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いにしへを仰ぎて今をこひざらめかも

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ワッペン

 それはちょっとこどもっぽい言葉。少年時代は、お菓子のおまけの東京オリンピックのワッペンを集めていたもの。

 それは各国の国旗だったのか。それを服に縫い付けて貰い、ちょっと誇らしげに見えるように歩いたりしていたもの。

 旧VAN JACKET INC.も色々なワッペンをつくっていたもの。それはアイビーリーグ校のものだったり、ブランドの名称だったり色々。

 それはこどもっぽかったり、ちょっと大人のテイストを感じるものなど質は色々。

 画像は1970年代の各ブランドのものを3点。「Kent」は言わずもがななものですが、「Kent」とうブランドにワッペンは似合わず、かなり珍しいものか。

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 「GANT」・「SPALDENG」は、旧VAN JACKET INC.が日本に最初に紹介したもの。

 ちょっと大人びたワッペン三種。「VAN」という言葉には「先駆者」という意味があるそうですが、そういう意味でもまさに先駆者。

 小さなワッペン、それに込められたストーリーとその栄華の残照というものをちょっと感じたりもします。

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一枚のコースター

 いまでも喫茶店やバーなどでは、飲み物の敷物として活躍しているコースター。その素材は、紙・布・コルクなどの木材などが一般的か。それはその店の小さな看板の一つか。
 
 そのコースターを服飾メーカーの販促品として配ったのは、もしかしたら旧VAN JACKET INC.が最初のことか。

 1966年、その時期は前年の「TAKE IVY」も経緯として、菓子メーカーや他の産業の販促品に採用された時と合致。
 
 日本コロムビアの「ソリッドギター」というギター。その値札と取扱説明書とともにてできた、1966年のマークが入った、旧VAN JACKET INC.の丸VANのコースター。
 ギターの「現金正価」という表記も時代がかったところ。
 
 コースターの色パターン、それは遠くからでも人を惹きつける「赤」を基調としたもの。
 
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 ギターの景品かどうだか。戦後から二十年が過ぎた時。新たな戦争後期や戦後世代を魅了した、旧VAN JACKET INC.が一つの時代だった形象のひとつ。
 
 ギターを手にした、その当時の若者の新たな文化への興奮は、後年わたしがギターを買って貰った時の興奮と通じるのか。
 
 単なる紙の古いコースター、それが半世紀を経ようとするいまに存在すること。それは一つの時代を築いた証拠だったように思えます。
 
  
 
 
   
 
   

在りし日

 2枚のステッカーから想起することがら。それは1980年という年辺りのこと。

 靴のリーガルがアメリカでの発祥から100周年を記念するもの。1枚のステッカーがアメリカ国旗を背景としたリーガルを形象するブーツとロゴ。
 もう一枚はそのブーツのなかにリーガルの文字が入った旧ロゴのステッカー。

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 そして次の画像は、その当時辺りか少し前のリーガルのコードバンのプレーン・トゥ。その当時はわたしにとっては高値でゆかりのなかったもの。
 その箱は、靴のカラーに合わせてプリントの色を変えるという芸が細やかだった時代のもの。
 
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 リーガルという靴のことを聞いたのはわたしが高校生だった頃のこと。当時はまだ「VAN REGAL」が売られていた時代。
 
 
 ローファーにあったある種の憧れ。福岡の新天町商店街にリーガルショップが登場したのは、1970年代の後期の頃。
 
 一部のわたしの周りでは「VAN REGAL」のロゴより「REGAL」の方が通だといわれていたことも。大学の入学のお祝いで買って貰ったリーガルのローファー。それを履いていたのは教養部にいた1年間だったのか。
 新学生という時代を共に過ごした、ローファーにあった真新しさという時期は遙か昔のこと。それは一つの時期を象徴する思い出。

 
 福岡市の天神、昔は因幡町といわれていた地域に「イムズ」というビルが建ち、岩田屋からビブレビルと東西を往復して、ブラブラと過ごしていたのもその当時。
 
 レコードを買って、定食やラーメン・焼きそばなどを食べて友人と過ごした日々。まだ街中の喫茶店も多々あり、そこで過ごした長い時間も。

 

 新天町のリーガルショップ、いまその店長さんは当時から続けて働いてある方。リーガルはちょっと違う存在になりましたが、その店長も共に年を経てきたこの三十余年。
 
 高校生がローファーを履くようになったのは、わたしの世代かもう少し後か。青春の陰、そんな言葉も遠い昔となった今があります。
 
 

