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ミサイルなどの防衛費が年間5兆円、道路は約6兆円・・天下り関連など
での歳出が12兆円、特会を含めた予算は200兆円超えともいうのを
見るとニッポンは豊かな国のはずだ。
その反面、ワーキングプアに代表される年収200万以下が一千万人を
超え、失業率は約4%以上。
そして年間3万人もの人が自ら命を絶っているという悲惨な現実もある。
交通事故の死者を減らすためにメーカーの安全対策や官民で様々な努力を
しているのに何故、これは放置されるのか。
貧困率、自殺率、失業率共にOECD等先進国中トップランクだという。
その先進国の中で社会保障、福祉、教育、その他のセーティネットなど
の予算はいずれもほぼワーストとなっている。
バブルを期に芽を出した格差は『小泉―竹中』路線で決定づけられ吹き
出したと言えると思う。
労働法に手をつけ『派遣』が認められ、実態は『無給残業』もOKとなって
明らかに雇用者側に有利で労働者に不利どころか非人間的なものとなった。
この『日雇い派遣』まで認めたことは大きく育ち始めた『格差』に大量の
肥料を撒くことになったと言えるだろう。
派遣会社は都会の中心に立派な本社ビルを構え労働者はその日喰いつなぐ・・。
これはかつてのニコヨンと呼ばれた日雇い労務者と手配師の関係とまった
く同様だ。
住むところがないか、山谷などのドヤに住み、朝やって来る手配師の持ち込む
仕事に群がっていく。
手配師は相当な額のピンハネで暴力団の資金源ともいわれたがその構図は
大小の派遣会社とどこか違うだろうか・・?
派遣法は雇用主と労働者の契約関係も信頼関係も破壊した。
かつての手配師達は時に人間的だったとも言うが・・こっちはどうだろうか?
格差はバブルが生み出したものではないかと思っている。
バブルが膨らんでいく時も・・破裂するときも政治は国民生活にとってあまり
にも無策であったと思う。
高度成長期ともいう80年代には輸出関連企業や大手企業が損失をかぶら
ないように金融緩和がされ、結果は過剰な投資と土地の暴騰・・そして
株式などに中小の企業も個人も走り出した。
土地は買えば儲かる、大きな投資をすれば日々働かなくても喰える、金利を
払って借金しても物価と収入が追い越していく・・ような、幻覚に多くの
人々が『目がくらんだ』かのように突っ走りだした・・。
その時、今のこの偽装と居座り総理まで産んだ自民党政権はまったく無策で
警鐘を発するどころかむしろ『煽っていた』と言える。
さらに年金資金や郵貯に手をつけて巨大な利権構造の下、無用の箱物を造り
まくり巨額の国民の資産を浪費しまくった。
当時の円高で危機ともいわれた大手の輸出企業を救う、あるいは守る為だけの
為の政策。
物価も所得も上がる、土地も上がる類を見ないとも言える好景気を『演出』し
国民を踊らせたに過ぎない。
この好景気の陰で増えていく『負債』に目を向けさせないほど・・。
そして、バブル崩壊・・破裂の後は、もうご存じのように失業者、借金で破綻
する者、倒産する中小零細業者などが国中にひしめいていく中で大手銀行のみ
『救済』した。
自殺の急増、破産、破綻・・もすべて『自己責任』とかたづけるのなら政治は
不要だし納税する意味もないし、それこそ政府そのものが不要ともなる。
その政府が銀行、大企業はしっかり守ったと言える。
企業景況が回復すれば次第に裾野(国民)に富が拡がっていくという論法だったが
結果は銀行、企業が回復し潤っていく中で所得は上がらなかった・・。
その銀行は債権処理と帳尻あわせのため大手の案件は『債権放棄』。
その反面中小、零細、個人へはこの国民のほとんどが混乱してローンなどを払いきれ
ない負債は自行内の再建管理部等に帳簿上売却して綺麗にしてしまう。
これはまだましな方で自行内ではなく関連の金融会社、債権回収業者に売却された
案件も膨大な数だったようだ。
こちらは『放棄』されずかなりきつい取り立てだったはずだ・・。
銀行に6兆円はじめ公共事業と大手企業優遇で結果はどうだったろう・・
中小、零細、個人共に豊かになっただろうか。
それどころか今や国民一人600万円という国家の負債を負わされている。
これも『自己責任』なのだろうか・・?
