、民放は視聴率、スポンサーの顔色という足枷が大きな障害となると聞く。

でも、「良いモノを作れば視聴者はついてくる」ということも、これまた事実。

「今日はテレビで○○を観たいから、早よ帰ろう!」…と思わせてくれる番組が、
一つでも多く誕生してくれる事を切に願う、元・テレビっ子のオッサンである。

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