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ひまわり

 ふとした場所で見付けたひまわり。その黄色の真ん中には沢山の命の種々。

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 その太陽に向かって、大きくそして茎太く育っていく様子は、少年時代の夏を象徴しているよう。

 いまでは難しくなった川遊び。鯰や小魚、フナや鯉を網を持って追い求めていた少年時代。半ズボンにシャツ一枚。草履と帽子で朝から夕刻まで、水縁で過ごした時期から数十年。

 縁があってかどうなのか、その遊んでいた川辺の下流のすぐ横に住むいま。時折り橋の上から眺めると、魚や亀の姿は見えるも、遠ざかった川との共生。

 追いそして求めていたものは何だったのか。

 それはまだ小さなひまわり。30数度のちょっとかげろうが漂うような陽気のなかで光に向かって誇示するような花。

 久しぶりに見入ったひまわり。それには少年時代の一象徴のように、水辺の夏を思い起こさせる力がありました。


  
   
   

鴻臚館跡展示史跡

 福岡の平和台、そのちょっと高みから発掘された、日本で唯一の遺構が残っている「鴻臚館」。

 その発掘物が展示されてある鴻臚館展示館。その発掘物の数々。道具や食器類、建築物の礎石の跡の写真を幾つか。

 それは時代を遡ること千数百年。福岡城の築城、戦時中の陸軍の駐屯と終戦後のアメリカ軍の駐屯。そして、その後の平和台球場の建設を経ても、奇跡的にか残されたその遺構と遺産。

 薄暗い建物のなか、遺構と出土品が壁にあるスポットライトのなかで輝きを見せる構図。以下の画像はその数々。

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 次の画像は割れた食器の捨て場の跡か。その積み重ねられた割れた食器からは、その生活の様子も垣間見えるよう。

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 その展示物には、いにしへびとのおもてなしの心や、かつての貴賓をもてなした幾多の人々の息づかいをも感じるもの。

 それはいつしか人間の記憶のように薄れて朧気になり、そのありかの記憶も語り継がれなくなり、歴史のページのなかの一行として埋もれてしまったもの。

 それは後年の幾多の研究家などの浪漫をかき立て、そして奇跡的に歴史と土の中に埋まっていた遺構と発掘品。

 その姿を現したいまは、遠く奈良や平安、そして遠く大陸の香りが微かにするよう。この展示館の静謐さのなかには、いにしへびとの想いや出来事の数々を偲ばせる、静かな佇まいと気品とがあるようです。


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 江戸時代に福岡藩の学者青柳種信・長野種正・伊藤常足らが鴻臚館の位置を博多部の官内町(現在の福岡市博多区中呉服町付近)だと唱え、この説は大正時代まで広く信じられていた。しかし、九州帝国大学医学部教授の中山平次郎が、万葉集の記述[1]などを検討し福岡城址説を提唱した。当時、福岡城址には帝国陸軍歩兵第24連隊が駐屯していたが、1915年の博多どんたくによる同連隊の開放日に中山は兵営内を踏査し、古代の瓦を表面採集。1926年から1927年の「考古学雑誌」に論文を発表した。さらに、同連隊で兵役についていた鏡山猛が、弾薬庫の歩哨のかたわら古代瓦の破片を採集したことも中山説の傍証となった。この2人はのちの1930年に九州考古学会を立ち上げている。

 戦後の1948年、歩兵第24連隊兵営跡地に国民体育大会に伴う競技場建設が行なわれ、翌1949年には平和台野球場が建設された。この建設工事に際しては、1950年に中山平次郎に師事していた高野孤鹿・大場憲郎が大量の瓦や中国越州窯系青磁を採集し、1951年には瓦や越州窯系青磁と共に鴻臚館遺構の一部と考えられる礎石が出土したが、いずれも正式な発掘調査が行われず、遺構はそのまま破壊されたものと考えられていた。しかし、1957年に改修工事が行われた際に3,000点の陶片が出土、うち一部が中国越州窯系青磁のものと同定される。そして1987年の球場外野席改修工事による発掘調査で、破壊されたとみなされてきた遺構の一部が良好な状態で発見され、残る遺構も同様に残存している可能性が急浮上した。(ウィキペディアから)


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