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快進撃を続けるジャズ・ピアニストのロバート・グラスパーが、事もあろうに |
濃ゆい趣味
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ディープでコアで他の追随を許さない(ことはないけれど)、?な趣味を紹介します。(多分、音楽が中心になると思いますが)
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本日の収穫、LPレコード2枚。 須藤薫さんの「PLANETARIUM」」と「DROPS」。 何れも1983年発売、名作と評判の高い、今風に言えばJ-POPのアルバムです。 中古レコード屋さんでレジに持って行ったら、店員の兄ちゃんがニヤリと笑い、 「その世代ですか。」と、一言。 …そう。その世代です。 大学生の頃、自宅近くのショッピングセンターにある小さなレコード屋さんで、 たまたま流れていた彼女の、艶のある伸びやかな歌声に「一耳惚れ」。 悲しいかな、80年代当時の田舎では情報が入って来ず、近所の店舗を巡っても ベスト盤を除き、店頭に並ぶ作品は皆無でした。 卒業後、入社2年目の赴任地である埼玉で夜中、何の気なしにテレビを点けると 彼女のライブが放送されていて、慌てて録画した日を懐かしく思い出します。 後に旧譜がCDで発売され、入手出来るものは全て買い集めましたが、念願叶って 今回やっと、欲しかったアナログ盤を手に入れたワケです。 殊に「作詞:田口俊/作曲:杉真理」の作品は、どれも傑作。 50過ぎのオッサンも、あの頃にタイムスリップして、胸がキュンとなります(笑) 残念ながら須藤薫さん、2013年3月、58歳の若さで旅立たれてしまいましたが、
私の心の中では、今も変わらぬアイドルです。 |
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3連休、1日出勤して3連休、1日出勤して2連休…という、つまりは暦通りの、 何の変哲も無いGW。 間2日に有給取れば、怒濤の10連休も実現可能であったワケではありますが、 「仕事を溜めたくない」という脳内ブレーカーの作動で、極普通の休日同様、 コレといったイベントの存在しない、平穏な休息日なのでありました。 そんな中、昨日と一昨日、合計2枚のLPレコードを入手。 左上が一昨日に購入した、1983年発売、Keith Jarrettの『Facing You』。 右下が昨日購入した、1972年発売、Keith Jarrettの『Facing You』。 因みに左下が発売年不明、1990年頃に購入した『Facing You』のCD。 前日に買ったのを忘れて、2日連続で同じモノを買った…ワケではない。 左上が日本製の復刻版、右下がECMの本家本元、西ドイツ製の1stプレス。 尚、CDも西ドイツからの輸入盤。 つまりは、オリジナルと後年の再発盤、そしてCDの聴き比べをせんがために、 ワザワザ同じ作品を買うという、傍目から見れば全く意味不明なマニア道。 そんなワケで、ザックリとした印象ではありますが、以下に記します。 (1)CD サスガの本家。 古い発売年のCDながら、キリリッと引き締まった音は、国内盤のユルユルとは 一線を画す、ゲルマン魂を感じさせるクオリティー。 但し、長時間聴くには疲れそうな、キンキンとした金属的な響きが耳に付く。 (2)日本盤再発LP CDと比べ自然な響きで、いつまでも聴いていられる気がする。 一般に「丸みがある」と評される、レコードの音。全く同感。 (3)西ドイツ製オリジナル盤 日本盤に比べて、ピアノの低音がやや弱く感じるという、意外な結果。 ただ、キース特有の繊細なタッチを活かすのが目的のミックスなのだとしたら それはそれで有りかも、という結論。 いずれにせよ、CDに比べると、レコードの音は「疲れない」。 ところで。 既にご報告の通り、「ハイレゾ」にも足を踏み入れている、このワタシ。 この『Facing You』、ハイレゾ音源も配信されており、そちらも購入済み。 そんなワケで… (4)ハイレゾ音源(192kHz/24bit) 音の深みと柔らかさ。アナログの音を十分過ぎるまでに再現しています。 でも、一番の利点は、ノイズに悩まされなくて良い、という事か。 …てな事で、『新/旧』『内/外』等々の聴き比べ、気が向けば、これからも
