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☆日本が豪州に逆転負け/F組
オーストラリア3-1日本
ジーコジャパンが最悪のスタートを切った。オーストラリアの猛攻に耐え続けて迎えた前半26分、MF中村俊輔(27=セルティック)が右サイドからゴール中央へ柔らかな浮き球のクロス。相手GKシュワルツァーとFW柳沢、高原が競り合う中、ボールはそのままゴールネットに吸い込まれた。 高さとパワーあふれるオーストラリアの猛攻を、その後もGK川口、DF宮本らを中心に懸命にしのぎ勝ち点3は目の前…と思われた終盤に落とし穴が。後半39分から立て続けに3点を奪われ、勝ち点3どころか黒星という最悪のスタートとなってしまった。 日本代表は18日にクロアチア(ニュルンベルク)、22日に連覇を狙うブラジル(ドルトムント)と戦う。
★闘将キーンが引退を表明
元アイルランド代表主将で、スコットランド・プレミアリーグ覇者のセルティックに所属するMFロイ・キーン(34)が12日、現役引退を表明した。 臀部(でんぶ)のけがに悩んでいたが、同クラブのホームページ上で「医師の助言を聞き、引退以外に結論がなかった」とコメントした。 キーンはアイルランド国代表で66試合に出場。02年W杯日韓大会は開幕直前に監督と衝突し、代表から外された。 イングランド・プレミアリーグ強豪のマンチェスター・ユナイテッドで主将も務めた"闘将"は昨年12月にセルティックに移籍し、日本代表MF中村俊輔らとスコットランド・リーグ制覇に貢献した。
☆オランダ代表チーム内に不穏な空気が?
オランダ代表は11日のセルビア・モンテネグロ戦で1-0と勝利を収めたものの、チーム内にはやや緊張した空気が張り詰めているようだ。というのも、FWのロビン・ファン・ペルシは、この試合で唯一のゴールを決めたアルイェン・ロベンが個人プレーをし過ぎると、非常に不満げな様子を試合後に見せたからだ。 「ロベンは自分のことばかり考えていて、チームのことなどまったく頭にない。彼はそのプレーに関して、彼自身の口からほかのメンバーに説明する必要がある。今後はより個人プレーを控えてくれるよう願っている」
★パウレタ、ポルトガルを勝利に導くゴール
11日に行われたワールドカップ(W杯)・グループDの初戦で、ポルトガルはアンゴラに1-0で勝利を収めた。決勝点を記録したのは、FWパウレタである。 スコラーリ監督率いるポルトガルは、序盤からチャンスをつかむ。開始直後にパウレタにチャンスボールが渡ったが、パウレタのシュートはわずかに枠を外れた。しかし4分、早くもポルトガルが先制する。左サイドのMFフィーゴからの絶妙なラストパスを、パウレタがうまく流し込んだ。 アンゴラが初めてチャンスを迎えたのは、25分。MFマテウスが惜しいミドルシュートを放った。ポルトガルは32分、好調のフィーゴが左サイドからクロスを上げたが、パウレタとFWのクリスティアーノ・ロナウドは押し込むことができなかった。その3分後にはC・ロナウドのヘディングシュートがクロスバーを直撃する。 42分、アンゴラに同点ゴールのチャンスが訪れたが、MFアンドレのシュートはポルトガルGKリカルドのスーパーセーブに阻まれた。逆に前半終了間際には、C・ロナウドのシュートをアンゴラGKリカルドがファインセーブ。 後半に入ると試合はペースダウンし、盛り上がる場面はわずかだった。58分、中盤でフリーとなったパウレタが思い切り良くシュートを放ったが、このシーンではGKリカルドが落ち着いて対応。ポルトガルは61分、MFティアゴがシュートを打ったが、やはりGKリカルドに防がれた。ポルトガルはさらにFWシマゥンが2度のチャンスを迎えたが、追加点を奪うことはできず。 終盤には両チームともチャンスをつかんだが、得点が生まれることはなくそのままタイムアップ。ポルトガルはメキシコと並び、勝ち点3を獲得した。
☆ブラボ2得点 メキシコがイランを沈める
メキシコは11日にワールドカップ・グループリーグ初戦となるイラン戦を行い、FWブラボの2ゴールなどで3-1の勝利を収めた。 ニュルンベルクで行われた試合は、序盤から白熱する展開だった。イランのFWハシェミアンが早速チャンスを迎えたが、先制したのはメキシコだった。28分、CKからFWフランコが頭で落としたボールをブラボが右足で押し込んでゴール。イランもすぐに反撃し、36分、やはりCKのこぼれ球をDFゴルモハマディが決めて同点とした。 後半、メキシコはエースのFWボルヘッティが負傷のため途中交代したが、それでも勢いは衰えず。中盤で激しい争いが繰り広げられたが、メキシコがペースを上げ、イランは徐々に後退を余儀なくされた。 そして76分、GKミルザプールとDFレザエイの致命的なミスを突き、ブラボが勝ち越しゴール。79分にはDFマルケスの右からのクロスを、途中出場のMFジーニャが決めて3-1とした。
★コートジボワール代表のドログバ、チェルシーとの契約を延長へ
コートジボワールのワールドカップ初ゴールを記録したFWドログバは、チェルシーとの契約を延長することになりそうだ。ここ数週間ドログバはミランへ移籍するうわさが流れており、特にFWシェフチェンコのミラン退団が決定してからは、ドログバ自身も移籍に前向きな姿勢を見せていた。シェフチェンコは、来季からチェルシーのユニホームを着てプレーする。 ドログバはチェルシーの首脳陣と交渉を行うために代理人を派遣。うわさによれば、両者の合意は近いようだ。代理人のフレロ氏は、次のように語っている。「われわれはドログバの新たな契約に関して、チェルシーと交渉を行っている。モリーニョ監督が、彼のチェルシー残留を強く願っていることが大きな理由だ」
☆来季のセリエAとセリエBはどうなる?