そして1億総中流は・・次第にそして気づかないうちに『総貧困』に向かい筒ある中、
建設関係ではもはや中小零細は『公共事業』にすがりつかなくては立ちいかない程、
体力が弱ったと言えるのではないか・・。
救済しなければ大手銀行のいくつかは破綻したかも知れない・・しかしこれは当然で
もあると思う、銀行といえど民間企業だ・・読み違えれば倒産することもあって然りだ。
むしろそのことでそして企業にも危機感がもっと出来ただろうし、苦しんでいる
国民、庶民も企業も銀行も同じように対処する政治の姿を感じれば、なんとかしよ
うともっと『大きなエネルギー』が発生していただろう。
そして昨年の不況で今また再び同じようなことになりつつある様に感じる。
バブル崩壊後、救済され大成長したとも言える企業は純利益が兆単位ともなり
内部留保もどこかの国家予算を遙かに上回る程になった。
その中で、昨今の派遣村が世に問いかけたような事態をどんどん進行させていく
ような、国民、人間無視の政治が続けられてきている。
資本と雇用側のみを保護し救済する各種の法律とこの政治の姿勢は働く国民、そして
フツーの人を幸せにすることは決してないだろう。
国の最大の資産、財産は一人ひとりの『国民』だと思うしそうでなくてはならない。
企業も国家も国民が構成していて、それがすべての『原動力』だ・・。
国民が安心して普通に働けて社会を構成する、その中にあって企業、資本も社会の
一員として存在すべきものを大きく狂わせた自公政権、そしてコイズミータケナカの
アメリカと外資偏重の政策は最後には国家を崩壊させるだろう。
これほどの貧困、格差を生み続けていく国家・・豊かになれないのは『自己責任』
そして『能力』だとばかりに切り捨てる社会は次第に格差社会から『階層社会』から
『階級社会』そして実質的には『奴隷資本主義』に回帰していく事になる。
『階層・階級社会』が生まれていく課程では『教育』と言う問題がすごく大きな要素
だと思う。
格差、貧困と言っている初代はこれをなんとか乗り切っても『教育』が大きく立ち
はだかってくる。
格差、貧困は少子化を拡大させるのはもちろん、仮に子供を得てもその教育費が
負担できなくなる。
貧困とは平均収入の約半分から指すらしい・・とすると今は全労働者の平均が
約500万程度だから250万という事になる。
教育に金のかかるこの国で年収2〜300万で仮に二人の子供の教育費を払えるのか?
日本では国立大に入っても年額約60万の授業料、私大だったら100万程度か?
更に地方だけでなく自宅から通える学生は少なくアパート代、生活費となったら平均の
500万であっても相当大変なことだ。
そうなってくると代を重ねるごとに・・それは20年ごととかではなく次第に重なっ
てゆくが・・良家、資産家、何らかで利益を得た家庭の子息しか満足、あるいは充分な
教育が出来なくなってくる。
これはまた、さらなに格差を助長する大きな力となっていく事になり、その結果は格差
どころか『階層社会』にまでなっていく危険を限りなくはらんでいる・・。
この教育格差が大きくなれば国家を支えていく新しい人材は資産家、良家の子息などに
限られて来る。
教育を受けられなかった子弟は職も選べず、ただ労働するのみの人間の形をした『労働力』
として扱われるだろう。
本来は有能な能力、才能を発掘、育てて行くには土壌が全国民という限りなく
広くなくてはいけない。
そして広い土壌の中では刺激もあり競争もあり能力が高まっていく。
生まれも父母の収入や地位は関係なく高度な教育を受けられてこその『自己責任』だ。
特定の階層の子弟だけでは学ばなくとも良い仕事があり楽な生活が出来れば次第に
能力は低下するもんだ。
これは政治家の一部がすでに証明しているとも言えるが・・。
国家の将来にとってどちらが国家の発展、そして国民の幸せに貢献するだろうか。
よく自公政権が偽装の為に引き合いに出すヨーロッパ各国・・たとえばフランスは
大学までほとんど無料、他の各国もほぼ同様というほど教育に『予算』を掛けている。
なぜ、調達費、道路にこれだけの巨額の予算を組み銀行、企業のための法律を作り・・
社会保障もだが国の将来にとってもっとも大事な『教育』に大きな予算を組めないのか・・?