やってみたいと思いますが、己の経済事情も勘案せねばなりませんが(笑) |
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近頃、足繁く中古レコード屋に通っては、掘り出し物をアレコレと捜索する、 すっかりアナログづいた毎日を送っているこのオッサン。 かといって、CDを始めとする他の音楽メディアから手を引いたワケではなく、 1ヶ月当たりの音楽ソフトに費やす金額を比較してみた所、最も多い出費は、 ハイレゾ音源のダウンロード購入でした。 ネット販売の性格上、Wi-Fiの状況によってはダウンロード失敗という事態も 稀に発生しますが、その旨をメールで伝えれば、ミスしたファイルについて 再ダウンロードが出来るよう、手配してもらえます。 …但し、やり取りは英語で行う必要がありますが(笑) ハイレゾファイルの値段は、CDなどの『製品』における国内盤・輸入盤の様な 国内・海外サイト間の価格差はそれほどないばかりか、作品によってはむしろ 海外の方が高額なケースもあるため、購入に当たって比較検討は必須。 それでも、私が海外のHDtracksをメインで利用するのは、扱っている作品数が Jazzを始めとして圧倒的に多く、聴きたい作品がより多く見つかるためです。 近頃は帝王・Miles Davisの初期作品を矢継ぎ早にリリース、ファンとしては
嬉しさの反面、カード破産とならぬよう、注意が必要です(笑) |
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きっかけは、数年前。 シェークスピア俳優のケネス・ブラナー主演で、BBCが制作した刑事ドラマが 日本初上陸…というWOWOWの番宣を偶然目にした事でした。 まず、舞台がロンドンでもなければ、NYや東京、パリといった大都市でもなく イースタという、スウェーデンの片田舎の小さな町である点。 更に、主人公が若く爽やかなイケメンでもなければ、不死身の肉体派でもなく 腹が出て、体力も衰えつつある、50がらみの普通の中年男である点。 ハリウッドや日本のTV局制作だと、まず映像化されんよなぁ〜…と思いつつ、 OAを楽しみに録画予約していた所、遠方への出張が入ったため、移動の車中で 放送前に原作本を読んでおこうと購入したのが、運の尽き。 ヘニング・マンケル著/柳沢由実子訳『殺人者の顔』(創元推理文庫)。 推理小説など読んだ事もなかったこのワタシ、「作品に引き込まれるように」 東へ向かう新幹線の中で文庫本一冊を一気読みという、どハマり具合でして、 帰りのお供に次作を買っておかなかった事を激しく後悔した程です。 以来、『刑事ヴァランダー』シリーズと呼ばれる一連の作品群は勿論のこと、 スピンオフの『タンゴ・ステップ』等々、入手出来るマンケル作品(和訳)は 片っ端から買い集め、寝る間も惜しんで読み耽ったものです。 何故、こうもハマったのか理由を考えてみたのですが、先に述べた舞台設定と 魅力的な登場人物は勿論の事、とにかく微に入り細に入った情景・心理描写は 特筆もので、行った事も見た事もないイースタの街角が眼前に広がるような、 リアリティ溢れる描写がなされており、これは訳者である柳沢さんの貢献度も 非常に大きいと思います。 でも驚くべきは、移民受け入れの問題やコンピューター犯罪等、20年も前から 現在の混沌とした世界を予見していた様な、鋭い先見性を持つ作品ばかり。 最新刊は『霜の降りる前に』。 ヴァランダーの一人娘・リンダが主役の作品ですが、上下巻計700頁超という 大作ながら、これまた物語に引き込まれるように、一気読みでした。 ヘニング・マンケルさん、残念ながら昨年、67歳で亡くなられたとの事。 あと数本、未訳の作品があるようなので、出版を待ちたいと思います。
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