トリノが来季のセリエA昇格を決め、セリエBのプレーオフは幕を閉じた。この結果、一応は来季のセリエA参加チームが決まったものの、イタリアのサッカー界がぶつかっている"不正疑惑"の件を忘れてはならない。各リーグの参加チームに大きな変化が起こる可能性もある。 セリエBの参加チームに関しては、ジェノアとモンツァによるセリエC1Aのプレーオフ第2戦がまだ残されているが、アウエーのブリアンツァで行われた第1戦に2-0の勝利を収めたジェノアが優位に立っている。
[来季のセリエA]
アスコリ、アタランタ、カリアリ、カターニア、キエーボ、エンポリ、フィオレンティーナ、インテル、ユベントス、ラツィオ、リボルノ、ミラン、パレルモ、パルマ、レッジーナ、ローマ、サンプドリア、シエナ、トリノ、ウディネーゼ
[来季のセリエB]
アルビノレッフェ、アレッツォ、バーリ、ボローニャ、ブレッシア、チェゼーナ、クロトーネ、フロジノーネ、レッチェ、マントーバ、メッシーナ、モデナ、ナポリ、ペスカーラ、ピアチェンツァ、リミニ、スペツィア、トレビーゾ、トリエスティーナ、ベローナ、ビチェンツァ、ジェノア対モンツァのプレーオフ勝者
★色あせたアジアの大砲 37歳ダエイ、衰え隠せず
1-1の後半22分、イランの右クロスが長身FWダエイの頭に合った。しかしジャンプした体は宙に浮かず、しっかりたたけなかったシュートはゴールを外れた。 「アジアの大砲」と呼ばれた男も37歳。8年ぶりに立ったW杯の舞台で、衰えは隠せなかった。前線にパスを送られても鈍い出足でボールに届かず、ポストプレーで返したパスはコースが甘くカットされた。 前半は健闘したイランは、後半31分にレザエイが自陣でボール処理を誤り痛恨の失点。イバンコビッチ監督が「してはいけない失点だった。あれで苦しくなった」と振り返った2点目が入り、形勢は一気にメキシコに傾いた。 国際サッカー連盟(FIFA)によると、ダエイの代表109得点は「世界最多」として今も輝く。ドイツは全盛時に強豪バイエルン・ミュンヘンに渡った思い出の地だ。色あせた「背番号10」に痛々しさすら漂った。
☆攻撃はつらつ、挑戦開始 ロッベン鮮やか決勝点
オランダがはつらつとした攻撃で大観衆を楽しませ、白星で世界一への挑戦をスタートさせた。 試合前、2大会ぶりのW杯出場に興奮するサポーターで埋まった観客席から、オレンジ色の紙吹雪が舞った。その「オレンジ軍団」は前半18分、鮮やかに先制した。 2人の若手FWが絶妙に連係した。ピッチ中央のやや右寄りで後方からのパスを受けたファンペルシーが、勢いよく走りだしたロッベンの前へ浮き球のスルーパスを送る。スピードに乗ってゴールへ突進したロッベンは、1対1となったGKの左を抜くシュートを決めた。 ともに22歳。同じように10代でオランダ1部リーグ屈指の実力を開花させ、イングランド・プレミアリーグの強豪クラブへとステップアップした。往年の名手クライフや、現役時代に3度の欧州年間最優秀選手に輝いたファンバステン現監督ら巨星を輩出してきたオランダの新時代を担う逸材だ。 ロッベンは前半、21分と37分にも惜しいシュートを放ち、ファンペルシーは同31分にダイビングヘッドでシュート。後半37分には鋭く曲がる直接FKでゴールを襲った。 オランダは1980年代生まれで伸び盛りの選手が23人中12人もいる。それぞれが今大会での大ブレークを期しているが、国外へ飛び出してたくましさを増した2人が、まずは力を存分に発揮した。
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