さらにこの金の使い方で派遣労働、単純労働をしている人々を『自己責任・能力差』など
と言えるのか・・。
今の派遣システムはトヨタの『カンバン方式』そのものともいえ人間に持ち込んでは
いけないものだと思う。
効率、合理化・・その陰には下請けの負担増など大きな問題をはらんでいる。
そんなものを人間に適用させる政権はまったく非人道的と言えるが、何故か宗教に支えられて
いる公明党も賛同している。
国家の財産は国民だということを考えれば教育と社会保障などが最優先でありフツーに
働いてフツーの人間らしい暮らしが出来ることが基本だろう。
派遣切りではいろいろ言う方も居るが、この方達は『高級車』『豪華マンション』
『贅沢な老後』を求めて派遣で働き失業したのではないという事を良く考えて貰いたい。
フツーに働く事が困難になり、労働に人間らしさを求めることも難しくなり次第に極限に
まで追い込まれたケースも多かろう。
『蟹工船』からの脱出は、泥舟自公政権からの脱出より遙かに困難だと言えないか。
このコイズミータケナカを生み出した自民党と宗教がらみの自公政権では期待も出来ないが
・・万が一政権交代、ある意味、政権交代が革命的な政変となった時に・・少しずつでも
フツーの民主主義で人間が人間らしく暮らせる国家に向かっていけるかも知れない・・。
<長くなった後書き?>
このバブル崩壊時に一人『ハードランディング』を唱えた男が居た。
銀行には公的資金投入せず企業も銀行も共に破綻があっても痛みがなくては再生へ
向かえない・・と説いた。
総理にはなれなかった、その男・・梶山静六。
方や・・改革には『痛みを伴う』と説いていた男が居る・・。
この痛みは資本と企業、銀行には『痛みを伴わない』ように仕組まれていた・・。
総理になったこの男・・コイズミジュンイチロウ。
・・・・・・・・・・・・・
昨年4月の記事を手直ししてみました・・。
長いので短縮と思いつつ・・まだ長い・・!
しかし、考えて見たらアメリカの出発点は『奴隷資本主義』であったかも知れない・・。
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非常に共感できます。読んでいると、社会主義は崩壊してしまったけど、資本主義(階級社会)の悪は脈々と残っているのですね。経団連を初めとする資本家や自公政権のたくらみが、文章から透けて見えるようです。彼らは階級を構成し、ぬくぬくと搾取したいのです。
かって、国公立校の授業料は極めて安かったのに、今では貧乏人は努力しても進学できません。とりわけ教育が階層・階級を構成する重要な要件であることがわかりました。
2009/1/16(金) 午後 4:01
感動します、日本国民は確かに賢く優秀ですね、こんな国民をあざ笑うような官僚や役人の悪知恵が国民を苦しめている事は明白です、彼らを使いきれない国会議員の弱力が日本の針路を見出せないのでは有りませんか。ポチです。
2009/1/16(金) 午後 4:15
空しくなることもありますが、やはりお互いに励ましあって、
少しでも社会を良い方向に向けて行きたいものです。
2009/1/16(金) 午後 6:39
おっと、懸命さと怒りの伝わる文と
読みやすい字の色とに ポチッ!!
2009/1/16(金) 午後 6:48
無学な、親父も一言書かせてもらおうかな。小泉と言う男は、ずるかったね。銀行を助けたのも、金持ちの貯金を守ったのでしょう。経済は竹中平蔵に、任せて、後は財界に有利な、労働法律を作り、結局
労働団体が、弱体化させて、今のリストラにつながったのでは、私が、難や、カンや、言っても
最後には、貴方の思いと同じ。又、政治感覚がまるで無い、今の総理、これで、世襲議員の総理が、4人も続いたらのも、選挙民の責任なのか、自公政権の、責任なのか、もういい加減に、選挙民も懲りたたかな。
2009/1/16(金) 午後 6:59 [ - ]
ポチッとそうですね。
自分以外の国民でも弱者でも他者に対して、やり方やマナーの悪さが後々非難を呼び、自分で自分の首を絞める結果になる事が、どうして気ずかないのでしょうかね。
2009/1/16(金) 午後 8:00
ワンチャン 長い記事読み終わりました。ウーンとうなっています。コイズミ政権の悪政が生み出したこの階級社会と派遣労働者難民はよくわかりました。その付けに右追う左追うのアソウさんですが。
コイズミさんは 2院制を撤退して国会議員の数を500人にすると提案していました。 このままでは参議院はお役御免ですからでしょうが、あの人はもう辞めるのですから・・・少しは反省しているのでしょうか。 ポチ進呈いたします。
2009/1/16(金) 午後 8:44 [ ose*1*08*2 ]
転載させていただきます。
2009/1/16(金) 午後 11:25 [ 琵琶 ]
国を支えているのは,米国でも官僚でも政党でも,ましてや宗教団体でもありません。
自由民主党は,何処を向いて政治を行ってきたのでしょうか。
国を支えている私達は,近いうちに行われるであろう国政選挙にて,はっきりと自分の意思を表示すべきですね。
ポチッ!
2009/1/17(土) 午前 10:31 [ FELT_Boss ]